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Volume 27, No.4 Pages 366 - 372

3. 研究会等報告/WORKSHOP AND COMMITTEE REPORT

SPring-8シンポジウム2022報告
SPring-8 Symposium 2022 Report

杉本 邦久 SUGIMOTO Kunihisa

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)行事幹事/近畿大学 理工学部 理学科 化学コース Department of Science, Faculty of Science and Engineering, Kindai University

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SPring-8 SACLA

 

はじめに
 去る9月25日(日)、26日(月)に、SPring-8シンポジウム2022が、SPring-8ユーザー協同体(以下、SPRUC)、理化学研究所 放射光科学研究センター(以下、理研)、高輝度光科学研究センター(以下、JASRI)、東京大学の主催により開催されました。第11回目となった本年度のシンポジウムは、SPring-8の先端分析技術に裏打ちされた基礎研究から新たな社会基盤を構築し、その先に求められる未踏の分析アプローチに応えることが新しい学問分野の創成に繋がるとの思いから、「SPring-8がつむぐ学術と社会のリンケージ」をテーマとしました。この循環が生み出す学術と社会のリンケージ(つながり)を深めるようなSPring-8の利用を議論することにより、SPring-8の将来のビジョンが描かれることを期待して、SPring-8放射光普及棟 大講堂・中講堂とオンラインのハイブリッドで2日間開催し、講演者及び参加者でSPring-8への来所が可能な方はSPring-8普及棟 大講堂に集まる形をとりました。オンラインからの質問はチャットを経由して受け取り、座長が講演者に伝えるようにしました。開催方式の検討と当日の運営についてはSPRUC副会長の東京大学の原田慈久氏にご尽力いただきました。

 

 

セッションI オープニング
 オープニングセッションでは、西堀英治SPRUC会長(写真1)より開会の挨拶がありました。続いて、オンラインでの理研の松尾浩道理事(写真2)から挨拶がありました。今回は、接続の都合で画面なし音声のみの挨拶となりました。JASRIの雨宮慶幸理事長(写真3)より、現地での挨拶がありました。最後に、文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発基盤課 古田裕志課長から来賓挨拶をいただきました。それぞれの方々の挨拶の中では、科学技術の探求と産業界や社会のつながりについての今後の期待が述べられたことからも、社会の中におけるSPring-8およびSPRUCの役割を強く認識させられました。

 

写真1 西堀英治SPRUC会長 写真2 松尾浩道理事 写真3 雨宮慶幸理事長

 

 

セッションII 施設報告
 セッションIIでは、施設報告として、理研とJASRIから、理研放射光科学研究センター 物理・化学系ビームライン 基盤グループ 矢橋牧名グループディレクター(GD)(写真4)、JASRI利用推進部 木村滋部長(写真5)、JASRI放射光利用研究基盤センター 坂田修身副センター長(写真6)、JASRI XFEL利用研究推進室 籔内俊毅グループリーダー(写真7)による講演が行われました。矢橋GDからは、「近況と展望」と題した講演が行われました。昨今の電気代の上昇に伴い、利用時間確保のため光熱費の推移を注視している点及びSPring-8の改修計画に先立って、ビームライン(BL)再編&運用改革を実施していることが報告されました。
 木村部長からは、「利用制度の改正」と題し、利用制度改正の実施状況及び長期間有効な利用課題の改正について講演が行われました。利用制度改正に関しては、利用者層の拡大、利用制度の複雑化、国の中間報告を背景として、国の中間評価の提言を踏まえつつ、利用者にとって使い易い利用制度、産学官の多様な利用者の積極的な利用を促し、社会に対する一層の貢献を趣旨としている点について報告がありました。次に、利用制度改正の実施状況については、2022A期から緊急課題の改正、時期指定課題の改正、大学院生提案型課題の改正が行われたこと、2022B期からは、課題募集の頻度拡大、産業利用ビームラインI・II・IIIの運用変更が行われたことの詳細について示されました。
 坂田副センター長からは、「共用BL再編の現状」と題した講演が行われました。再編のコンセプトとして、Production装置のカテゴリについて幅広い成果を目指し各手法を高度化、ハイスループット化、基盤的な分析装置群の高性能化や産学連携のさらなる促進、オペランド構造解析のニーズへの対応、重複装置の集約や配置最適化が示され、今後、X線分析の専門家ではない方が文化財や化石を代行測定可能となるようにX線マイクロCT自動測定装置やPDF測定時間を大幅短縮したハイスループットPDF測定装置の整備などを行なっていくことが報告されました。
 籔内俊毅グループリーダーからは、「SACLA共用開始10年のサマリー」と題した講演が行われました。X線自由電子レーザー施設SACLAの概要について話された後に、SACLA共用開始からの10年に実施された光源性能と利用環境の高度化、主な共用装置と利用基盤の現状、世界のXFEL施設の現状を踏まえたSACLAの今後の展開について講演されました。この10年間において、SACLAの性能・利用環境は大きく向上し、FELビームラインの増設、高度化によるユーザー運転時間の倍増、ユーザーと密に連携した装置や利用手法の開発による利用基盤の高度化、XFEL光源と利用基盤の高品質化を目指したDXの取り組みを実現することにより幅広い分野で利用研究の成果が創出されたことについて報告がありました。また、現在、SACLAを取り巻くXFEL・放射光施設の環境は、世界のXFEL施設が2拠点から5拠点に増加し、放射光施設では第4世代化(低エミッタンス化、高輝度化)が進むなど大きく変化しており、今後は、競争と協力のバランス、SACLAの価値向上(XFEL光源性能・利用基盤の発展)が重要であり、2030年代を目処に高繰返し化(1 kHz以上)を目指すことが示されました。

