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Volume 13, No.5 Pages 353 - 354

1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8

2009A 重点メディカルバイオ・トライアルユース課題の募集について
Call for 2009A Medical Bio Trial Use Proposals

登録施設利用促進機関(財)高輝度光科学研究センター A Registered Institution for Promoting Synchrotron Radiation Research, JASRI

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 2009A期(平成21年4月~同年7月)における利用につきましては、以下の要領でご応募ください。

 

 

0. 2009A期の特記事項

 第2採択希望を重点拡張メディカルバイオ課題として重複申請する場合、第2採択希望を重点拡張メディカルバイオ課題、第3採択希望を一般課題として三重申請する場合のいずれの場合も一通の申請書で申請できるようにしました4. [1]参照」。

 

 

1. 重点メディカルバイオ・トライアルユースについて

 本トライアルユース制度は、SPring-8におけるメディカルバイオ領域の利用推進を目的とする重点メディカルバイオ領域の一環として実施し、放射光の医学・生物学研究への寄与を高め、更なる利用拡大を図ることを目的として、新規利用者、新規研究課題を重視した課題となっております。

 本課題は、特定の対象・目的の下で実施されるため、成果非専有課題のみの受付となります。また、同じ内容での重点産業利用課題および重点ナノテクノロジー支援課題との二重申請はできません。重点拡張メディカルバイオ課題、重点拡張メディカルバイオ課題及び一般課題との二重・三重申請は可能です。

 

 

2. 募集領域

 メディカルバイオ分野に於ける、重要な疾患の原因解明と診断・治療法の開発を目的とする研究のうち、

(1)生体(動物個体)、組織、細胞の高空間解像度解析

具体的には、X線CT、造影観察、顕微観察、蛍光マッピング等の手法を主として利用する研究

(2)高強度マイクロビーム放射線の生物影響

(3)上記に関連する領域

 

 

3. 利用時期、対象ビームライン

 利用時期、募集の対象となるビームライン、シフト数(シフト割合・1シフト=8時間)および運転モードを以下に示します。

(1)利用時期

 利用時期は2009A期(平成21年4月~同年7月)となっております。

 

(2)対象ビームライン

 募集の対象となるビームラインおよび1本あたりのビームタイム(1シフト=8時間)は以下のとおりです。

ビームライン ビームタイム
BL20B2 医学・イメージング I 12シフト程度
BL20XU 医学・イメージング II 18シフト程度
BL28B2 白色X線回折 18シフト程度
BL37XU 分光分析 12シフト程度

 

(3)運転モード

 運転モードは一般利用研究課題と同じですので、本誌335ページ一般利用研究課題の「3. (3)運転モード」を参照してください。

 

 

4. 申請方法

 Webサイトを利用した電子申請となります。以下のUser Informationウェブサイトから申請してください。下書きファイルトップページ>課題申請/利用計画書>利用計画書トップページ)をご用意しておりますので、ご利用ください。

 

 User Information : https://user.spring8.or.jp/

 トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書>課題申請/利用計画書作成

 

 併せて本誌335ページの一般利用研究課題の「4. 申請方法」を参考に申請手続きを行っていただきます。

 

● 申請書作成上のお願い

[1]申請課題について

・成果非専有課題のみ受け付けます。

・同一内容での重点産業利用課題および重点ナノテクノロジー支援課題との二重申請はできません。

・重点拡張メディカルバイオ課題、重点拡張メディカルバイオ及び一般課題の二重・三重申請は可能です。

重複申請される場合には、その旨を申請書「1. 研究課題名(日本語)」の最後に第2採択希望重点拡張メディカルバイオ課題、或いは第2採択希望重点拡張メディカルバイオ課題第3採択希望一般課題と明記してください。

・SPring-8の課題申請に不慣れな方は、「11. 問い合わせ先(1)」までご相談ください。

 

[2]申請書記述について

 研究分野が異なる審査員が読んでも、その提案の重要性が理解できるように、研究の目的や方法等それぞれの項目について具体的に記述してください。また、半年の共同利用実験のビームタイムの範囲内で実行できる内容の申請を行ってください。包括的な内容の申請は審査の対象となりません。

 

[3]ビームラインについて

 ご利用いただけるビームラインは、「3. 利用時期、対象ビームライン」に掲載していますが、不明な場合は、「BL20B2」をご記入ください。

 

[4]審査希望分野について

 「生命科学分野:L3」を選択してください。

 

 

5. 応募締切

   平成20年12月11日(木)

    午前10時JST(提出完了時刻)

 

 電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。Web入力に問題がある場合は「11.問い合わせ先(1)」へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡を受けた場合のみ別途送信方法の相談を受けます。

 

 

6. 申請受理通知

 申請が完了し、データが正常に送信されれば、受理通知と申請者控え用の誓約事項のPDFファイルがメールで送られますので、確認してください。メールが届かない場合は申請が受理されていない状態になっており、申請ページでエラーがでている、または「提出」操作を行っていない可能性がありますので、必ず確認してください。

 

 

7. 審査について

 医学界の学識経験者により審査されます。共用ビームラインにおける一般の利用研究課題選定基準(科学技術的妥当性、研究手段としてのSPring-8の必要性、実験の実施可能性、実験の安全性)を基本とし、メディカルバイオ分野における重要性、特に重要な疾患の原因解明と診断・治療法の開発への貢献を重視します。さらに新規利用者、新規研究課題であり、利用拡大を促すものであることに重きを置きます。この目的の達成のため、同一実験責任者による同一内容の課題の申請は、原則として二回までに限定します。

 

 

8. 審査結果の通知

 審査結果は、申請者に対して、平成21年2月上旬に文書にて通知します。

 

 

9.成果の公開について

 課題終了後60日以内に所定の利用報告書を財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)に提出していただきます。JASRIでは、2009A期終了後60日目から2週間後に利用報告書をWeb公開します。また、別途課題実施報告書の提出が必要となります。なお、論文発表等で成果を公表した場合は、公表後すみやかにJASRIに登録していただきます。

 

 

10. その他

(1)消耗品など費用支援ついて

 2009A期における本課題は、消耗品費(定額分と従量分)と若干の試料作成等の費用支援を予算要求中です。平成21年度予算成立後その内容が確定します。

 

(2)次回(2009B期)の応募締切

 次回利用期間(2009B期)分の募集の締め切りは平成21年6月初旬頃の予定です。2009B期については303シフトと2009A期より多く供給できる見込みです。

 

 

11.問い合わせ先

(1)課題Web申請について

  〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1

  財団法人 高輝度光科学研究センター 利用業務部

  TEL : 0791-58-0961 FAX : 0791-58-0965

  e-mail : sp8jasri@spring8.or.jp

 

(2)SPring-8相談窓口

 財団法人高輝度光科学研究センターでは、メディカルバイオ分野の放射光利用実験に関する あらゆる相談を以下の連絡先にてお受けしています。

  〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1

  財団法人 高輝度光科学研究センター

  e-mail : med-support@spring8.or.jp

  FAX : 0791-58-0988

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794