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Volume 09, No.5 Page 313

1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8

台風被害によるSPring-8運転スケジュール変更について
Rescheduling of SPring-8 Operation Due to Typhoon Damage

吉良 爽 KIRA Akira

(財)高輝度光科学研究センター 理事長 Director General of JASRI

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 台風16号と18号による蓄積リング棟屋根の一部破損により実験ホールに浸水し一部のビームラインエリアが冠水する事態となりユーザー各位には多大なご心配をおかけいたしましたが、復旧に努力した結果、当初予定通り9月23日10時からユーザー利用を開始できる運びとなりました。

 今後、運転を停止して蓄積リング棟屋根の本格的修理をする必要がありますが、現在の所その工事を2005年1月以降に予定しております。このような条件のもとで2004B期のユーザータイムを確保するために、2004B期最後の運転サイクルである2005年第1サイクルのユーザータイムを、2004年12月までに納めてしまう運転スケジュールに変更いたします。スケジュール調整のため2004B期のユーザーの多くの方に、課題採択時にお知らせした利用時期の変更をお願いすることになると思いますが、この状況をご理解いただきご協力下さいますようお願いいたします。

 なお、本格的修理の工期は現在検討中です。2005A期のスケジュールは、それを踏まえて作成されます。

平成16年9月16日



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794