 

写真4 矢橋牧名GD 写真5 木村滋部長
写真6 坂田修身副センター長 写真7 籔内俊毅グループリーダー

 

 

セッションIII 東大がつむぐ学術と社会のリンケージ
 セッションIIIでは、東大がつむぐ学術と社会のリンケージとして、東京大学から、原田慈久氏(写真8)、伊藤耕三氏(写真9)、三村秀和氏(写真10)による講演が行われました。冒頭、原田慈久氏よりイントロダクションとして、東京大学を取り巻く学術と社会のリンケージの現状に基づいて主旨説明が行われました。
 引き続き伊藤耕三氏より「SPring-8を利用した高分子の強靭化研究」と題した講演が行われました。ロタキサン構造を利用した高分子材料であるタフポリマーの研究成果のみならず、内閣府の革新的研究開発プログラム(ImPACT)及び戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)を通して築き上げられた学術と産業をつなぐ仕組みづくりであるマトリクスマネージメントについて示されました。
 三村秀和氏からは、「高速X線撮像が拓く精密加工学」と題した講演が行われました。工作機械+放射光で何ができるかとの視点から、静的な加工前後の比較だけでは加工現象の理解に限界があるため、加工をしている様子を直接みたいとの興味から高速X線撮像による研削加工、レーザー加工の原理解明への産業的な展開と要望について示されました。

 

写真8 原田慈久氏 写真9 伊藤耕三氏 写真10 三村秀和氏

 

 

