Volume 12, No.4 Pages 302 - 303
1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8
SPring-8運転・利用状況
SPring-8 Operational Status
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◎平成19年4~5月の運転実績
SPring-8は4月20日から5月10日までマシンの中間点検期間として、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、電気・冷却設備等の機器の点検作業等を実施し予定通り終了した。
1.SPring-8の中間点検期間中の主な作業
(1)入射系関係
①モジュレーター点検作業
②電磁石電源改造
(2)蓄積リング関係
①長直線部改造作業
②HLS水レベル計改修
③加速器安全インターロック試験
④既設FE/ID保守点検作業
⑤その他作業及び点検
(3)ユーティリティ関係
①マシン冷却設備冷凍機点検作業
②空調用自動制御機器保守点検作業
③その他定期点検・整備作業
(4)安全管理関係
①特例区域設定/解除
②その他作業及び点検
◎平成19年5~6月の運転・利用実績
SPring-8は5月11日から7月23日までマルチバンチ及びセベラルバンチ運転で第3サイクルの運転を実施している。但し、5月11日から5月14日まではマシン及びBL立ち上げ調整期間とし、ユーザーへの放射光の提供は行わなかった。第3サイクルの運転・利用実績については次号にて掲載する。
◎今後の予定
(1)7月23日から9月9日まで夏期長期運転停止期間とし、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、また電気・冷却設備等の機器の点検作業等を行う予定である。
(2)夏期長期運転停止期間後の運転再開は9月10日からの予定で10月18日まで第4サイクルの運転を行う。但し、9月10日から9月20日まではマシン及びBL立ち上げ調整期間等としユーザーへの放射光の提供は行わない予定である。9月20日から10月15日までのユーザータイムの詳細な運転条件については決定しだいユーザーにSPring-8のWWW等で報告する。
◎平成19年度のSPring-8運転計画
SPring-8では平成19年度(平成19年4月~平成20年3月)の運転を以下のように計画している。但し、本計画は現在のところ確定されたものではなく、後の検討により修正される。正式に運転計画が決定され次第、SPring-8のWWWや利用者情報誌等でお知らせする。
(1)運転予定表
別図1に平成19年度(2007年度)の運転計画を示す。
(2)運転計画の内訳
①サイクル数
平成19年度は合計6サイクルの運転を予定している。
②運転停止期間
主な運転停止期間は、以下の通りである。
・中間点検 4月20日~5月10日
・夏期停止 7月24日~9月9日
・中間点検 10月19日~11月5日
・冬期停止 12月21日~平成20年1月21日
・年度末停止 3月1日~3月31日
(3)運転スペック等
各サイクルの詳細な運転スペック(蓄積電流値やバンチ運転、フィリング等)については、利用者の要望等を踏まえ、各サイクル開始前に開催される「スケジュール会議」で、検討・調整をする。会議で決定された運転スペックについては、すみやかにSPring-8のWWW等でお知らせする。