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Volume 08, No.1 Page 1

新年ご挨拶
New Year’s Greeting

伊原 義徳 IHARA Yoshinori

(財)高輝度光科学研究センター 理事長 JASRI, President

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 あけましておめでとうございます。
 平素より当財団の運営につきましては、文部科学省、日本原子力研究所、理化学研究所、兵庫県をはじめ地元自治体、学界、産業界など関係の皆様方に格別のご支援、ご協力を賜り、ここに厚く御礼を申し上げます。

 SPring-8は平成9年10月の供用開始以来、5年あまりが経過いたしました。この間、施設整備は順調に進み、昨年9月に創薬産業ビームラインが稼動を開始したことにより、共用ビームライン24本を含め合計40本のビームラインが稼動するまでになりました。また昨年7月までに共用ビームラインと専用ビームラインを併せて、延べ24000人を超える利用者により、約3700件の利用研究が実施され、様々な分野において外国の著名な科学雑誌にも掲載されるような世界レベルの研究成果が次々と発表されてきております。当施設は建設段階を終え、本格的な利用段階に至ったと言えるのではないかと思います。

 さて、昨年はSPring-8プロジェクトについて国により実施されていた中間評価の結果が発表されました。そのなかで私どものこれまでの取組みについて、高く評価していただいた一方、本格利用期にふさわしい施設として、種々の面で改革のご提言を賜りました。私どもは、そうした有益なご提言をふまえ、より優れたより多くの成果を上げるために運営システムを再構築し、我国の科学技術の発展に貢献してまいりたいと考えております。

 財団は本年で設立以来、13年目を迎えることとなりましたが、財団を取り巻く環境は目まぐるしく変動してきております。私どもは、このような状況を十分に認識し、産業利用の一層の充実を図るなど、より成果を上げるための新たな試みに鋭意取り組んでまいりたいと考えております。

 皆様におかれましては、今後ともより一層のご支援、ご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794