Volume 01 ,No.1 Pages 96 - 97
4. SPring-8/SACLA/NanoTerasu通信/SPring-8/SACLA/NanoTerasu COMMUNICATIONS
2024B期におけるSPring-8/SACLAユーザー要望等について
SPring-8/SACLA User Requests in 2024B
SPring-8およびSACLAでは、各ビームタイム終了後に実験グループごとに「ビームタイム終了届」を提出いただいております。ビームタイム終了届には、次回の利用者へのアドバイスや施設に対する要望、提案等を記入いただいております。
2024B期における要望等の状況は下記のとおりです。これら要望等と、それに対する施設側の回答(内容により、必ずしも全てではありません)につきましては、User Informationで公開されています。
1.2024B期 要望等全体概要
2.2024B期 要望等の内容(一部抜粋)
(1)技術的要望等
○ソフトについて:便利になっていてよかった。
いくつか機能上と操作上で気になった点を以下に列挙します。
①各scan ごとのスペクトルを保存できるようにしてほしい。
②測定中にscan数を変更できるようにしてほしい。
③screenやMCPの電圧は、「通常の測定モード」では、変更できないようにした方が事故が減ると思います。
④ポジションセット(測定位置)もシーケンスと同じように編集できるようになると、操作しやすいと思います。
⑤シーケンスは、現在1行ごとのコピーしかできません。数行をまとめてコピーできると便利になると思います。
【物質科学・材料科学/光電子分光】
○ Gd K端XAFS測定において、EXAFS領域のSN比が十分でなかったのは残念でした。試料の素性の問題もあると思いますが、光学系についても、なるべく早く本来の状態に戻ることを期待しております。
【物質科学・材料科学/有償利用】
○試料を表示している画面において、スケール線(たとえば、1 mmがどのくらいか)が表示されていると、試料位置合わせ時の移動量が見積れて便利になると思います。HAXPES測定制御ソフトウエアが改良(測定中に積算scan数が変更可能になっていた)されていてよかった。
【物質科学・材料科学/光電子分光】
(2)施設その他要望等
○BL20XUハッチ周辺のWi-Fi (guest) とdocomo、auのネットワークのつながりが非常に悪いです。Wi-Fiもすぐに切れるため、仕事に支障がでています。改善を希望します。
○自転車の数を増やして頂けると有難いです。大人数のグループ全員で自転車を使用されると他の者が使用できなくなってしまう。よって、大人数の場合は、人数制限をし、そのグループの中でシェアをしながら自転車を使用するようなシステムを構築して頂きたい。









