Volume 28(2023)
1. 最近の研究から/FROM LATEST RESEARCH
岡山大学 学術研究院医歯薬学域 Faculty of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sciences, Okayama University
- Abstract
- 味覚は、日々の食事で食物に含まれる化学物質を感知する生理反応である。味覚の生理反応は、食物中の味物質を味覚受容体タンパク質が結合し、生体内にシグナル伝達するところから始まる。一方、これらの仕組みの理解に欠かせない味覚受容体の構造は、近年まで明らかになっていなかった。筆者らは以前、SPring-8を用いて、ヒトの甘味受容体やうま味受容体に該当するメダカT1r2a/T1r3の味物質結合領域の構造を、味覚受容体として初めて明らかにした。さらに最近、メダカの受容体に限らず、我々ヒトも含めた幅広い動物が持つT1r3に、塩化物イオン結合部位が存在することを、SPring-8を用いた実験で見出し、実際に塩化物イオンがT1rを介して味覚で感知されることを解明した。本稿では、我々にとって身近な現象である甘味やうま味の受容について、SPring-8での放射光実験から見えてきたことを報告する。
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo
- Abstract
- 科学技術の発展において「観測」は最も強力な実験手法であり、新しい観測技術が新たなサイエンスの扉を切り拓いてきた。物質科学においては、原子は最小の構成単位であり、物性は原子を構成する電子の空間分布(軌道)状態によって支配されている。従って、「電子軌道の観測」は物性を理解する最も直接的な実験手法と言える。我々は電子軌道の観測手法として、内殻電子と価電子のX線散乱能の違いに着目することで、単結晶X線回折データから物性を担う価電子の情報のみを効率的に抽出できるコア差フーリエ合成(core differential Fourier synthesis; CDFS)法による電子密度解析手法を提案した。特に、SPring-8で得られる高強度・高エネルギーX線を用いることで、サブオングストロームの空間分解能で価電子密度分布を可視化することに成功した。本稿ではCDFS解析によって得られた価電子密度観測に関する最近の成果について紹介する。
京都大学 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS) Institute for Integrated Cell-Material Sciences, Kyoto University
- Abstract
- 活性炭やゼオライト、多孔性配位高分子(PCP)などは、一般に硬く剛直な物質として知られている。しかし、一部のPCPはその格子の可逆的な変形や、構成要素となる有機配位子の振動や回転などを通じて、構造に柔軟性を設計することが可能である。このような構造に柔軟性を持つ“フレキシブルPCP”は、外部環境への応答を示し、様々な動的な現象やプロセスによって多様な機能を発現している。我々は、フレキシブルPCPの応用開拓を目指し、系統的な材料開発及びその機能発現に関する機構解明に従事してきた。フレキシブルPCPの動的なふるまいを視覚化するために、SPring-8の放射光を利用したin situ X線回折測定を用いてゲスト分子の吸着プロセスの観測を行った。本稿では、in situ測定を通じてフレキシブルPCPの動的な挙動の解明に取り組んだ、我々の最近の成果について紹介する。
兵庫県立大学 大学院理学研究科 物質科学専攻 Graduate School of Science, University of Hyogo
- Abstract
- 量子物質での量子臨界点近傍で生じる異常金属状態の特徴的挙動を理解するためには、根底にある電子の電荷ダイナミクスを詳細に調べる必要がある。最近開発された放射光メスバウアー分光法を最適化し、価数揺動量子物質β-YbAlB4の異常金属相でのYbイオンの価数揺動現象の温度と圧力依存性について研究を行ってきた。その結果、フェルミ液体領域でスペクトルに観測される単一吸収ピークが、異常金属相の量子臨界領域に入ると2つのピークに分割することを見出した。この結果は、異常金属相ではYbイオン価数がナノ秒の超低速でゆらいでいることを示している。さらに、このナノ秒と長い時間スケールのゆらぎは、格子振動のソフト化によるポーラロンの形成が原因であることを明らかにした。価数揺動現象の研究により、初めて観測された超低速臨界電子電荷ゆらぎが、量子物質における異常金属状態の特性であることが示唆されている。
[1]マツダ株式会社 技術研究所 Technical Research Center, Mazda Motor Corporation、[2]慶應義塾大学 理工学部 化学科 Department of Chemistry, Faculty of Science and Technology, Keio University、[3]兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所 Advanced Science and Technology for Industry, University of Hyogo
- Abstract
- 地球温暖化抑制の観点から、内燃機関を有する自動車において排ガス浄化用触媒は不可欠な存在であるが、レアメタルの環境リスクを低減する省資源利用との両立を目指すために、活性種として使用する貴金属を最少量で最大限の機能を発現させる必要がある。それを早期実現するには、材料モデルベースリサーチが有効であり、実働に近い条件下での挙動をとらえメカニズム解明することがキーとなる。我々は、準大気圧放射光光電子分光を用い、始動直後の低温過渡域および減速域から再加速域への過渡反応域における触媒反応下での貴金属表面の電子状態変化および反応ガスの挙動の見える化と計算科学的アプローチでNO浄化特性向上指針を示した。
