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Volume 16, No.2 Pages 122 - 124

4.SPring-8 通信/SPring-8 Communications

2011B 長期利用課題の募集について
Call for 2011B Long-term Proposals

登録施設利用促進機関(財)高輝度光科学研究センター Registered Institution for Facilities Use Promotion, JASRI

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 2011B期に募集する長期利用課題について、以下の要領でご応募ください。

 

 

1.長期利用課題について

 長期利用課題は、3年間のビームタイムを確保することにより、計画的に共用ビームラインを利用する利用研究課題で、SPring-8を長期的かつ計画的に利用することによって、SPring-8の特長を活かし、科学技術分野において傑出した成果を生みだす研究、新しい研究領域および研究手法の開拓となる研究、産業基盤技術を著しく向上させる研究などの一層の展開を図ることを目的としています。課題の審査にあたっては、一般の利用研究課題と共通の審査項目の他、長期の研究目標および研究計画が明確に定められていることや、前述の成果等が期待できることを評価されます。採択された課題については、採択時に課題名、実験責任者、課題の概要などを公開するほか、実施1年半を経過した時点で中間評価を実施し、3年目の課題の継続・中止が決定されます。また、課題終了時には事後評価が実施されます。

 

 

2.利用期間、対象ビームライン

 利用時期、募集の対象となるビームラインは以下のとおりです。また、運転モードおよび簡単なビームライン情報は、本誌91ページの「2011B SPring-8利用研究課題募集要項」の「1.(7)2011Bのセベラルバンチ運転モード」またはSPring-8ホームページの「セベラルバンチ運転モード対応表」(http://www.spring8.or.jp/ja/users/operation_status/schedule/bunch_modeをご参照ください。

(1)利用時期

2011B期より6期(3期目終了後に中間評価、6期目終了後に事後評価を実施)

(2)対象ビームライン

共用ビームライン26本が対象となります。ご応募の前にビームライン・ステーションの整備状況をSPring-8ホームページの「ビームライン一覧」(http://www.spring8.or.jp/ja/facilities/bl/list/(トップページ>クイックリンク>ビームライン情報>ビームライン一覧)で確認してください。なお、1課題あたり配分できる上限ビームタイムは各期の各ビームラインのシフト数(8時間/シフト)の16%までです。

 

 

3.申請方法
 Webサイトを利用した電子申請となりますが、長期利用課題申請のための設定が必要となりますので「11.問い合わせ先」まで連絡してください。なお、この設定は土日休日を除く平日(9時〜17時)のみの対応となりますので、余裕を持ってご連絡ください。実際の申請時は、本誌93ページの「2011B SPring-8利用研究課題募集要項」の「3.課題申請に必要な手続き」をご一読のうえ、以下のUser Information Webサイトから申請してください。
 User Information Webサイト(UIサイト):http://user.spring8.or.jp/
 トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書>新規作成

 

 

4.応募締切

 平成23年6月16日(木)

  午前10時JST(提出完了時刻)

 電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いたします。

 Web入力に問題がある場合は「11.問い合わせ先」へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡を受けた場合のみ別途送信方法のご相談に応じます。

 

 

5.申請受理通知

 申請が完了すれば、受理通知と申請者控え用の誓約事項のPDFファイルがメールで送られます。メールが届かない場合は申請が受理されていない可能性がありますので、以下の通り確認してください。

1)申請課題が UIサイト(トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書)の「提出済」に表示されていない場合

 →受理されていません。もう一度申請課題の「提出」操作を行ってください。

2)申請課題が UIサイト(トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書)の「提出済」に表示されている場合

 →受理されています。ユーザー登録内容が正しいにもかかわらずメールが不着となっている場合は、利用業務部にお問い合わせください。

 

 

6.応募課題の審査について

 申請書の審査は、書類審査と面接審査の2段階で行われます。審査の基準は一般課題の審査基準に加えて

(1)長期の研究目標、研究計画が明確に定められていること

(2)SPring-8を長期的、計画的に利用することによって

  1)科学技術分野において傑出した成果が期待できること

  2)新しい研究領域および研究手法の開拓が期待できること

  3)産業基盤技術の著しい向上が期待できることを考慮して行われます。

 書類審査を通過した課題については、面接審査を受けていただきます。面接審査は平成23年7月21日(木)を予定しています(プレゼンテーション30分、質問応答30分の時間配分を予定しています)。書類審査に合格された課題の申請者には面接時間を連絡いたしますので、あらかじめプレゼンテーションの用意をお願いします。

※応募件数により、面接審査予定日より数日程度前後する可能性があります。

 

 

7.審査結果の通知

  書類審査結果通知(面接時間通知)

   平成23年7月上旬

  採否通知

   平成23年8月下旬

 

 

8.報告書について

 各期の利用研究課題終了後60日以内に、所定の利用課題実験報告書をJASRIに提出していただきます。JASRIでは、2011B期終了後60日目から2週間後に当該報告書をWeb公開します。利用課題実験報告書の詳細につきましては、本誌91ページの「2011B SPring-8利用研究課題募集要項」の「1.(2)利用課題実験報告書について(2011Bより)」をご参照ください。

 

 

9.成果の公開について

[各期終了後]

3年以内に課題番号が明記されている査読付き論文(査読付きプロシーディングスを含む)をJASRIに登録

[毎年]

年一回開催されるSPring-8コンファレンスでのポスター発表

[3期目終了後]

長期利用課題中間報告書の提出および中間評価の実施

[随時]

発表された論文等の登録

[課題終了後]

・長期利用課題終了報告書の提出および事後評価の実施

・利用者情報に報告書を掲載

・SPring-8コンファレンスでの口頭発表

 

論文登録先:UIサイト http://user.spring8.or.jp/

      (トップページ>マイページにログイン>申請/報告>論文発表等登録)

※2011B期より、成果の公開方法が改正されました。詳細につきましては、本誌91ページの「2011B SPring-8利用研究課題募集要項」の「1.(3)成果の公開方法の改正について」をご参照ください。

 

 

10.消耗品の実費負担

 消耗品の実費負担については、本誌94ページの「2011B SPring-8利用研究課題募集要項」の「4.(2)消耗品の実費負担について」をご参照ください。

 

 

11.問い合わせ先

〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1

財団法人 高輝度光科学研究センター 利用業務部

「長期利用課題募集係」

TEL:0791-58-0961 FAX:0791-58-0965

e-mail:sp8jasri@spring8.or.jp

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794