Volume 20, No.2 Page 198
3. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS
2014B期において実施されたSACLA利用研究課題(共用課題)について
The SACLA Public Proposals and User Statistics in 2014B Research Term
2012年3月より供用運転が開始されたSACLAでは、第6回目の利用期である2014B期の利用研究課題(共用課題)が、2014年10月15日から2015年3月6日にかけて実施されました。この期間において、ビームラインBL3にて計29の利用研究課題が実施され、ビームタイムは計140シフト(1シフト=12時間)が利用されました。
実施課題は、一般課題と重点戦略課題の2種類(いずれも成果非専有課題のみ)あり、それぞれ表1のとおり国内外・産学官に所属するユーザーにより実施されました。
表1 2014B期SACLA利用研究実施課題 |
課題種 | 産業界 | 大学等 教育機関 |
国公立 試験研究機関等 |
海外機関 | 合 計 | |||||
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
|
一般課題 | 1 | 2 | 2 | 9 | 7 | 31 | 2 | 11 | 12 | 53 |
重点戦略 課題 |
9 | 45 | 5 | 27 | 3 | 15 | 17 | 87 | ||
合 計 | 1 | 2 | 11 | 54 | 12 | 58 | 5 | 26 | 29 | 140 |
*実施課題を実験責任者の所属(産学官 海外)で区分。
*延べ来所者数は計430人。
また、これらのほか、同ビームラインにおいてJASRIスタッフによるインハウス課題が計4課題実施され、ビームタイムは計9シフトが利用されました。
実施課題の課題名は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> SACLA利用案内 > 採択課題/実施課題 > 実施課題一覧 > 2014B
http://sacla.xfel.jp/wp-content/uploads/sacla_performed_proposal_2014b_j.pdf
また、利用課題実験報告書(Experiment Summary Report)は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> 成果等検索 > 利用課題実験報告書検索
https://user.spring8.or.jp/uisearch/expreport/ja
※2014B期の報告書は、2015年5月19日に公開。
成果は、課題実施期終了後3年以内に、査読付き原著論文等で公開されます。
公益財団法人
高輝度光科学研究センター 利用推進部
TEL:0791-58-0961
e-mail : sacla.jasri@spring8.or.jp