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Volume 25, No.4 Page 299

3. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS

SPring-8セベラルバンチ運転モード「Hモード」について
The Structure of the Several Bunch Mode “H”

(公財)高輝度光科学研究センター 利用推進部 User Administration Division, JASRI

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SPring-8

 

 2016年2月号に掲載の記事の通り、2016A期より、SPring-8のセベラルバンチ運転モードの1つであるHモードの構造を新Hモードへ変更しましたが、加速器運転の都合により2017B期からは旧Hモードでの運転が続いておりました。2021A期からは再び新Hモードでの運転を再開いたします。

 

モード名 Bunch Mode Bunch Interval Total Current Single Bunch
Current
Beam Injection
Interval
旧Hモード 11/29−filling
+1 bunch
1486 nsec 100 mA 5 mA~ 40 seconds
新Hモード 406 × 11/29−bunches
+1 bunch
11.8 nsec,
1486 nsec
100 mA 0.6 mA,
5 mA~
30 seconds

 

 今回の変更によって、大電流シングルバンチを必要とするユーザーと203バンチ運転(パルス間隔23.6 nsec)よりパルス間隔が短い11.8 nsecのパルス間隔を必要とするユーザーの実験が同時に実施できることになります。これにより、より多様なユーザーに対応した運転を実現するとともに、利用日設定の自由度が増すというメリットがあります。

 

 詳細は下記URL(SPring-8セベラルバンチ運転モード対応表)をご覧ください。
 http://www.spring8.or.jp/ja/users/operation_status/schedule/bunch_mode

 

以 上

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794