[1]名古屋大学 未来材料・システム研究所 Institute of Materials and Systems for Sustainability, Nagoya University、[2]東京大学 物性研究所 Institute for Solid State Physics, University of Tokyo、[3]日本製鉄株式会社 先端技術研究所 Advanced Technology Research Laboratories, Nippon Steel Corporation、[4](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 分光推進室 Spectroscopy Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
東京大学 定量生命科学研究所 Institute for Quantitative Biosciences, The University of Tokyo
- Abstract
- 一連の長期利用課題は「イオンポンプ蛋白質(P型ATPase)の作動機構を原子構造に基づいて完全に理解すること」を目標とし、すべての可能な中間体の構造決定を進めている。その反応サイクルではATPによるポンプ蛋白質の自己燐酸化が起こるが、その構造変化は大規模且つ複雑すぎて因果関係は良く分からなかった。そこで最重要の中間体(ポンプ蛋白質+ATP+Ca2+の三者複合体)に到達する複数の経路を追及することでその解明を目指した。本課題ではCa2+非存在下(E2)でATPを結合した状態(E2·ATP)のCa2+ポンプの結晶構造解析を行い、「何故ATPによる燐酸化のためにはCa2+の結合が必須なのか」「何故E2状態では無機燐酸による燐酸化が可能であるのに、Ca2+結合状態では不可能なのか」という根本的問題にアプローチした。
九州大学 大学院理学研究院 化学部門 Faculty of Science, Kyushu University
- Abstract
- 日本酒の劣化臭の原因となる硫黄化合物、1,3-ジメチルトリスルファン(DMTS)を選択的に除去するシリカ担持金ナノ粒子吸着剤の調製法として、種々のアミノ酸を配位子とした金錯体を合成し、これを前駆体とした含浸法を用いた。これまで報告してきた金-β-アラニン錯体よりも、空気中での安定性が高く、取り扱いが容易な金―トリプトファン錯体を前駆体とした際の焼成過程において、in situ Au LIII-edge XAFSと質量分析を同時測定し、焼成ガス雰囲気、焼成温度などの調製条件を最適化した。空気下焼成では、金錯体の還元に350°C、また配位子の分解除去に400°C以上を必要としたが、水素/窒素混合ガス下とすると、300°C以下で金錯体の還元、分解が完了した。得られた金粒子径は1.7 nm ± 0.6 nmとなり、粒子径増大の抑制と配位子分解除去の両方が達成されたことで、高いDMTS吸着性能を得ることができた。
[1]東京大学 先端科学技術研究センター Research Center for Advanced Science and Technology, The University of Tokyo、[2](国)理化学研究所 放射光科学研究センター 利用システム開発研究部門 SACLAビームライン基盤グループ ビームライン開発チーム RIKEN SPring-8 Center、[3]東京大学 物性研究所 Institute for Solid State Physics, The University of Tokyo
- Abstract
- ウォルターミラーは、ハイスループットかつ色収差なく軟X線ナノ集光・結像が可能な光学素子である。従来作製困難とされてきたウォルターミラーの製造プロセスを確立し、軟X線ナノ集光・結像システムをSACLA BL1に整備した。集光システムでは330 × 540 nmの領域に集光することで1016 W/cm2を超える軟X線高強度場を生成し、非線形光学現象の観測を可能としている。結像システムではシングルショット撮影による空間分解能500 nmの透過像撮影が可能である。本稿では、集光・結像装置の概要と性能について報告する。
[1]大阪大学 大学院基礎工学研究科 Graduate School of Engineering Science, Osaka University、[2]Academia Sinica, Taiwan、[3]Department of Chemistry, National Taiwan University、[4]Department of Chemistry, Philipps University Marburg, Germany、[5]Institute of Biological Chemistry, Academia Sinica, Taiwan、[6](国)理化学研究所 放射光科学研究センター RIKEN SPring-8 Center、[7]東京大学 大学院農学生命科学研究科 Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo
- Abstract
- フラビン補酵素はさまざまな生体内酸化還元反応において普遍的に用いられている。フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)を有するDNA光回復酵素は、DNA修復反応およびFADの光還元反応に青色光を用いる。後者の反応では、FADへの2回の電子移動反応およびプロトン化が起こることで、DNA修復活性を有する酵素状態が形成される。本研究では、光還元における電子移動反応に続くナノ秒~マイクロ秒におけるFADおよび周辺アミノ酸側鎖の動きを記述するため、SACLAにて時分割シリアルフェムト秒X線結晶構造解析を実施した。その結果、光回復酵素・クリプトクロムスーパーファミリーが持つFAD近傍に存在するAsn側鎖およびArg–Asp塩橋が、FAD還元反応に伴う構造変化およびプロトン化を制御することを見出した。