セッションIV パネルディスカッション
 今回で6回目となる「パネルディスカッション」が行われました。原田慈久氏をモデレーターとし、パネリストとして、理研放射光科学研究センターの石川哲也センター長(写真11)、JASRIの山口章理事(写真12)、伊藤耕三氏、三村秀和氏が会場およびオンラインで参加しました(写真13)。
 当パネルディスカッションのテーマは、「SPring-8がつむぐ学術と社会のリンケージ」です。最初に、司会の原田慈久氏よりセッションIIIを振り返り、SPring-8が今後さらに進める産学連携の中で大学、国立研究機関、施設が果たす役割や学術側のモチベーション及びインセンティブに対する問いかけが行われました。次に、山口章理事より企業に在籍していた経験に基づき、SPring-8の産業利用の更なる促進策として、「産」の単独での利用及び「産学連携」の両方を充実させることの重要性が示されました。さらに、「モノづくりの課題」へ裾野を広げるなど相手の立場を理解した産・学術・施設連携のあり方を議論し推進していく必要性について示されました。
 伊藤耕三氏より、自身が進めてこられたプロジェクト研究の中で培ったマトリクスマネージメントについて、改めて紹介され、企業と大学の先生方との綿密な打ち合わせを複数回行うことによりマッチングを成立させて産学連携を推進した経験を紹介されました。三村秀和氏からは、自身の産学連携の姿勢として、最初から必ずビジネスとして利益を産むことを想定せず、科学的な興味に基づいて出発し、共同研究開発に発展させる方法について紹介されました。石川哲也センター長からは、学術研究機関・施設・産業が、サイバー空間上で連携するリサーチリンケージを構築することにより、相乗効果による関連分野の発展への期待が示されました。
 また、会場からは、学術と産業を結ぶためには、多くの学生を博士後期課程に進学させ、課題解決が可能な科学的関心の高い人材を大学から送り出す努力も必要でないかとの意見やSPring-8を使っている企業の多くは研究所を持つような大きな企業であるが、規模を問わず知的好奇心は持っているので、学術側からの歩みよりにより産学連携が推進できるのではないかとの意見が出されました。
 最後に、原田慈久氏が議論について、産学連携はいろいろな形があるにせよ、企業から求められていることが再認識され、実施しやすい仕組みづくりについても、迅速に大学、企業、施設が連携して構築していく重要性を示された形で終了しました。

 

写真11 石川哲也センター長 写真12 山口章理事
写真13 パネルディスカッション

 

 

セッションV 利用トピックス
 セッションVでは、利用トピックスとして、大阪大学の山田純平氏(写真14)、東京大学の平沢達矢氏(写真15)、住友ゴム工業の金子房恵氏(写真16)、京都大学の北川宏氏(写真17)による講演が行われました。
 山田純平氏からは、「SACLAにおける高強度XFEL sub-10nm集光」と題した講演が行われました。SACLAにおけるナノ集光の話題から始まり、sub-10 nm集光光学系の設計の境界条件を達成するために開発されたWolter III型advanced KBミラーに関する開発と性能評価について報告されました。
 平沢達矢氏からは、「放射光X線マイクロCTを用いたデボン紀脊椎動物化石の骨格形態および組織構造の精密観察」と題した講演が行われました。脊椎動物の「かたち」は、どのように進化してきたのかをパレオスポンディルスの化石のX線CT像を解析することにより脊椎動物の進化における1890年以来の謎を解明されたことについて報告されました。
 金子房恵氏からは、「テンダーX線タイコグラフィを用いたリチウム硫黄電池の化学状態の可視化」と題した講演が行われました。リチウム硫黄電池において課題となっているリチウムと結合した硫黄の溶出に伴うサイクル特性の悪化及び長寿命化のヒントを得るために活物質粒子単体だけでなく充放電における活物質の硫黄の化学状態をナノレベルで可視化するテンダーX線タイコグラフィ開発の取り組みについて報告されました。
 北川宏氏からは、「~多元素ナノ合金触媒の開発とSPring-8 への期待~」と題した講演が行われました。合金の組合せにおいては、未だに7割以上は自由に混ぜ合わせられないところ、多元素ハイエントロピー効果を利用した準安定状態の元素融合を行い、硬X線光電子分光などを用いた評価及び実用化に向けた取り組みについて報告されました。

 

写真14 山田純平氏 写真15 平沢達矢氏
写真16 金子房恵氏 写真17 北川宏氏

 

 

セッションVI データサイエンスと放射光
 セッションVIでは、データサイエンスと放射光として、理研の初井宇記チームリーダー(写真18)、復旦大学の服部素之氏(写真19)、トヨタ自動車の庄司哲也氏(写真20)による講演が行われました。
 初井宇記チームリーダーからは「SPring-8データセンター構想」と題した講演が行われました。検出器の出力ポートのデータ帯域増大及びポート数の増大(並列化)によるデータ量の増大に関する課題について、大規模並列計算による解析フローの短縮などを念頭に置いたSPring-8データセンター構想についての取り組みについて報告されました。
 服部素之氏からは「AlphaFold、襲来」と題した講演が行われました。近年、構造生物学で注目を集めているタンパクの予測構造ソフトウェアAlphaFold2において適切に使うためには、予測構造の正確さを判断できるリテラシーが必要であるなどの注意点について報告されました。
 庄司哲也氏からは「大型研究施設におけるMIとDX」と題した講演が行われました(MI: Materials Informatics)。MIの活用が限定的になってしまっている原因として、分析データはあるものの、どうすれば欲しい情報をとりだせるのかが不明でMI活用が滞っていることなどの事例を指摘し、将来の社会解決のためにMI・DXによる材料研究の課題や加速させる取り組みについて報告されました。

