Volume 19, No.2 Page 112
3. SACLA通信/SACLA COMMUNICATIONS
2013B期において実施されたSACLA利用研究課題(共用課題)について
The SACLA Public Proposals and User Statistics in 2013B Research Term
2012年3月より供用運転が開始されたSACLAでは、第4回目の利用期である2013B期の利用研究課題(共用課題)が、2013年9月23日から翌2014年3月1日にかけて実施されました。この期間において、ビームラインBL3にて計30の利用研究課題が実施され、ビームタイムは計139シフト(1シフト=12時間)が利用されました。
実施課題は、一般課題と重点戦略課題の2種類(いずれも成果非専有課題のみ)あり、それぞれ表1のとおり国内外・産学官に所属するユーザーにより実施されました。
表1 2013B期SACLA利用研究実施課題 |
課題種 | 産業界 | 大学等 教育機関 |
国公立試験 研究機関等 |
海外機関 | 合 計 | |||||
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
実 施 課題数 |
実 施 シフト数 |
|
一般課題 | 1 | 2 | 3 | 12 | 4 | 20 | 3 | 16 | 11 | 50 |
重点戦略 課題 |
9 | 42 | 6 | 35 | 4 | 12 | 19 | 89 | ||
合 計 | 1 | 2 | 12 | 54 | 10 | 55 | 7 | 28 | 30 | 139 |
*実施課題を実験責任者の所属(産学官 海外)で区分。 *延べ来所者数は計410人。 |
また、これらのほか、同ビームラインにおいてJASRIスタッフによるインハウス課題が計4課題実施され、ビームタイムは計14シフトが利用されました。
実施課題の課題名は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> SACLA利用案内 > 採択課題/実施課題 > 実施課題一覧 > 2013B
http://sacla.xfel.jp/wp-content/uploads/sacla_performed_proposal_2013b_j.pdf
また、利用課題実験報告書(Experiment Summary Report)は、以下のWebサイトに掲載しています。
◆SACLA User Information
> 成果等検索 > 利用課題実験報告書検索
https://user.spring8.or.jp/uisearch/expreport/ja
※2013B期の報告書は、2014年5月14日に公開予定です。
成果は、課題実施期終了後3年以内に、査読付き原著論文等で公開されます。
公益財団法人 高輝度光科学研究センター 利用推進部
(2014年4月1日付で旧 利用業務部より名称等変更)
TEL:0791-58-0961
e-mail : sacla.jasri@spring8.or.jp