Volume 18, No.4 Pages 398 - 399
5. SPring-8通信/SPring-8 COMMUNICATIONS
SPring-8運転・利用状況
SPring-8 Operational Status
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◎平成25年6~7月の運転・利用実績
SPring-8は6月3日から6月29日までセベラルバンチ運転で第3サイクルの運転を行い、7月1日から7月19日までセベラルバンチ運転で第4サイクルの運転を実施した。第3サイクルでは軌道変動によるアボート等による停止があったが、全体としては順調な運転であった。総放射光利用運転時間(ユーザータイム)内での故障等による停止時間(down time)は、第3サイクルは約0.4%であった。
放射光利用実績(いずれも暫定値)については、実施された共同利用研究の実験数は、第3サイクルは合計261件、利用研究者は1,256名で、専用施設利用研究の実験数は合計231件、利用研究者は846名であった。第4サイクルは合計168件、利用研究者は777名で、専用施設利用研究の実験数は合計143件、利用研究者は531名であった。
1.装置運転関係
(1)運転期間 | |
第3サイクル(6/3(月)~6/29(土)) | |
第4サイクル(7/1(月)~7/19(金)) | |
(2)運転時間の内訳 | |
第3サイクル | |
運転時間総計 | 約624時間 |
①装置の調整およびマシンスタディ等 | 約97時間 |
②放射光利用運転時間 | 約525時間 |
③故障等によるdown time | 約2時間 |
総放射光利用運転時間(ユーザータイム=②+③)に対するdown timeの割合 | 約0.4% |
第4サイクル | |
運転時間総計 | 約431時間 |
①装置の調整およびマシンスタディ等 | 約119時間 |
②放射光利用運転時間 | 約312時間 |
③故障等によるdown time | 0時間 |
総放射光利用運転時間(ユーザータイム=②+③)に対するdown timeの割合 | 0.0% |
(3)運転スペック等 | |
第3サイクル(セベラルバンチ運転) | |
・203 bunches | |
・1/7 filling + 5 bunches | |
・11/29 filling + 1 bunch | |
第4サイクル(セベラルバンチ運転) | |
・11 bunch train × 29 | |
・入射は電流値優先モード(2~3分毎(マルチバンチ時)もしくは20~40秒毎(セベラルバンチ時))のTop-Upモードで実施。 |
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・蓄積電流 8 GeV、~100 mA | |
(4)主なdown timeの原因 | |
・SR RF B-st cav反射異常 | |
・軌道変動によるアボート |
2.利用関係
(1)放射光利用実験期間 | |
第3サイクル(6/4(火)~6/29(土)) | |
第4サイクル(7/4(木)~7/17(水)) | |
(2)ビームライン利用状況 | |
稼働ビームライン | |
共用ビームライン | 26本 |
専用ビームライン | 18本 |
理研ビームライン | 9本 |
加速器診断ビームライン | 2本 |
第3サイクル(暫定値) | |
共同利用研究実験数 | 261件 |
共同利用研究者数 | 1,256名 |
専用施設利用研究実験数 | 231件 |
専用施設利用研究者数 | 846名 |
第4サイクル(暫定値) | |
共同利用研究実験数 | 168件 |
共同利用研究者数 | 777名 |
専用施設利用研究実験数 | 143件 |
専用施設利用研究者数 | 531名 |
◎平成25年7~9月の運転・利用実績
SPring-8は7月20日から9月23日まで夏期点検調整期間とし、加速器やビームラインに係わる機器の改造・点検作業、電気・冷却設備等の機器の点検作業を行った。
◎今後の予定
SPring-8は9月24日から11月3日までセベラルバンチ運転で第5サイクルの運転を行い、11月4日の停止をはさみ、11月5日から11月30日までセベラルバンチ運転で第6サイクルの運転を実施する。第5~6サイクルの運転・利用実績については次号にて掲載する。