Volume 25, No.2 Page 171
4. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS
2019B期において実施されたSACLA利用研究課題(共用課題)について
The SACLA Public Proposals and User Statistics in 2019B Research Term
2012年3月より供用運転が開始されたSACLAでは、第16回目の利用期である2019B期の利用研究課題(共用課題)が、2019年10月4日から2020年3月1日にかけて実施されました。この期間において、ビームラインBL1、BL2またはBL3にて計56の利用研究課題が実施され、ビームタイムは計265.75シフト(1シフト=12時間)が利用されました。
実施課題は、一般課題(成果非専有利用)として、それぞれ表1のとおり国内外機関所属の実験責任者により実施されました。成果専有利用制度である一般課題(成果専有利用)及び時期指定課題(成果専有利用のみ)の利用はありませんでした。
表1 2019B期SACLA利用研究実施課題 |
課 題 種 | 産業界 | 大学等 教育機関 |
国公立試験 |
海外機関 | 合 計 | ||||||
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
||
一般課題 | (成果非専有利用) | 2 | 6 | 20 | 95 | 8 | 40 | 26 | 124.75 | 56 | 265.75 |
(成果専有利用) | |||||||||||
時期指定課題(成果専有利用) | |||||||||||
合 計 | 2 | 6 | 20 | 95 | 8 | 40 | 26 | 124.75 | 56 | 265.75 |
〇実施課題を実験責任者の所属(産学官 海外)で区分。
〇延べ来所者数は計650人。
なお、これらのほか、同ビームラインにおいてJASRIスタッフによるインハウス課題が計4課題実施され、ビームタイムは計21シフトが利用されました。
実施課題の課題名は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> SACLA利用案内 > 採択課題/実施課題 > 実施課題一覧 > 2019B
http://sacla.xfel.jp/wp-content/uploads/sacla_performed_proposal_2019b_j.pdf
※2019B期の実施課題は、2020年5月14日に公開。
また、利用課題実験報告書(Experiment Summary Report:成果非専有利用のみ)は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> 成果等検索 > 利用課題実験報告書検索
https://user.spring8.or.jp/uisearch/expreport/ja
※2019B期の報告書は、2020年5月14日に公開。
成果は、課題実施期終了後3年以内に、査読付き原著論文等で公開されます。
公益財団法人
高輝度光科学研究センター 利用推進部
TEL:0791-58-0961
e-mail : sacla.jasri@spring8.or.jp