ページトップへ戻る

Volume 04, No.1 Pages 3 - 4

2. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8

SPring-8運転・利用状況
SPring-8 Operational News

(財)高輝度光科学研究センター 計画管理グループ JASRI Planning Management Section

pdfDownload PDF (18 KB)

 SPring-8は9月30日から第10サイクル、10月21日から第11サイクル、11月11日から第12サイクルの運転を、それぞれ3週間連続運転モードで実施した。

 第11、第12サイクルでは、需要側の瞬時停電の影響と思われる停止や機器の不具合等のよる比較的長時間な停止が数回あり、放射光利用運転時間(ビームタイム)内での故障等による停止時間は約5%であった。

 第10~第12サイクルでの放射光利用実績は、実験された共同研究課題は合計158件、利用研究者数は606名にのぼった。

1.装置運転関係
(1)運転期間
  第10サイクル( 9/30(水)~10/16(金))
  第11サイクル(10/21(水)~11/ 6(金))
  第12サイクル(11/11(水)~11/27(金))

(2)運転時間の内訳
  運転時間総計           約1184時間
  装置の調整、およびマシンスタディ 約275時間
  放射光利用運転(ビームタイム)時間 約866時間
  ビームタイム内での故障等によるdown time 約43時間
  (総利用運転時間に対するdown timeの割合 約5%)

(3)運転スペック等
  ①セベラルバンチ運転(第10サイクル)
   蓄積電流  ~63mA
  ・12 bunch+48 bunch train
  ・3 bunch train*21
 
  ②マルチバンチ運転(第11、第12サイクル)
  ・2/3フィル運転
   蓄積電流  1~70mA
   (機器焼き出し時は一部~99mA)
 
 

(4)主なdowntimeの原因
  ・SR電磁石冷却水流量低下によるInter lock
  ・SRのRFクライストロン異常によるInter lock
  ・rf-BPMによるInter lock
 ・火災報知器誤報による非常停止等

(5)トピックス
 ・第10サイクルよりビームの蓄積電流値が引き上げられた。(20mAから70mAへ)
 ・第11、第12サイクルの入射は午前9:30の1回/1日の入射とした。

2.利用関係
(1)放射光利用実験期間
  第10サイクル(10/ 2(金)~10/14(水))
  第11サイクル(10/23(金)~11/ 4(水))
  第12サイクル(11/13(金)~11/25(水))

(2)ビームライン利用状況
  稼動ビームライン
    共用ビームライン  10本
  R&Dビームライン 1本
  理研ビームライン 2本
  原研ビームライン 2本
  専用ビームライン 1本
  利用研究課題  158件
  利用研究者数  606名

(3)トピックス
 ・第11サイクルで平成10年4月からの第2回共同利用期間が終了し、第12サイクルより第3回共同利用期間が開始された。(平成11年6月まで)

3.ニュースバル
 第10、第11、第12サイクルとコミッショニング(試験調整運転)を行った。11月1日に放射光を確認、翌2日ビームの蓄積(寿命9秒)を確認した。引き続き第13サイクルもコミッショニングを行う。

今後の予定
(1)12月2日~18日までの第13サイクルを3週間連続運転モードで行う。それ以降、マシンの冬期長期運転停止期間に入り(平成11年1月下旬まで)ビームラインの増設、各設備及び機器の点検作業等を実施する。

(2)運転再開は1月下旬の予定。但し2月2日までは機器の立ち上げ調整及び総合試験期間とし、ユーザーへの放射光提供は行わない。

(3)2月3日の第1サイクル(2週間連続運転モード)は、前半はビームラインの調整を行い、2月8日から12日までユーザーに放射光を提供する予定である。
 3月下旬まで3週間連続運転モードで2サイクル(第2、第3サイクル)を行う予定である。

(4)2月17日からの第2サイクルから第6サイクル迄の運転フィリングモードについては、セベラルバンチで運転する予定である。詳細な運転モードについては決まりしだいユーザーにお知らせする予定である。

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794