Volume 19, No.2 Page 195
5. SPring-8通信/SPring-8 COMMUNICATIONS
SPring-8運転・利用状況
SPring-8 Operational Status
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◎平成25年12月の運転・利用実績
SPring-8は12月2日から12月21日までセベラルバンチ運転で第7サイクルの運転を実施した。第7サイクルでは安全インターロックの動作によるアボート等による停止があったが、全体としては順調な運転であった。総放射光利用運転時間(ユーザータイム)内での故障等による停止時間(down time)は、約0.5%であった。
放射光利用実績(いずれも暫定値)については、実施された共同利用研究の実験数は、合計219件、利用研究者は1,031名で、専用施設利用研究の実験数は合計242件、利用研究者は732名であった。
1. 装置運転関係
(1)運転期間 | |
第7サイクル(12/2(月)~12/21(土)) | |
(2)運転時間の内訳 | |
第7サイクル | |
運転時間総計 | 約456時間 |
①装置の調整およびマシンスタディ等 | 約48時間 |
②放射光利用運転時間 | 約405時間 |
③故障等によるdown time | 約2時間 |
総放射光利用運転時間(ユーザータイム= ② + ③)に対するdown timeの割合 | 約0.5% |
(3)運転スペック等 | |
第7サイクル(セベラルバンチ運転) | |
・11/29-filling + 1 bunch | |
・203 bunches | |
・入射は電流値優先モード(2~3分毎(マルチバンチ時)もしくは20~40秒毎(セベラルバンチ時))のTop-Upモードで実施。 |
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・蓄積電流 8 GeV、~100 mA | |
(4)主なdown timeの原因 | |
・安全インターロックの動作によるアボート |
2. 利用関係
(1)放射光利用実験期間 | |
第7サイクル(12/3(火)~12/20(金)) | |
(2)ビームライン利用状況 | |
稼働ビームライン | |
共用ビームライン | 26本 |
専用ビームライン | 19本 |
理研ビームライン | 9本 |
加速器診断ビームライン | 2本 |
第7サイクル(暫定値) | |
共同利用研究実験数 | 219件 |
共同利用研究者数 | 1,031名 |
専用施設利用研究実験数 | 242件 |
専用施設利用研究者数 | 732名 |
◎平成25年12月~平成26年3月の運転・利用実績
SPring-8は12月22日から平成26年3月31日まで冬期点検調整期間とし、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、電気・冷却設備等の機器の点検作業を行った。
また、蓄積リング棟熱源機器の老朽化に伴い、電力需要の抑制や省エネルギー化を目的とし、熱源機器更新(機械・電気)設備工事を実施している。
◎今後の予定
SPring-8は4月1日から4月25日までセベラルバンチ運転で第1サイクルの運転を行い、5月7日から6月6日までセベラルバンチ運転で第2サイクルの運転を実施する。第1~2サイクルの運転・利用実績については次号にて掲載する。