Volume 04, No.6 Pages 21 - 22
2. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8
SPring-8の高フラックスビームライン(BL40XU)および赤外物性ビームライン(BL43IR)の利用研究課題の募集開始について
Call for the Beam Time Application for the High Flux Beamline (BL40XU) and Infrared Materials Science Beamline (BL43IR)
放射光利用研究促進機構 (財)高輝度光科学研究センター Organization for the Promotion of Synchrotron Radiation Research・JASRI
(財)高輝度光科学研究センターでは、既に共用に供されている15本のSPring-8共用ビームラインに加えて、2000年4月から新たに高フラックスビームライン(BL40XU)および赤外物性ビームライン(BL43IR)の2本の共用ビームラインの供用を開始します。この2本のビームラインを利用して行う研究課題を募集いたしますので、以下の要領でご応募下さい。
1.利用期間
平成12年4月初旬~平成12年6月中旬の予定
・共用ビームタイム 100シフト(1シフトは8時間)程度の予定
2.募集の締め切り
平成12年1月22日(土)消印有効
なお、持参および時間指定宅配便は平成12年1月24日(月)午前10時利用業務部必着分まで受理します。
申請書に電子メールアドレスが記入されている申請者には平成12年2月3日迄に申請書の受理通知を電子メールで送ります。平成12年2月3日を過ぎても通知がこない場合は利用業務部へお問い合わせ願います。なお、電子メールを使用されない申請者の方は、お手数ですが電話で利用業務部へお問い合わせ下さい。
3.募集の対象となる共用ビームライン
(1)BL40XU 高フラックス
(2)BL43IR 赤外物性
今回の募集期間はステーション・ビームラインの性能評価・確認の期間となりますので、立ち上げに資する課題を優先して選定します。ご応募の前にビームライン・ステーションの整備状況を本誌およびSPring-8のWWWホームページ(以下の4参照)で確認して下さい。
4.応募方法
SPring-8利用研究課題申請書を記入要領に従い作成し、以下の項目5に示す提出方法に従い項目6の提出先までお送り下さい。
SPring-8利用研究課題申請書(成果非専有課題(蛋白質結晶構造解析専用)用、成果非専有課題(散乱・回折、XAFS、分光、実験技術、その他)用は、以下の、SPring-8のWWWホームページに書き込みのできるPDF形式ファイルで供給しています。予めPDF形式ファイルの書き込みに対応しているバージョンの「Acrobat Reader」をインストールしてから、申請書をダウンロードしてください。また、本誌Vo.4.No3,1999の29~34ページの申請書のコピーも利用いただけます。
[利用研究課題募集案内のホームページアドレス]
http://www.spring8.or.jp/JAPANESE/user_info/(日本語)
http://www.spring8.or.jp/ENGLISH/user_info/(英語)
成果専有課題(有料)用の申請書および記入要領は下記6の利用業務部にご請求下さい。
5.申請書の提出方法
作成された申請書A4版の原本1部,原本の1、2頁を表面に、また3、4頁を裏面としてA4版1枚に左綴じで読めるように縮小両面コピーした副本15部を下記の提出先に郵送して下さい。(蛋白質結晶構造解析の課題で原本が5枚になった場合は5頁目を同様に縮小コピーし副本の2枚目として下さい。)
成果専有課題の場合はA4版の原本1部のみ提出してください。
6.申請書提出・問い合わせ先
〒679-5198 兵庫県佐用郡三日月町光都1-1-1
(財)高輝度光科学研究センター 利用業務部
「共用ビームライン利用研究課題募集係」
牧田知子または平野有紀
TEL:0791-58-0961/FAX:0791-58-0965
e-mail:sp8jasri@spring8.or.jp
成果専有課題を郵送される場合は封筒に「専有」と朱書して下さい。
7.審査結果の通知 平成12年2月下旬の予定
なお、採択の通知を受けた課題の実験責任者は2週間以内に利用研究課題実行者名簿をインターネットで登録していただくことになります。また、そのときに新規のユーザーはユーザー登録が必要になります。
8.ビーム使用料金
成果非専有(成果を公開)課題で申請される課題は、ビーム使用料は無料です。成果専有(成果を非公開)課題で申請される課題はビーム使用料を徴収します。料金は1シフト(8時間)あたり472,000円です。成果専有課題で時期指定利用の場合はビーム使用料金は5割増になります。なお、成果専有課題を申請される場合は、別途料金支払い等に関する契約を結んでいただく必要がありますので、利用業務部にお問い合わせ下さい。
(参考)インターネットによる申請書の取り出しおよび書き込み方法について
1.利用研究課題募集案内のホームページURL
http://www.spring8.or.jp/JAPANESE/user_info/(日本語)
http://www.spring8.or.jp/ENGLISH/user_info/(英語)
ブラウザはNetscapeの場合バージョン3.0以上をお使い下さい。
2.供給している申請書
書き込みのできるPDF形式ファイル
なお、申請書2ページ目以降はフォントの大きさを2種類用意しています。記入量に応じて選択してください。PDF形式ファイルを読むためには予め、以下の3の項目に示したソフトのいずれかをインストールしておく必要があります。
3.ソフトウエアに応じた利用方法
(1)PDF形式ファイルを表示と印刷するだけの古いバージョンの「Acrobat Reader」がインストールされている場合
申請書をプリントアウトして、従来の方法で作成してください。
(2)書き込みもできる最新の「Acrobat Reader 4.0」がインストールされている場合
(インストールされていない方は、アドビ社のホームページから無料でダウンロードできます。)
書き込み後プリントアウトできますが、書き込んだファイルを保存する事ができません。書き込み内容を他のソフトウエア(たとえば、Word)で作成し、コピー&ペーストしてください。
(3)「Acrobat 4.0」(有料)がインストールされている場合
PDF形式ファイルを読み出して、直接書き込み、保存できます。
4.図の張り付けについて
PDFファイル上ソフトでは図を張り付けられませんので、以下のどちらかの方法を選択してください。
(1)図は別の用紙に作成し物理的に張り付ける。(2)記入内容を適当なソフト(たとえば、文章はWordで作り、図をペーストする)で申請書のフォーマットに合わせて作り、予めプリントアウトしたブランクの申請書に印刷する。
(注意)ブラウザとしてInternet Explorerをお使いの方は、PDFファイルを保存する際に、下記の点にご注意下さい。
ブラウザ上でPDFファイルを開き表示することはできますが、そのまま保存するとPDF形式が壊れることがあります。そこで、PDF形式ファイルを保存する場合は、PDF形式ファイルにリンクしてる場所(たとえば、「課題申請書」のような部分)にマウスのポインタを置き、Windowsならばマウスの右ボタンをクリックすることによって、また、Macintoshならばマウスのボタンを押し続けることによってポップアップメニューを表示させ、「対象をファイルに保存」または「リンクをディスクにダウンロード」を選択して下さい。