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Volume 24, No.1 Pages 88 - 89

4. 談話室・ユーザー便り/USER LOUNGE・LETTERS FROM USERS

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)四季報
SPRUC Communications

水木 純一郎 MIZUKI Jun'ichiro

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)会長/関西学院大学 理工学部 School of Science and Technology, Kwansei Gakuin University

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SPring-8

 

 少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。第2回目の「SPRUC四季報」をお送りいたします。去年暮れには、いよいよ東北放射光施設計画に対して本格的に予算が付くことが報告され、日本にも第三世代の中型放射光施設の実現が見えてきました。これを受け、SPring-8-II計画が具体的な時間軸を考えたものになるでしょう。SPring-8が、現在、および将来ともに国際的な研究競争を有利に進め、ユーザーにとって利用しやすい施設となるためにもSPRUCとしてもこの計画に積極的にかかわっていくことが重要です。しかし、ビームラインやエンドステーションの高性能化・高度化は、これからも時間が途切れることなく進めていかなければいけません。
 前号で報告しました、理研−JASRI−SPRUC 3者のそれぞれのマネージメントレベルの研究者が集まった定期的な会合を夏以降では、10月2日、11月7日、12月18日の3回開催し、上記課題を中心に話し合いを持ちました。今回の四季報では、3者会合やSPRUC内の議論において、高性能化・高度化の現状とSPRUC内の企画案、SPring-8シンポジウムの準備状況についてお知らせします。

 

 

1. ビームラインの高性能化・高度化に向けた動き
 前号で、BL高性能化検討作業部会から放射光利用の今後の方向性として、(1)既存計測の自動化・汎用化、(2)既存計測の技術の高性能化による科学・技術の連続的発展、(3)既存技術では実現できない新しい計測技術による革新的な理工学の開拓、の3つのカテゴリーに分けられることが報告されたことを紹介しました。これらの流れを受け、施設側では、SPring-8-IIも見据えながら、共用・理研・専用施設を含むビームライン全体の再編の議論がはじまっています。まず施設としての粗いたたき台を作り、それをSPRUCと共有することによってSPRUC側からのニーズのインプットを募るという段取りです。このためにSPRUCとしては、今後SPRUC幹事会での議論を経て、2018年度末の3月にSPRUC会員全体に向けた議論の場を設けることを計画しています。ぜひ多くのSPRUC会員の方がこの議論に参加され、ユーザーの意見が反映されたビームラインの高性能化・高度化が進むことを期待しています。さらに、これらの課題について継続的な議論の中心的役割を担うようになったSPring-8シンポジウム、特にパネルディスカッションでは施設の状況に関しての議論を継続的に発展できており、より充実したものにするために、今年は早めに準備を進めています。このパネルディスカッションについてご要望があればSPRUC事務局までご連絡をお願いいたします。

 

 

2. SPring-8シンポジウム2019の開催計画
 2019年のSPring-8シンポジウムは、8月30日(金)、31日(土)に岡山大学で開催されます。広島で開催された前々回、姫路で開催された前回のパネルディスカッションを経て、SPRUC内の議論が継続的に発展してきています。次回のシンポジウムではさらに議論を進めるために例年より早めに準備を開始しています。良い企画等ありましたら研究会代表を通してご提案いただきたいと思います。今後の施設への働きかけに役割が大きくなるシンポジウムですので、皆様のスケジュール表にご予定おきください。シンポジウムのタイトル、詳細なプログラムは実行委員会を中心に議論されますので、決まり次第ご報告するようにいたします。

 

 

3. お詫び
 既にご存知のことと思いますが、第8回SPRUC評議員選挙において、事務的なミスのために再選挙することになりました。皆様には大変ご迷惑をお掛けしましたことをお詫びいたします。今後はこのようなことのないように細心の注意を払ってSPRUC運営に励みたいと思います。

 

 

 

水木 純一郎 MIZUKI Jun'ichiro
関西学院大学 理工学部
〒669-1337 兵庫県三田市学園2丁目1番
TEL : 079-565-7433
e-mail : mastery@kwansei.ac.jp

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794