 

写真18 初井宇記チームリーダー 写真19 服部素之氏
写真20 庄司哲也氏(右上)

 

 

セッションVII SPRUC総会・YSA授賞式、受賞講演
 SPRUC総会、Young Scientist Award(YSA)授賞式、受賞講演が行われました。総会では、まず、西堀会長による挨拶があり、続けて、行事、予算、研究会での活動状況についての報告がありました。最後に、今後のSPRUCの活動予定が示されました。続いて、SPRUC2022 YSA授賞式が行われました。冒頭、尾嶋正治選考委員長(写真21)より、13名の応募があり、計2名を受賞者としたことと、それぞれの受賞理由の紹介がありました。授賞式の後、受賞者である井上伊知郎氏と古池美彦氏による受賞講演が行われました(写真22)。
 井上伊知郎氏は、「ユニークなXFELモードの開発と高強度X線科学への応用」について発表しました。高強度XFELパルス(マイクロ、サブマイクロ、シングルnm集光ビーム)の照射中、照射後の材料の挙動及びXFELパルス(マイクロ、サブマイクロ、シングルnm集光ビーム)照射後の材料の挙動及び高強度X線と物質との相互作用の応用となる超高速放射線損傷に基づく非線形X線光学の研究内容に引き続き、将来のアト秒のX線の科学への展開について発表しました。古池美彦氏は、原子スケールで「1日」を表現する時計タンパク質KaiCの反応サイクルをさまざまなタイプの結晶格子で捉えることに成功した成果について、C2-リン酸化サイクルの「1日」に組み込まれたスイッチ機構とC1-ATPaseの連動システム、C1-ATPaseサイクルによる活性・複合体の制御機構の詳細に関する研究内容について発表しました。

 

写真21 尾嶋正治選考委員長 写真22 2022YSA授賞式

 

 

セッションVIII クロージング
 クロージングセッションでは、最初に理研 石川センター長より総括がありました。今回の主題である産学連携については、パネルディスカッションとしては大きなテーマであったため、改めて企業も入れた形での議論する場を設けてはどうかとの意見をいただきました。また、SPring-8の利用形態もダイバーシティが進んでおり、多様化かつ多層化になってきているが、尖ったサイエンスの出現について若手に期待を寄せられました。次に、主催機関を代表してSPRUC西堀会長より閉会の挨拶がありました。会長自身の全体の感想が述べられ、最後に参加者数が497名であったことの報告、および実行委員を始めとした関係者、参加者へのお礼の言葉がありました。

 

 

セッションIX ポスターセッション
 クロージングセッションの後、REMOを使ったポスターセッションが行われました。SPRUC研究会、共用BL、理研・専用BL、施設、パートナーユーザー、長期利用課題から合計90件を超えるポスターが掲示されました。今回もポスターセッションはプログラムの構成上、一番最後にスケジュールされました。会合を活発に開いているような研究会やBL再編に関係するポスターでは8席満席で議論が進められていました。ポスターセッションでは、サイエンスより、BLの現状や装置開発、計測技術に関する情報交換が多くを占めているように見られました。講演では聞けない細かい点をじっくり議論しているようでした。コロナ禍において、REMOによるポスターセッションは、一般的に使われるようになり、物珍しさを感じなくなりましたが、やはり、早く対面での議論が日常になることを願っています。

 

 会議のプログラムの詳細とアブストラクトは下記Webページにて公開されています。
http://www.spring8.or.jp/ja/science/meetings/2022/sp8sympo2022/

 

 

