Volume 21, No.1 Page 38
4. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS
SPring-8セベラルバンチ運転モード「Hモード」の構造の一部変更について
The Structure Modification of the Several Bunch Mode “H”
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2016A期(2016年4月~)より、SPring-8ビームラインにおいて時間分解実験等を行うシングルバンチユーザーのために提供しているセベラルバンチ運転モードの一つであるHモード(11/29−filling + 1 bunch)のうち「11/29」の部分に関し、これまでの連続バンチから6バケット間隔の構造に変更します。
具体的には、Hモードの「11/29」の部分(924バンチ × 0.1 mA)の構造が、これまでの連続から406 × 11/29(154バンチ × 0.6 mA、11.8 nsec(6バケット)間隔の406バンチライクな構造)に変更となります。
モード名 | Bunch Mode | Bunch Interval | Total Current | Single Bunch Current | Beam Injection Interval |
Hモード | 11/29−filling + 1 bunch |
1486 nsec | 100 mA | 5 mA~ | 40 seconds |
↓ | |||||
Hモード | 406 × 11/29−bunches + 1 bunch |
11.8 nsec, 1486 nsec |
100 mA | 0.6 mA, 5 mA~ |
40 seconds |
変更によるメリットとしては、共用BL09XUの核共鳴実験ユーザーでAモードを選択されているユーザーの一部が、運転モードの第2希望でHモードを選択することができるようになります。これにより、バンチモード割り振り(利用日設定)の自由度が増すことになります。当該変更によるデメリットは、今のところ特に見当たりません。
詳細は下記URL(SPring-8セベラルバンチ運転モード対応表)をご覧ください。
http://www.spring8.or.jp/ja/users/operation_status/schedule/bunch_mode
以 上