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Volume 17, No.4 Pages 311 - 312

2. SACLA通信/SACLA COMMUNICATIONS

2012B期 SACLA利用研究課題の採択について
The SACLA Public Proposals Approved for Beamtime in 2012B Research Term

登録施設利用促進機関(公財)高輝度光科学研究センター 利用業務部 Registered Institution for Facilities Use Promotion, User Administration Division, JASRI

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 SACLAにおける最初の利用期である2012A期(2012年3月〜7月)に引き続き、高輝度光科学研究センター(JASRI)のSACLA利用研究課題審査委員会(SACLA PRC)において、2012B期(2012年9月〜2013年3月)の利用研究課題応募49課題を審査しました。
 更に、当該審査結果についてSACLA選定委員会の意見を聴き、JASRIとして27課題を採択しました。



1.募集、審査および採択等の日程
 2012B期の課題募集、審査および採択は、以下のスケジュールを経て行われました。
○2012年5月8日 ホームページで募集案内公開
○   6月12日 応募締切
〜この間、審査基準に即した各課題の個別審査を実施〜
○   7月25日 第3回SACLA PRC(総合審査)
○   7月30日 第5回SACLA選定委員会(審査結果の意見聴取)
○   8月8日 JASRIとして採否決定、結果通知
○   9月23日 2012B期利用開始



2.応募、採択およびビームタイム配分状況
 募集課題は一般課題と重点戦略課題の2種類(いずれも成果非専有課題のみ)あり、前述のとおり、応募課題数全49課題の内27課題を採択(全体の採択率は55%)しました。課題種別・申請者所属機関別の応募・採択課題数を表1に示します。

表1
単位:課題数
課 題 種 産業界 大学等
教育
機関
国公立
試験
研究
機関等
海外
機関
合 計 採択率
(採択/
応募)










一般課題 3 1 7 3 5 2 4 2 19 8










1.生体分子の階層構造ダイナミクス     5 4 4 3 7 3 16 10
1−(1)創薬ターゲット膜タンパク質の
ナノ結晶を用いた構造解析
    1 1 1 1 3 0 5 2
1−(2)細胞全体及びその部分の生きた
状態でのイメージング
    2 1 1 1 1 1 4 3
1−(3)超分子複合体の一分子構造解析     2 2 1   2 1 5 3
1−(4)一分子X線回折実験とスパコン
解析を融合させたダイナミクス研究
                   
1−(5)ポンプ-プローブ法を適用した
動的構造解析
        1 1 1 1 2 2
2.ピコ・フェムト秒ダイナミック
イメージング
    10 7 2 2 2 0 14 9
2−(1)気相・液相・固相反応ダイナミクス     4 3 2 2     6 5
2−(2)界面反応の超高速過程                    
2−(3)電荷発生・電荷移動ダイナミクス     1 1         1 1
2−(4)極端条件下の超高速過程     3 2     2 0 5 2
2−(5)動的X線分光科学     2 1         2 1
合      計 3 1 22 14 11 7 13 5 49 27 55%


 採択27課題に対しビームタイムは計154シフト(1シフト=12時間)が配分されました。配分シフト数を含む採択27課題の一覧は、以下のWebサイトに掲載しています。
 SACLA User Information
  > SACLA利用案内
   > 採択課題/実施課題
    > 採択課題一覧
     > 2012B
 http://sacla.xfel.jp/wp-content/uploads/sacla_approved_proposal_2012b.pdf



公益財団法人高輝度光科学研究センター 利用業務部
TEL:0791-58-0961
e-mail:sacla.jasri@spring8.or.jp



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794