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Volume 05, No.1 Page 1

新年ご挨拶
New Year’s Greeting

小林 庄一郎 KOBAYASHI Shoichiro

(財)高輝度光科学研究センター 会長 JASRI, President

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 あけましておめでとうございます。

 平素より当財団の運営につきましては、科学技術庁、日本原子力研究所、理化学研究所、兵庫県をはじめ地元市町、学会、産業界など関係先の皆様方に格別のご支援、ご協力を賜り、ここに厚く御礼申しあげます。
 SPring-8は、平成9年10月に共同研究を開始し、2年余りが経過いたしました。おかげをもちまして、これまでに共同利用のためご来訪いただいた研究者は4,500名を超え、850の利用研究課題について研究が実施されました。また、専用ビームラインの整備および利用も順調に進み、兵庫県ビームライン、産業界ビームラインの利用研究者は延べ770名を超えるまでになっております。

 さて、昨年を振り返りますと、例年にもまして施設の整備が進んだ一年であったということができます。共用ビームラインは従来の10本に加えて、昨年後半から新たに5本を共同利用に供することができました。専用ビームラインでは、産業界ビームラインが完成し利用研究が始まるとともに、大阪大学蛋白質研究所及び核物理センターのビームラインが完成し、台湾ビームライン建設が本格化するなど、実りの多い年でありました。

 本年は、前述5本の新しいビームラインの本格利用に加え、さらに2本の共用ビームラインの利用が開始される予定であり、また、新たに産業用ビームラインや表面構造解析ビームラインの建設が始まります。これらのビームライン完成の暁には、より幅広い分野からの参加を得た共同研究が展開されるものと考えており、特に産業界、医学分野からの参加を期待しているところであります。
 一方、制度面でも、これまで半年を限度としていた共同利用研究期間について、長期的にビームタイムを確保し、計画的にご利用いただける「特定利用制度」の導入を進めるなど、新しい制度を整備したいと考えております。
 併せまして、当財団と日本原子力研究所及び理化学研究所との連携をこれまで以上に強め、SPring-8が世界における放射光科学の中核的研究拠点として、先端科学技術研究を先導し、社会の発展に貢献できるよう尽力していきたいと考えております。
 皆様方におかれましては、今後ともより一層のご支援、ご協力を賜りますよう、切にお願い申しあげる 次第でございます。



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794