Volume 03, No.4 Pages 3 - 12
2. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8
SPring-8共用ビームライン利用研究課題の募集について
Call for the Beam Time Application at the Public Beamline of SPring-8
(財)高輝度光科学研究センターでは、SPring-8の共用ビームラインについて、利用研究課題を募集しています。
1.利用期間等
平成10年11月13日~平成11年6月頃(予定)
・ユーザータイム 190シフト程度の予定(1シフトは8時間)
・蓄積電流値:20~60mA(予定)
なお、蓄積リングの運転モード(電流値、バンチ数)はサイクルごとにスケジュール調整会議で決定されます。
2.募集の締め切り
平成10年7月12日(日)[当日消印有効]
申請書に電子メールアドレスが記入されている
申請者には7月25日頃に受理通知を電子メールで送ります。7月25日を過ぎても通知がこない場合は利用業務部へお問い合わせ願います。なお、電子メールを使用されない申請者の方は、お手数ですが電話で利用業務部へお問い合わせ下さい。
3.募集の対象となる共用ビームライン
(1)BL01B1 XAFS
(2)BL02B1 結晶構造解析
(3)BL04B1 高温構造物性
(4)BL08W 高エネルギー非弾性散乱
(5)BL09XU 核共鳴散乱
(6)BL10XU 高圧構造物性
(7)BL25SU 軟X線固体分光
(8)BL27SU 軟X線光化学
(9)BL39XU 生体分析
(10)BL41XU 生体高分子結晶構造解析
応募の前にビームライン・ステーションの整備状況をSPring-8のWWWホームページ(以下の4.参照)で確認して下さい。
なお、上記の共用ビームライン以外で、以下の
・BL14B1(原研) 表面構造物性、高温高圧物性
・BL23SU(原研) 原子分子物理
・BL44B2(理研) 時分割結晶構造解析
・BL45XU(理研) 小角散乱
・BL47XU(研究開発)光学機器開発およびイメージング技術開発
のビームタイムの一部を使用することも可能です。4.応募方法
SPring-8利用研究課題申請書(98年版)を記入要領に従い作成し、以下の項目5に示す提出方法に従い項目6の提出先までお送り下さい。申請書(98年版)は本誌(次頁)をコピーして利用できます。
(参考)SPring-8のWWWホームページでは書き込みのできるPDF形式ファイルで申請書を供給しています。PDF形式ファイルを読み出して、書き込むためには書き込みに対応しているバージョンの「Acrobat Reader」のインストールが必要です。(無料でインストールできるボタンをホームページ中に表示しています。)なお、ブラウザはNetscapeの場合バージョン3.0以上をお使い下さい。(詳細は次頁をご覧ください。)
[利用研究課題募集案内のホームページURL]
http://www.spring8.or.jp/JAPANESE/user_info/(日本語)
http://www.spring8.or.jp/ENGLISH/user_info/(英語)
5.申請書の提出方法
作成された申請書A4版4頁の元本1部、元本の1、2頁を表面に、また3、4ページを裏面としてA4版1枚に左綴じで読めるように縮小両面コピーした副本15部を下記の提出先に郵送して下さい。
6.申請書提出・問い合わせ先
〒679-5198 兵庫県佐用郡三日月町三原323-3
(財)高輝度光科学研究センター 利用業務部
「共用ビームライン利用研究課題募集係」
牧田知子または平野有紀
Tel: 07915-8-0961/Fax: 07915-8-0965
e-mail: sp8jasri@spring8.or.jp
7.利用料金
成果非専有研究(成果を公開)で申請される課題は、ビーム使用料は無料です。成果専有研究(成果を非公開)で申請される課題はビーム使用料を徴収します。詳細は、利用業務部にお問い合わせ下さい。
8.利用研究課題の選定
提出されたSPring-8利用研究課題申請書は、「共用施設の利用研究課題選定に関する基本的考え方」(SPring-8利用者情報Vol.1, No.1, p.22参照)に示す選定の基準に基づき、利用研究課題選定委員会(PRC)において利用研究分野ごとに審査します。
9.審査結果の通知
平成10年9月末の予定
10.備考
審査の結果、研究課題が採択された場合の手続きについては、利用者情報Vol.3, No.3(May, 1998)P.48をご覧ください。
(参考)インターネットによる申請書の取り出しおよび書き込み方法について
1.利用研究課題募集案内のホームページURL
http://www.spring8.or.jp/JAPANESE/user_info/(日本語)
http://www.spring8.or.jp/ENGLISH/user_info/(英語)
ブラウザはNetscapeの場合バージョン3.0以上をお使い下さい。
2.供給している申請書
書き込みのできるPDF形式ファイルなお、申請書2ページ目以降はフォントの大きさを2種類用意しています。記入量に応じて選択してください。
PDF形式ファイルを読むためには予め、以下の3の項目に示したソフトのいずれかをインストールしておく必要があります。
3.ソフトに応じた利用方法
(1)PDF形式ファイルを表示と印刷するだけの古いバージョンの「Acrobat Reader」がインストールされている場合
申請書をプリントアウトして、従来の方法で作成してください。
(2)書き込みもできる最新の「Acrobat Reader 」がインストールされている場合(インストールされていない方は、アドビ社のホームページから無料でインストールできます。上記SPring-8のホームページ中にリンクしています。)
書き込み後プリントアウトできますが、書き込んだファイルを保存する事ができません。書き込み内容を他のソフト(たとえば、Word)で作成し、コピー&ペーストしてください。
(3)「Acrobat Exchange 3.0aJ」をインストールされている場合(「Acrobat Exchange 3.0aJ」は「Acrobat Reader 3.0aJ パッケージ」を購入されますとその中にはいっています。)PDF形式ファイルを読み出して、直接書き込み、保存できます。
4.図の張り付けについて
PDFファイル上ソフトでは図を張り付けられませんので、以下のどちらかの方法を選択してください。
(1)図は別の用紙に作成し物理的に張り付ける。
(2)記入内容を適当なソフト(たとえば、文章はWordで作り、図をペーストする)で申請書のフォーマットに合わせて作り、予めプリントアウトしたブランクの申請書に印刷する。
利用研究課題申請書の記入例