Volume 10, No.5 Page 326
1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8
広エネルギー帯域先端材料解析ビームライン(BL15XU)の中間評価について
Interim Evaluation of WEBRAM Beamline (BL15XU)
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専用ビームラインは、設置者の利用目的に添った計画によりSPring-8に設置されたビームライン(以下BLと記します)で、現在10本稼働中です(平成17年9月1日にBL08B2 兵庫県BMが稼働開始しました)。専用BLの利用計画及び装置の仕様は、専用施設検討委員会における科学技術的な観点からの審査を経て、諮問委員会で承認されています。また、SPring-8のBLは設置可能な数が限定されていますので、専用BLの利用計画は10年間の期限を設けています。専用BLの使用開始後、財団による専用BLの据付工事承認日から5年を目処に専用施設検討委員会がその使用状況及び研究成果等の中間評価を行い、諮問委員会で承認することとしています。これを受けて、専用BLの利用等の見直し(継続、改善、中止等)が行われます。これまで、第1回は兵庫県BL(BL24XU)、第2回は産業界専用BL(BL16XU及びBL16B2)、第3回は生体超分子複合体構造解析BL(BL44XU)、第4回はレーザー電子光BL(BL33LEP)について中間評価が行われました。
今回、第5回の専用BL中間評価として、設置後5年を経過した広エネルギー帯域先端材料解析BL(BL15XU、据付工事承認日:平成11年10月19日)の中間評価が平成16年10月15日に行われました。評価結果は、今後の実施について「改善・更新」となりましたので、専用施設から提出された改善・更新内容を専用施設検討委員会で評価して承認されました。今後、他の4本の専用BLについても、5年を目処に専用施設検討委員会が中間評価を行うこととしています。