Volume 05, No.3 Pages 235 - 237
7. 告知板/ANNOUNCEMENTS
産業廃棄物の取扱い
Separation of Industrial Waste
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(財)高輝度光科学研究センターでは、産業廃棄物を「廃棄物の処理及び清掃に関わる法律」に基づき、また責任ある研究所として環境保全に配慮した管理を行っています。そのため、廃棄物の種類に応じた適切な処理が行えるよう分別回収を実施しています。
1.産業廃棄物の種類
産業廃棄物は、普通産業廃棄物と特別管理産業廃棄物に大別されます。特別管理産業廃棄物は、産業廃棄物のうち、人体及び環境に影響を及ぼす恐れのあるもので当センターの選定したものを含めて、収集及び処理等について厳重な管理を行っています。その具体的な内容を以下に示します。
表1 普通産業廃棄物
種 類 | 内 容 |
廃プラスチック | ポリウレタン、スチロール、包装材料、合成紙、合成皮革、インクカートリッジ等 |
木くず | 廃木材(梱包枠等)、板きれ、おがくず等 |
ゴムくず | 天然ゴムくず、切断くず、裁断くず等 |
金属くず | アルミホイル、古鉄、空き缶、スクラップ、ブリキ・トタンくず、銅線くず等 |
ガラス・陶磁器くず | 廃空ビン類、板ガラスくず、破損ガラス、土器くず(土管、赤レンガ等)、磁器くず(食器類)、石器類(タイル等)等 |
がれき類 | コンクリート破片、レンガ破片、ブロック破片等 |
電線くず | 電線、延長コード等 |
電球・蛍光灯 | 白熱灯、水銀灯、ナトリウム灯 |
廃乾電池 | マンガン、アルカリ、リチウム系 |
粗大物 | OA機器、棚、机、家電品等 |
表2 特別管理産業廃棄物
種 類 | 内 容 |
廃油 | 揮発油類、灯油類、軽油類 |
廃酸 | 著しい腐食性を有するもの(pH2.0以下のもの) |
廃アルカリ | 著しい腐食性を有するもの(pH12.5以上のもの) |
感染性産業廃棄物 | 血液、使用済みの注射針等の、感染性病原体を含む又はその恐れのあるもの |
血液、血清、血漿、血液製剤、病理廃棄物、血液等が付着した鋭利なもの(注射針、メス等)血液等が付着した手袋、繊維くず等、実験等に使用した試験管、シャーレ、汚染物が付着した廃プラスチック類等 | |
廃PCB等 | 廃PCB(原液)及びPCBを含む廃油 |
PCB汚染物 | PCBが塗布された紙くず、付着若しくは封入された廃プラスチック類 |
廃石綿等 | 吹付アスベスト除去物、防塵マスク、防塵フィルター等 |
有害産業廃棄物 | 水銀、カドミウム、鉛、有機リン化合物、六価クロム、砒素、シアン、PCB、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、1,3-ジクロロプロペン、チウラム、シマジン、チオベンカルブ、ベンゼン、セレン又はその化合物が基準値を超えて含まれる、汚泥、鉱さい、廃油、廃酸、廃アルカリ、燃え殻、ばいじん等 |
その他 | 実験に使用した後回収された廃液及び実験排水系に混入した廃液等、大型放射光施設から排出されるすべての実験廃液 |
2.廃棄方法
産業廃棄物は、それぞれ表1及び表2に示す種類毎に分類して廃棄して下さい。廃棄場所や手続きについては下表3及び4のとおりです。
表3 普通産業廃棄物
種 類 | 廃 棄 場 所 等 |
廃プラスチック 木くず ゴムくず 金属くず ガラス・陶磁器くず がれき類 |
(1)排出場所及び時間 産廃ステーション 随時 ポリバケツ(実験ホールのみ) 随時 ダストボックス(実験ホールのみ) 随時 産廃テント倉庫 9:30~16:30 (2)処理依頼書等は不要です。 |
電線くず 電球・蛍光灯 廃乾電池 |
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粗大物 | (1)排出場所及び時間 産廃テント倉庫 9:30~16:30 (2)処理依頼書を事前に提出して下さい。 ※資産管理手続き等の確認をいたします。 |
表4 特別管理産業廃棄物
種 類 | 廃 棄 場 所 等 |
廃油 廃酸 廃アルカリ 感染性産業廃棄物 廃PCB等 PCB汚染物 廃石綿等 有害産業廃棄物 その他実験廃液 |
(1)排出場所及び時間 指定回収日:毎週水曜日 蓄積リング棟各扉前 13:30~17:00 その他 9:30~11:30 ※それぞれの受渡時間は事前に連絡いたします。 ※原則として、指定回収日のみ対応致しますが、緊急を要する等特別な理由がある場合は、指定回収日以外にも行います。(但し、土・日・祝日を除く、9:30~17:00の間) (2)処理依頼書を事前に提出して下さい。 |
※感染性廃棄物は、別途取扱いますのでその都度ご相談下さい。 |
※ SPring-8ユーザーの排出する特別管理産業廃棄物は原則持ち帰りとなっていますが、将来の一元管理を目指して上記のとおり受入体制を整備しつつありますので、必要の都度ご相談下さい。
3.廃棄上の注意
(1)実験廃液の原液及びその一次洗浄水及び二次洗浄水は、全てポリタンク等漏出の恐れのない容器に入れ、安全な場所に保管して下さい。三次洗浄水以下の実験廃液は、実験排水系の流しに投棄してかまいません。
(2)実験廃液は混触による事故防止のため、個別容器に回収して下さい。
(3)廃棄物は、排出者・回収担当者双方に怪我等のないよう安全に取扱える状態で廃棄して下さい。
詳細については施設管理部門ホームページ等でご案内しています。
お問い合わせ先
(財)高輝度光科学研究センター 施設管理部門
計画管理課担当者(PHS:3076/3077)
e-mail:waste@spring8.or.jp