[1]東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 Department of Applied Chemistry, Graduate School of Engineering, The University of Tokyo、[2]東京工業大学 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 Institute of Innovative Research, Tokyo Institute of Technology
- Abstract
- 我々のグループでは、金属イオン(M)と有機分子(L)の配位結合形成に基づく、配位駆動自己集合によるナノサイズ中空構造のデザインと機能創出を探究してきた。本稿では最近の成果から、(i)我々が開拓してきたMnL2n型球状錯体を用いたタンパク質の1分子閉じ込めへの応用、(ii)ペプチドのフォールディング集合を操ることで実現した種々のトポロジーを示す巨大空孔性構造の創出、および(iii)複数の配位結合協働による新たなナノサイズ空孔構築を取り上げ、未踏構造・機能の創出に向けた進展について紹介する。
[1]北海道大学 大学院工学研究院 機械・宇宙航空工学部門 Division of Mechanical and Aerospace Engineering, Hokkaido University、[2]北海道大学 大学院工学院 機械宇宙工学専攻 Division of Mechanical and Space Engineering, Hokkaido University、[3](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 散乱・イメージング推進室 Scattering and Imaging Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
- Abstract
- 本研究は、高強度金属材料における超高サイクル疲労の支配因子である材料内部に発生する微小き裂の非破壊観察を目的とした。ビームラインBL20XUに設置できるその場疲労試験システムを開発し、2相チタン合金((α+β)型Ti-6Al-4V)、単相チタン合金(β型Ti-22V-4Al)および超高張力鋼(SUS630)を対象として、疲労試験とマルチスケールX線CT(マイクロCTおよびナノCT)による撮像を繰り返した。その結果、3種類の材料すべてに関して、数~数十µmの内部微小き裂を検出し、その発生位置の特定や進展速度の計測に成功した。特にチタン合金では、き裂の発生・進展過程と基地組織との関係を明らかにした。超高張力鋼では、X線透過率の制限によりマイクロCTのみによる観察を行ったが、き裂が材料内部の数µmの非金属介在物から発生し、負荷方向に対して垂直に開口形で進展する様子を明瞭に捉えることができた。
東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 Department of Earth and Planetary Science, Graduate School of Science, The University of Tokyo
- Abstract
- 蛍光X線(XRF)分析やX線吸収微細構造(XAFS)分析をマイクロ/ナノメートルのサイズに集光したX線ビームを用いて行うµ-XRF-XAFS法は、宇宙地球化学試料中の微量元素マッピングや局所化学種分析法として重要な位置を占めている。しかし、依然問題なのが計測目的である極微量元素の微弱XRFに対するそれ以外の元素などからの背景X線(XRFや散乱X線)の妨害である。本課題ではこの解決のため、(i)高エネルギー対応の集光光学系、(ii)これまで硬X線領域でのXRF法や蛍光XAFS法への本格利用がなかった高エネルギー分解能を持つ超伝導転移端検出器(TES)、の2つの革新的技術を用いて、極微量元素の超高感度µ-XRF-XAFS法を実現し、新規性の高い宇宙地球化学研究を推進した。またTESを用いた蛍光分光分析による高エネルギー分解能蛍光検出(HERFD)-XANESなどが今後可能であることも示した。そして、その応用によりリュウグウ試料や隕石試料の分析などの「夢」のある研究と、希土類元素(REE)資源の形成過程や福島第一原発事故で放出された放射性セシウムの環境挙動解明などの資源・環境分野における「役に立つ」研究の両方に貢献する成果を得た。
東北大学 国際放射光イノベーション・スマート研究センター/東北大学 多元物質科学研究所/東京大学 大学院工学系研究科 International Center for Synchrotron Radiation Innovation Smart (SRIS), Tohoku University / Institute of Multidisciplinary Research for Advanced Materials (IMRAM), Tohoku University / School of Engineering, the University of Tokyo
- Abstract
- ミリ秒オーダー時間分解能、10 μmオーダーの空間分解能の時空間領域は、ニーズにマッチしているにもかかわらず、これまで未開拓の領域であった。本稿では、我々が最近開発した放射光マルチビーム光学系による試料回転なしミリ秒時間分解能X線CTの現状について紹介する。SPring-8 BL28B2の偏向電磁石から生じる白色放射光用に開発したπ偏光型マルチビーム光学系により、時間分解能0.5 msの4DX線CTの原理実証に成功した。σ偏光型のマルチビーム光学系についても開発を進めた結果、マイクロ秒オーダーのマルチビームCTやXAFS CTも視野に入ってきた。本稿の技術の応用は多岐にわたり、材料破壊、液体や粘弾性体の挙動、昆虫などの生きた生物(バイオミメティクス)、機械加工、摩耗・摩擦など、学術研究から産業応用まで様々な展開が期待されている。
