Volume 20, No.4 Page 396
3. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS
2015A期において実施されたSACLA利用研究課題(共用課題)について
The SACLA Public Proposals and User Statistics in 2015A Research Term
2012年3月より供用運転が開始されたSACLAでは、第7回目の利用期である2015A期の利用研究課題(共用課題)が、2015年3月11日から7月25日にかけて実施されました。この期間において、ビームラインBL2またはBL3にて計33の利用研究課題が実施され、ビームタイムは計144シフト(1シフト=12時間)が利用されました。
実施課題は、一般課題と重点戦略課題の2種類(いずれも成果非専有課題のみ)あり、それぞれ表1のとおり国内外機関所属の実験責任者により実施されました。
表1 2015A期SACLA利用研究実施課題 |
課題種 | 産業界 | 大学等 教育機関 |
国公立 試験研究機関等 |
海外機関 | 合 計 | |||||
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
|
一般課題 | 2 | 10 | 5 | 22 | 3 | 10 | 10 | 42 | ||
重点戦略 課題 |
10 | 44 | 6 | 26 | 7 | 32 | 23 | 102 | ||
合 計 | 0 | 0 | 12 | 54 | 11 | 48 | 10 | 42 | 33 | 144 |
○実施課題を実験責任者の所属(産学官 海外)で区分。
○延べ来所者数は計527人。
また、これらのほか、同ビームラインにおいてJASRIスタッフによるインハウス課題が計4課題実施され、ビームタイムは計12シフトが利用されました。
実施課題の課題名は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> SACLA利用案内 > 採択課題/実施課題 > 実施課題一覧 > 2015A
http://sacla.xfel.jp/wp-content/uploads/sacla_performed_proposal_2015a_j.pdf
また、利用課題実験報告書(Experiment Summary Report)は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> 成果等検索 > 利用課題実験報告書検索
https://user.spring8.or.jp/uisearch/expreport/ja
※2015A期の報告書は、2015年10月7日に公開。
成果は、課題実施期終了後3年以内に、査読付き原著論文等で公開されます。
公益財団法人
高輝度光科学研究センター 利用推進部
TEL:0791-58-0961
e-mail : sacla.jasri@spring8.or.jp