Volume 10, No.3 Pages 179 - 180

1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8

SPring-8運転・利用状況
SPring-8 Operational News

(財)高輝度光科学研究センター 研究調整部 Research Coordination Division, JASRI



◎平成17年1~3月の運転・利用実績

 SPring-8は1月24日から2月18日まで第1サイクルの運転を行い、2月28日から3月25日まで第2サイクルの運転を行った。共に入射系加速器のTop-up性能向上のための運転を実施し、蓄積リングは引き続き運転を停止して、台風被害の恒久的復旧工事及び以下の作業・点検を行った。


1.蓄積リング運転停止中の主な作業

(1)マシン及びビームライン関係

 ①インターロック配線及びロジック変更

 ②レベル・水平面内測量作業

 ③HLS取付工事

 ④PDAB交換及びSIPケーブル位置変更

 ⑤ネットワーク配線作業

 ⑥VME電源交換作業

 ⑦既設挿入光源メンテナンス作業

 ⑧新規BL建設及び既設BL増設作業

 ⑨その他作業及び点検

(2)ユーティリティ関係

 ①蓄積リング棟屋根損傷部分復旧工事

 ②マシン冷却水増量及び膜脱気装置設置工事

 ③空調用自動制御機器保守点検作業

 ④その他定期点検・整備作業

(3)安全管理関係

 ①放射線モニター定期点検

 ②インターロック盤配線変更

 ③マシン収納部遮蔽扉追加作業

 ④その他作業及び点検


2.装置運転関係

(1)蓄積リング関係

 ①蓄積リングは、放射線管理区域を解除して台風被害の恒久的復旧工事を行っていたが、被災箇所の復旧工事が完了したため、予定通り4月1日に放射線管理区域の再設定を行った。

(2)入射系加速器関係

 ②2月28日10時9分に制御系ファイルサーバーのハードディスク2台のうち1台が故障した。この影響で、サーバーのパフォーマンスが低下し、データー収集系のエラーが継続的に出力された。加速器の運転及び制御自体には問題なく、運転を停止せずに修理を行い22時30分に復旧している。


◎平成17年4月の運転・利用実績

 SPring-8は4月4日から4月21日まで3週間連続運転モード(マルチバンチ運転)で第3サイクルの運転を実施している。

 第3サイクルの運転・利用実績については次号にて掲載する。


◎今後の予定

(1)4月22日から5月10日までを中間点検期間とし、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、また電気・冷却設備等の機器の点検作業等を行う予定である。

(2)5月11日から6月13日まで5週間連続運転モードで第4サイクルの運転(セベラルバンチ運転)を実施する予定である。詳細な運転条件については決定しだい、ユーザーに報告する。


◎平成17年度のSPring-8運転計画

 SPring-8では平成17年度(平成17年4月~平成18年3月)の運転を以下のように計画している。但し、本計画は現在のところ確定されたものではなく、特に夏期の長期運転停止期間以降の運転計画については、今後の検討により修正される。

 正式に運転計画が決定され次第、SPring-8ホームページや利用者情報誌等でお知らせする。

(1)運転予定表

 別図1に平成17年度(2005年度)の運転計画を示す。

(2)運転計画の内訳

 ①サイクル数

 平成17年度は合計7サイクル(平成17年;第3~第8、平成18年;第1)の運転を予定している。

 ②運転停止期間

 サイクル間の運転停止以外の主な長期運転停止期間は、以下の通りである。

 ・中間点検:4月22日~5月10日

 ・夏期停止:8月6日~9月14日

 ・冬期停止:12月24日~平成18年2月26日

(3)運転スペック等

 各サイクルの詳細な運転スペック(蓄積電流値やバンチ運転、フィリング等)については、利用者の要望等を踏まえ、各サイクル開始前に開催される「スケジュール会議」で、検討・調整をする。

 会議で決定された運転スペックについては、すみやかにSPring-8ホームページ等でお知らせする。

(4)注意事項

 夏期の運転停止期間以降の運転計画ついては、今後の検討により変更される可能性がある。



平成17年度(2005年度)SPring-8 運転計画予定表(案)




SPring-8/SACLA INFORMATION

ISSN 1341-9668 EISSN 2187-4794