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Volume 05, No.3 Pages 228 - 230

6. 談話室・ユーザー便り/OPEN HOUSE・A LETTER FROM SPring-8 USERS

木を植え、花をいっぱい咲かせましょう!
Let’s Plant a Site with Trees and Flowers!

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4月6日、記念樹庭園に春の花を植えました


はじまり

 「四季、色とりどりの草花をいっぱい咲かせたい」

 「自然に親しみ、楽しみながら感性を磨きたい」

 「昔住み処にしていた動物達と仲良く暮らしたい」

 「研究の合間に憩える『思惟の道』を作りたい」

 「土に塗れてガーデニングの楽しみを体感したい」

 「構内に大きな木を育て、立派な研究所にしたい」

 「ガーデニングの知識や技術を身に付けたい」

 「ガーデニングを通して大切な仲間をつくりたい」

 そんな夢や願いをもった心優しき人たちが集まって、ガーデニングクラブは99年3月に発足しました。

 現在、SPring-8で仕事をする仲間と家族をあわせて、総勢54名のメンバーが活動しています。


どんな活動をしてますか?

1.A2花壇

 リング棟A2ロータリーの花壇に、パンジー、ムスカリ、チューリップ、ロベリア、ガザニア、リナリアなど、春の花がきれいに咲いています。もうすぐバイオ技術で創られたピンクのスズランも咲きます。昨年の春から、花壇の管理を総務部から引き継ぎ、デザインから種苗の発注、土作り、植栽、水やり、草取り作業までメンバーが担当しています。共同利用研究や見学の来訪者も楽しんで下さることでしょう。

2月24日、梅林に苗木を植えました


2.梅林

 リング棟B2外周空地に、今春、梅の苗木を各色とりまぜて20本ほど植えました。来春は、初めての花を愛でることができるでしょう。数年後には、春一番が吹くころ、冠雪する山並みを遠眼に、梅の香を利きながら、野点をしたり、お神酒を上げて研究談義ができますように。そのうち、特別食堂の食前酒も梅酒になります。


3.記念樹庭園

 正門守衛所の裏に、構内整備の一環として、大きな円形の庭園が造成されました。ここには、SPring-8で仕事をする仲間の受賞、表彰、学位授与、結婚、誕生、恢復、異動、退職、訪問、会議、行事などを記念する樹を植えていく計画です。

 とりあえず、施設公開にあわせ、昼休みを利用して、デージー、ペチュニア、イソトマ、プリムラ、ネモフィラ、ジニアなど2000株を植えました。4月15日には、花木、果樹の苗木を43種400本ほど植えました。中央には櫂の木があります。この木は「学問の木」と称され、閑谷学校(備前藩主池田光政公が庶民教育のために開学した我が国最古の庶民学校)の庭にある2本の大木が有名です。オレンジ色に染まる紅葉は一見の価値があります。SPring-8のシンボルとして研究成果とともに、立派に育てていかねばなりません。

 この他に、ミモザ、百合の木、目薬の木、ハンカチの木、スズランの木、オリーブ、スモークツリー、アーモンド、大山蓮華、酔芙蓉など珍しい木がたくさん植えられています。大きくなってどんな花が咲くか楽しみです。また、木の間にハーブガーデンをつくります。午後のお茶はハーブティーで...


4.光都チューリップ園ボランティア

 播磨科学公園都市建設推進協議会がタウンパーク北公園用地に展開するチューリップ園球根植えに参加しました。チューリップの球根にはお腹と背中があって、球根の向きを揃えて植えると、葉の開く方向がそろって開花が奇麗なこと、球根をゆでると結構美味しく食べることができること(?)など、真面目そうな県植物園の方から教えていただきました。お土産の球根で早速試した人もいるようです。6万株の開花は見事でした。来春は正門空地に..


5.ケナフ栽培

 ケナフはアフリカ、インド原産のアオイ科一年草です。荒地に良く育ち、パルプ、繊維など利用価値が高いので、環境保全、資源利用の観点から栽培が盛んになっています。テニスコート周囲に60株ほど植えました。3m以上に育ち、紙に漉いてみました。残りは繊維にしています。


6.花見会

 春は三日月「カタクリの里」、南光町光福寺「大糸桜」、新宮町「ちずちゃんのお花畑」、佐用町「シャクナゲの里」など、お昼休みを利用して、お弁当をもって出かけました。


7.遊歩道「思惟の道」

 サイト北西の法面は、アカガシ、シラカシ、ウラジロガシ、クヌギ、コナラ、ヤブツバキ、ヤマツツジ、ナラガシワ、イロハカエデなど、西播磨丘陵の特色をもつ多種多様な植物相からなる雑木林です。

 数年前から、敷地管理を兼ねて、けもの道を共用する遊歩道を整備してきました。最小限の下草刈り、倒木除けと迷わぬための目印付けです。研究交流棟、ユーティリティ管理棟、医学利用実験棟付近から大鳴渓谷に下山する散歩道があります。全長5kmほど、深山幽谷の趣が有ります。

 春は、薮椿、クロモジ、コブシ、山桜が咲き、シュンラン、エビネを見ることもできます。初夏に向けて、山藤、山吹、笹百合、白糸草、山紫陽花、野ばらなどが花盛りになります。秋には、秋のキリン草、紫センブリ、野路菊、山萩、桔梗、リンドウなどが咲き、落葉が始まるころ、猿捕りイバラの真っ赤な実、蔓リンドウの赤紫の実、三つ葉アケビ、ソヨゴ、クサキ、シナノ柿、タンキリマメ、紫式部が目につくようになります。冬は冬苺、ナンテン、薮柑子が彩りを添えています。

 渓谷には、アマゴが泳ぎ、オオムラサキ、ムカシトンボが舞います。クワガタ、ハルゼミなど希少昆虫類を見つけることもできます。



ケナフの花、種は広島ケナフの会から入手しました


土つくり

 SPring-8サイトは、南北4km、東西18km、厚さ数kmの上郡変斑れい岩(青緑色に白色のかすり模様)体の上に乗っています。この岩体は約3億年前に太平洋プレートの海洋性孤島の地下深部でつくられた泥質岩、玄武岩などが、約2.5憶年前にユーラシア大陸下に沈み込んでいくとき、岩体状に反転しながら押し上げられ、日本列島を形作っていった証拠だそうです。その後、約2千万年前まで浸食作用が続き、その証拠が三原栗山の頂上付近に佐用礫層として残っています。この岩体を削って造成してあるため、植物を育てるための用土を持込むか、腐葉土の堆積を待つ必要が有ります。


お願い

 種苗等は総務部で調達していただいたり、会費で購入しています。梅の苗木、記念樹等は有志者の寄贈によるものです。志はいつでも大歓迎です。ガーデニングクラブ、花壇などのお問い合わせ先は、生田和子、島村明子、高原鈴子、中山章子です。


問い合わせ先

 理化学研究所 播磨研究所

  研究推進部 生田 和子

  TEL:0791-58-2809(内線:7153)

  e-mail:ikuta@spring8.or.jp

 日本原子力研究所 関西研究所

  放射光利用研究部 島村 明子

  TEL:0791-58-2701(内線:6003)

  e-mail:akiko@spring8.or.jp

 (財)高輝度光科学研究センター

  放射光研究所 秘書室 中山 章子

  TEL:0791-58-0877(内線:2017)

  e-mail:aki-n@spring8.or.jp

 (財)高輝度光科学研究センター

  事務局 企画調査部 高原 鈴子

  TEL:0791-58-0960(内線:2183)

  e-mail:takahara@haru08.spring8.or.jp



 SPring-8サイト周辺の地質図



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794