Volume 08, No.4 Pages 260 - 261
5. 告知板/ANNOUNCEMENTS
第25回自由電子レーザー国際会議、及び、第10回FELユーザーワークショップ開催のご案内
25th International Free Electron Laser Conference & 10th FEL Users Workshop
1.開催日: 2003年9月8日(月)~12日(金)
2.場 所: エポカルつくば 茨城県つくば市竹園
3.主 催: 日本原子力研究所
4.趣 旨:
本会は毎年開催される自由電子レーザーの国際会議であり、本年は日本原子力研究所の主催によりつくば市で開催される。自由電子レーザーの理論から設計、要素技術、そして応用までをカバーする唯一最大の会議であり、例年約200~400人の参加者があり、活発な意見討論がなされます。セッションは次の7つの分野。
FEL Technologies(FELに各種の方式があり、理論と実際から議論)
FEL Theory(FELの基礎理論、最近はSASE型FELの話題が多くみられる)
High-Brightness Electron Beams(FEL及びERLに必要となる高輝度電子源の技術開発)
High-Gain, Short-Wavelength FELs(X線領域での発振をめざすSASE型FEL)
High-Power, Long-Wavelength FELs(赤外線域の高出力FEL、日本はこの分野に強い)
New Concepts and Proposals(新アイデア、提案)
Storage Ring FELs(蓄積リングに設置したFEL技術)
このうち、High-Gain Short-Wavelength FELが、X線領域のレーザーを目指したものであり、ここSPring-8でも理研が中心となって推進しているSCSS計画がひとつの重要な話題となっています。
会議では優れた研究を行った個人またはグループに毎年FEL Prizeを授与します。なお、2000年のDuke Universityにて開催されたFEL2000にて、日本原子力研究所(関西研究所)の峰原英介主任研究員がFELの高出力動作の実証によってFEL Prizeを受賞されています。
5.プロシーディング:
本会の特徴として、会議後に発表論文をレフリーにかけて、NIM:Nuclear Instruments and Methods に出版します。
6.組織委員会
委員長 峰原 英介(日本原子力研究所)
I.Ben-Zvi(BNL)W.B.Colson(NPGS)M.-E.Couprie(LURE)
A.Gover(Tel Aviv U.)H.Hama(Tohoku U.)K.-J.Kim(ANL & U.of Chicago)
Y.Li(IHEP)V.N.Litvinenko(Duke U.)E.J.Minehara(JAERI)
G.R.Neil(TJNAF)C.Pellegrini(UCLA)M.W.Poole(CLRC)
A.Renieri(ENEA)C.W.Roberson(ONR)J.Rossbach(DESY)
T.Smith(Stanford U.)A.F.G.van der Meer(FOM)
N.A.Vinokurov(BINP)R.Walker(DLS)
7.International Program Committee
K.Awazu(Osaka U.)R.Bakker(ELETTRA)S.Benson(TJNAF)
C.Brau(Vanderbilt U.)M.-E.Couprie(LURE)J.Dai(BFEL)
G.Dattoli(ENEA)B.Faatz(DESY)H.P.Freund(SAIC)
J.N.Galayda(SLAC)N.Ginzburg(IAPNN)F.Glotin(CLIO)
R.Hajima(JAERI)H.Hama(Tohoku U.)S.Hiramatsu(KEK)
R.Kato(Osaka U.)S.Krinsky(BNL)B.C.Lee(KAERI)
A.H.Lumpkin(ANL)D.Nguyen(LANL)H.Ohgaki(Kyoto U.)
J.Pflueger(DESY)S.Reiche(UCLA)Y.Shimizu(AIST)
M.Shinn(TJNAF)T.Shintake(RIKEN)X.Shu(IAPCM)
T.Smith(Stanford U.)N.A.Vinokurov(BINP)M.Xie(LBL)
K.Yamada(AIST)
8.詳細情報
http://wwwapr.apr.jaeri.go.jp/fel2003/
9.その他
アブストラクトはすでに5月に締め切られておりますが、参加は当日まで可能です。ただし、8月4日以前に申し込まれると参加料が割引されます。また、東海原研のFEL施設を見学希望のかたは、8月4日までに申し込みが必要です。