Volume 11, No.6 Page 374
1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8
SPring-8運転・利用状況
SPring-8 Operational Status
◎平成18年9月の実績
SPring-8は7月26日から9月11日まで、夏期長期運転停止期間として以下の作業・点検等を実施した。
SPring-8の長期停止期間中の主な作業
(1)線型加速器関係
①モジュレーター点検作業
②その他点検・整備作業
(2)シンクロトロン関係
①RF系点検作業
②電磁石電源点検作業
③その他点検・整備作業
(3)蓄積リング関係
①新規ビームライン建設工事
②新規FE設置作業
③既設FE/ID保守点検作業
④BPM回路新設作業
⑤電磁石電源点検作業
⑥RF定期点検
⑦その他点検・整備作業
(4)ユーティリティ関係
①電気設備保守点検作業
②冷却水設備保守点検作業
③空調設備保守点検作業
④消防設備保守点検作業
⑤その他定期点検・整備作業
(5)安全管理関係
①入退出管理システム定期点検
②放射線監視システム定期点検
③安全系インターロックシステム変更
④その他点検・整備作業
◎平成18年9~10月の運転実績
SPring-8は9月12日から10月26日まで第5サイクルの運転を6週間連続運転モードで実施している。
但し、9月12日から9月19日まではマシン及びBL立ち上げ調整期間とし、ユーザーへの放射光の提供は行わなかった。第5サイクルの運転実績については次号に掲載する。
◎今後の予定
(1)11月26日から12月22日まで6週間連続運転モード(セベラルバンチ運転)で第6サイクルの運転を実施する予定である。詳細な運転条件については決定しだい、ユーザーに報告する。
(2)12月23日から平成19年2月27日までマシンの冬期長期運転停止期間とし、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、電気・冷却設備等の機器の点検作業等を行う予定である。
(3)冬期長期運転停止期間後の運転再開は平成19年2月28日から3月31日まで5週間連続運転モードの運転(第1サイクル)を行う。但し、2月23日から3月2日まではマシン及びBL立ち上げ調整期間としユーザーへの放射光の提供は行わない予定である。詳細な運転条件については決定しだい、ユーザーにSPring-8のWWW等で報告する。