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Volume 17, No.1 Page 103

7. 告知板/ANNOUNCEMENTS

レーザー電子光ビームライン(BL33LEP)の中間評価について
Interim Review Results of Laser-Electron Photon (BL33LEP)

(財)高輝度光科学研究センター 利用業務部 User Administration Division, JASRI

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 現在、SPring-8に設置されている専用ビームラインは20本(18本稼働、建設中2本)あります。その中の1つ大阪大学核物理研究センターが設置したレーザー電子光ビームラインBL33LEPは、SPring-8の電子ビームと短波長レーザーを用いた逆コンプトン光ビーム施設として、平成10年の着工以来、高エネルギーレーザー電子光を用いた原子核・素粒子物理の研究が実施されて来ました。
 専用ビームラインの設置については、設置計画趣意書・設置実行計画書等に記載された内容を専用施設審査委員会において科学技術的な観点からの審査を行い、SPring-8選定委員会で意見を聴いた上で、財団において承認することとしております。設置後も、同委員会において「放射光専用施設の設置計画の選定に関する基本的考え方」に基づき、その使用状況および研究成果等の中間評価・事後評価等が行われます。
 上記BL33LEPは平成20年11月の次期計画の承認(設置期限6年)から3年が経過することから、専用施設審査委員会にレーザー電子光ビームライン(BL33LEP)審査専用施設専門部会を設け、平成24年1月に中間評価を行い、評価結果は、それぞれの評価項目について十分な水準にあると認められました。
 その評価結果を2月に開催された第14回SPring-8選定委員会に諮り、ご意見をお伺いした上で、財団より、引き続きビームラインの運用を「継続」する旨、大阪大学核物理研究センターへ通知いたしました。



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[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794