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Volume 20, No.2 Pages 205 - 206

3. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS

SPring-8運転・利用状況
SPring-8 Operational Status

(公財)高輝度光科学研究センター 研究調整部 Research Coordination Division, JASRI

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SPring-8

 

◎平成26年12月~平成27年2月の運転・利用実績
 SPring-8は12月2日から12月19日までセベラルバンチ運転で第7サイクルの運転を行い、1月13日から2月17日までセベラルバンチ運転で第8サイクルの運転を実施した。第8サイクルでは軌道変動によるアボート等による停止があったが、全体としては順調な運転であった。総放射光利用運転時間(ユーザータイム)内での故障等による停止時間(down time)は、第7サイクルは0%、第8サイクルは約0.7%であった。
 放射光利用実績については、実施された共同利用研究の実験数は、第7サイクルは合計197件、利用研究者は974名で、専用施設利用研究の実験数は合計129件、利用研究者は555名であった。第8サイクルは合計408件、利用研究者は1,852名で、専用施設利用研究の実験数は合計287件、利用研究者は1,108名であった。

 

 

1. 装置運転関係

(1)運転期間
第7サイクル(12/2(火)~12/19(金))
第8サイクル(1/13(火)~2/17(火))
(2)運転時間の内訳
第7サイクル
運転時間総計 約408時間
①装置の調整およびマシンスタディ等 約48時間
②放射光利用運転時間 約359時間
③故障等によるdown time 0時間
総放射光利用運転時間(ユーザータイム = ② + ③)に対するdown timeの割合 0.0%
第8サイクル
運転時間総計 約838時間
①装置の調整およびマシンスタディ等 約119時間
②放射光利用運転時間 約714時間
③故障等によるdown time 約5時間
総放射光利用運転時間(ユーザータイム = ② + ③)に対するdown timeの割合 約0.7%
(3)運転スペック等
第7サイクル(セベラルバンチ運転)
・11/29-filling + 1 bunch
・203 bunches
第8サイクル(セベラルバンチ運転)
・1/14-filling + 12 bunches
・203 bunches
・203 bunches
・11/29-filling + 1 bunch
・入射は電流値優先モード(2~3分毎(マルチバンチ時)もしくは20~40秒毎(セベラルバンチ時))のTop-Upモードで実施。
・蓄積電流 8 GeV、~100 mA
(4)主なdown timeの原因
・軌道変動によるアボート

 

2. 利用関係

(1)放射光利用実験期間
第7サイクル(12/3(水)~12/18(木))
第8サイクル(1/15(木)~2/16(月))
(2)ビームライン利用状況
稼働ビームライン
共用ビームライン 26本
専用ビームライン 19本
理研ビームライン 9本
加速器診断ビームライン 2本
第7サイクル
共同利用研究実験数 197件
共同利用研究者数 974名
専用施設利用研究実験数 129件
専用施設利用研究者数 555名
第8サイクル
共同利用研究実験数 408件
共同利用研究者数 1,852名
専用施設利用研究実験数 287件
専用施設利用研究者数 1,108名

 

 

◎平成27年2月~3月の運転・利用実績
 SPring-8は2月18日から3月31日まで年度末点検調整期間とし、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、電気・冷却設備等の機器の点検作業を行った。


◎平成27年4月の運転・利用実績
 SPring-8は4月2日から4月24日までセベラルバンチ運転で第1サイクルの運転を実施している。
 第1サイクルの運転・利用実績については次号にて掲載する。


◎今後の予定
 SPring-8は4月25日から5月5日まで春の点検調整期間とし、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、電気・冷却設備等の機器の点検作業を行う予定である。

 

 

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[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794