SPring-8シンポジウム2022
開催方法:現地・オンラインハイブリッド
9月25日(日):1日目
セッションI オープニング

13:00-13:05 開会挨拶
西堀 英治(SPRUC会長、筑波大学 教授)
13:05-13:20 挨拶
松尾 浩道(理化学研究所 理事)
雨宮 慶幸(高輝度光科学研究センター 理事長)
  来賓挨拶
古田 裕志(文部科学省 科学技術・学術政策局 研究開発基盤課長)

 

セッションII 施設報告
座長:井上 伊知郎(理化学研究所)

13:20-13:40 近況と展望
矢橋 牧名(理化学研究所、高輝度光科学研究センター)
13:40-14:00 利用制度の改正
木村 滋(高輝度光科学研究センター)
14:00-14:20 共用BL再編の現状
坂田 修身(高輝度光科学研究センター)
14:20-14:50 SACLA共用開始10年のサマリー
籔内 俊毅(高輝度光科学研究センター、理化学研究所)

 

セッションIII 東大がつむぐ学術と社会のリンケージ

15:00-15:10 イントロダクション
原田 慈久(東京大学)
15:10-15:30 SPring-8を利用した高分子の強靭化研究
伊藤 耕三(東京大学)
15:30-15:50 高速X線撮像が拓く精密加工学
三村 秀和(東京大学)

 

セッションIV パネルディスカッション
司会(モデレータ):原田 慈久(東京大学)

16:00-17:30 「SPring-8がつむぐ学術と社会のリンケージ」
パネリスト:石川 哲也(理化学研究所)
      山口 章(高輝度光科学研究センター)
      伊藤 耕三(東京大学)
      三村 秀和(東京大学)

 

9月26日(月):2日目
セッションV 利用トピックス

座長:小林 正起(東京大学)

9:30- 9:50 SACLAにおける高強度XFEL sub-10nm集光
山田 純平(大阪大学)
9:50-10:10 放射光X線マイクロCTを用いたデボン紀脊椎動物化石の骨格形態および組織構造の精密観察
平沢 達矢(東京大学)
10:10-10:30 テンダーX線タイコグラフィを用いたリチウム硫黄電池の化学状態の可視化
金子 房恵(住友ゴム工業)
10:30-10:50 ~多元素ナノ合金触媒の開発とSPring-8 への期待~
北川 宏(京都大学)

 

セッションVI データサイエンスと放射光
座長:永村 直佳(物質・材料研究機構)

11:00-11:20 SPring-8データセンター構想
初井 宇記(理化学研究所)
11:20-11:40 AlphaFold、襲来
服部 素之(復旦大学)
11:40-12:00 大型研究施設におけるMIとDX
庄司 哲也(トヨタ自動車)

 

セッションVII SPRUC総会・YSA授賞式、受賞講演
座長:杉本 邦久(SPRUC行事幹事、近畿大学)

13:00-13:20 SPRUC活動報告、2021年度決算・2022年度予算報告等
13:20-13:30 SPRUC2022 Young Scientist Award授賞式
尾嶋 正治(東京大学)
13:30-13:45 Young Scientist Award受賞講演1
ユニークなXFELモードの開発と高強度X線科学への応用

井上 伊知郎(理化学研究所)
13:45-14:00 Young Scientist Award受賞講演2
放射光X線で照らす時計タンパク質KaiCの概日振動メカニズム

古池 美彦(自然科学研究機構・分子科学研究所)

 

セッションVIII クロージング

14:00-14:05 総括
石川 哲也(理化学研究所)
14:05-14:10 閉会挨拶
西堀 英治(SPRUC会長)
14:10-14:15 ポスターセッションの参加方法説明
杉本 邦久(シンポジウム実行委員長)

 

セッションIX ポスターセッション

(REMO Conferenceサイト公開時間 9/26 9:30-17:00)

14:30-16:30 SPRUC研究会、共用BL、理研・専用BL、施設、パートナーユーザー、長期利用課題

 

 

 

杉本 邦久 SUGIMOTO Kunihisa
近畿大学 理工学部 理学科 化学コース
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
TEL : 06-4307-5099
e-mail : sugimoto@chem.kindai.ac.jp

 

 

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[ - Vol.15 No.4(2010)]
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