(株)豊田中央研究所 分析研究領域 Materials Analysis & Evaluation Research-Domain, Toyota Central R&D Labs., Inc.
- Abstract
- 世界的な自動車保有台数の増加と環境保護意識の高まりを受け、地球環境への負荷が低い高効率ガソリンエンジン車の展開が加速している。自動車排ガスに含まれる窒素酸化物などの有害物質は、排ガス浄化用触媒の細孔内部を拡散しながら反応して浄化される。触媒層の深部には有害物質が届きにくいため、触媒の利用効率向上が難しいという問題があった。我々は、触媒層の細孔の繋がり(連通性)に着目し、放射光を用いたX線CT撮影により、触媒層の三次元構造データを取得し、得られた連通孔パラメータから細孔内ガス流れを予測するモデルを構築した。このモデルを用いた解析により、触媒層を有効に利用するためには空隙率(触媒層における細孔の割合)を単純に増大させるのではなく、拡散への寄与の小さい孤立細孔を減らして、代わりに連通孔の数を増やすという細孔制御指針を示し、これにより連通孔を増大させる細孔制御技術の実現に繋げた。
[1](株)日立製作所 研究開発グループ Research and Development Group, Hitachi, Ltd.、[2]九州シンクロトロン光研究センター ビームライングループ Beamline Group, SAGA Light Source
- Abstract
- カーボンニュートラルの実現に向けて、高効率なパワーエレクトロニクス機器の利用拡大がより重要となる。現在、パワーデバイスの材料にはSiが広く使われているが、更なる省エネルギー化に向けてSiCを使ったパワーデバイスの実用化が開始されている。SiCパワーデバイスは、高耐圧・大電流が求められる電力やモビリティ分野での活躍が特に期待されているが、SiCに含まれる結晶欠陥がその普及を妨げている。具体的には、SiC MOSFETでは、デバイスの動作中に積層欠陥が拡張することで、抵抗が増加する信頼性の問題が課題となる。この課題を解決するために、オペランドX線トポグラフィー法を開発し、世界で初めて動作中SiC MOSFETにおける積層欠陥の拡張を直接観察することに成功した。加えて、デバイスの実動作条件下での積層欠陥の拡張機構を解明することで、高信頼なSiC MOSFETの実現に大きく貢献した。
[1]大阪公立大学 大学院工学研究科 Graduate School of Engineering, Osaka Metropolitan University、[2](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 分光推進室 Spectroscopy Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI、[3](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI、[4](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 回折・散乱推進室 Diffraction and Scattering Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI、[5]名古屋大学 未来材料・システム研究所 Institute of Materials and Systems for Sustainability, Nagoya University、[6]広島大学 放射光科学研究センター Hiroshima Synchrotron Radiation Center, Hiroshima University、[7]九州大学 理学研究院 Graduate School of Science, Kyushu University、[8]名古屋工業大学 大学院工学研究科 Graduate School of Engineering, Nagoya Institute of Technology
東京工業大学 地球生命研究所/東京大学 理学系研究科地球惑星科学専攻 Earth-Life Science Institute, Tokyo Institute of Technology / Dept. Earth and Planetary Science, The University of Tokyo
愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター Geodynamics Research Center, Ehime University
2. 研究会等報告/WORKSHOP AND COMMITTEE REPORT
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
[1](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 産業利用・産学連携推進室 Industrial Application and Partnership Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI、[2](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 構造生物学推進室 Structural Biology Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 精密分光推進室 Precision Spectroscopy Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 産業利用・産学連携推進室 Industrial Application and Partnership Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)行事幹事(秋の学校担当)/(国)日本原子力研究開発機構 物質科学研究センター Materials Sciences Research Center, Japan Atomic Energy Agency
[1]SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)/近畿大学 理工学部 理学科 化学コース Department of Science, Faculty of Science and Engineering, Kindai University、[2]大阪大学 大学院基礎工学研究科 Graduate School of Engineering Science, Osaka University、[3](公財)高輝度光科学研究センター XFEL利用研究推進室 XFEL Utilization Division, JASRI、[4](国)物質・材料研究機構 マテリアル基盤研究センター Center for Basic Research on Materials, National Institute for Materials Science、[5]東京大学 大学院工学系研究科 Graduate School of Engineering, University of Tokyo、[6](国)理化学研究所 放射光科学研究センター SPring-8 Center, RIKEN
(国)理化学研究所 放射光科学研究センター 利用システム開発研究部門 Advanced Photon Technology Division, RIKEN SPring-8 Center
(公財)高輝度光科学研究センター XFEL利用研究推進室 XFEL Utilization Division, JASRI
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)行事幹事/近畿大学 理工学部 理学科 化学コース Department of Chemistry, Faculty of Science and Engineering, Kindai University
[1](公財)高輝度光科学研究センター ビームライン技術推進室 Beamline Division, JASRI、[2](公財)高輝度光科学研究センター 情報技術推進室 Information-technology Promotion Division, JASRI、[3](国)理化学研究所 放射光科学研究センター 先端放射光施設開発研究部門 Innovative Synchrotron Radiation Facility Division, RIKEN SPring-8 Center
- Abstract
- ビームラインフロントエンドの準白色X線ビームの光軸を正確に捉えるモニターシステムの実証に成功した。本手法は、単結晶ダイヤモンド薄膜にビームを透過させて生じる散乱X線を、ピンホール光学系を通じて直接検出型CMOS二次元検出器で撮像するものである。得られる画像情報に光子エネルギー弁別を施すことで、アンジュレータ放射の各エネルギー成分の空間分布が可視化できる。この結果は、SPECTRAを用いた理論計算結果とよく一致した。本手法により得られた光軸情報は、従来のX線ビーム位置モニターで問題となっていた偏向電磁石放射の混入の問題を回避できる。この新しいエネルギー分解型ビームモニターは、光源の超安定性を要求する回折限界リングの強力なビーム診断ツールとして期待できる。
3. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS
[1](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 産業利用・産学連携推進室 Industrial Application and Partnership Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI、[2](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 分光推進室 Spectroscopy Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 分光推進室 Spectroscopy Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
[1](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 回折・散乱推進室 Diffraction and Scattering Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI、[2](公財)高輝度光科学研究センター ビームライン技術推進室 Beamline Division, JASRI、[3]島根大学 材料エネルギー学部 Faculty of Materials for Energy, Shimane University
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 回折・散乱推進室 Diffraction and Scattering Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 散乱・イメージング推進室 Scattering and Imaging Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
(公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 散乱・イメージング推進室 Scattering and Imaging Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI
SPring-8利用研究課題審査委員会 委員長/関西学院大学 工学部 School of Engineering, Kwansei Gakuin University
[1]SPring-8利用研究課題審査委員会 小角・広角散乱分科会主査/京都大学 化学研究所 Institute for Chemical Research, Kyoto University、[2]SPring-8利用研究課題審査委員会 X線回折(単結晶)分科会主査/筑波大学 数理物質系 Faculty of Pure and Applied Sciences, University of Tsukuba、[3]SPring-8利用研究課題審査委員会 X線回折(粉末)分科会主査/東京工業大学 理学院 School of Science, Tokyo Institute of Technology、[4]SPring-8利用研究課題審査委員会 X線回折(汎用・構造評価)分科会主査/千葉大学 大学院工学研究院 Graduate School of Engineering, Chiba University、[5]SPring-8利用研究課題審査委員会 X線回折(高圧)分科会主査/東京大学 物性研究所 The Institute for Solid State Physics, The University of Tokyo、[6]SPring-8利用研究課題審査委員会 汎用XAFS・汎用MCD分科会主査/慶應義塾大学 理工学部 Faculty of Science and Technology, Keio University、[7]SPring-8利用研究課題審査委員会 先端X線分光分科会主査/東北大学 多元物質科学研究所 Institute of Multidisciplinary Research for Advanced Materials, Tohoku University、[8]SPring-8利用研究課題審査委員会 光電子分光分科会主査/東京理科大学 先進工学部 Faculty of Advanced Engineering, Tokyo University of Science、[9]SPring-8利用研究課題審査委員会 赤外分光分科会主査/東北大学 金属材料研究所 Institute for Materials Research, Tohoku University、[10]SPring-8利用研究課題審査委員会 イメージング分科会主査/北海道大学 大学院工学研究院 機械・宇宙航空工学部門 Division of Mechanical and Aerospace Engineering, Graduate School of Engineering, Hokkaido University、[11]SPring-8利用研究課題審査委員会 非弾性散乱分科会主査/名古屋工業大学 大学院工学研究科 Graduate School of Engineering, Nagoya Institute of Technology、[12]SPring-8利用研究課題審査委員会 構造生物学分科会主査/岡山大学 学術研究院医歯薬学域 Faculty of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sciences, Okayama University、[13]SPring-8利用研究課題審査委員会 産業利用分科会主査/(公財)佐賀県産業振興機構 九州シンクロトロン光研究センター SAGA Light Source, Saga Industrial Promotion Organization、[14]SPring-8利用研究課題審査委員会 人文・社会科学分科会主査/山陽学園大学/林原美術館 Sanyo Gakuen University / Hayashibara Museum of Art、[15]SPring-8利用研究課題審査委員会 長期利用分科会主査/東京大学 大学院新領域創成科学研究科 Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo
4. 談話室・ユーザー便り/USER LOUNGE・LETTERS FROM USERS
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)会長/筑波大学 数理物質系物理学域 エネルギー物質科学研究センター Faculty of Pure and Applied Sciences, University of Tsukuba
SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)会長/筑波大学 数理物質系物理学域 エネルギー物質科学研究センター Faculty of Pure and Applied Sciences, University of Tsukuba
[1](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 回折・散乱推進室 Diffraction and Scattering Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI、[2](公財)高輝度光科学研究センター 放射光利用研究基盤センター 産業利用・産学連携推進室 Industrial Application and Partnership Division, Center for Synchrotron Radiation Research, JASRI