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Volume 15, No.3 Pages 198 - 199

4. SPring-8 通信/SPring-8 COMMUNICATIONS

平成23年度 SPring-8パワーユーザー募集について
Call for Power User Applications FY 2011

登録施設利用促進機関(財)高輝度光科学研究センター Registered Institution for Facilities Use Promotion, JASRI

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 平成15年度より導入したパワーユーザー制度について、従来のパワーユーザー指定制(非公募)から、平成20年度より全てのユーザーに対しパワーユーザーになり得る機会を設ける公募制に変更されました。

 平成23年度からのパワーユーザーについて、以下の要領でご応募ください。

 

 

1.パワーユーザーについて

(1)パワーユーザー制度について

 パワーユーザー(以下「PU」という)とは、共用ビームラインおよび測定技術を熟知し、放射光科学・技術の学術分野の開拓が期待できる研究者で、

 1)先導的な放射光利用研究分野において優れた研究成果創出を目指す

 2)ビームライン実験ステーション設備の開発および高度化に協力する

 3)利用研究の拡大・推進、および利用者支援を行う

のいずれも満たす方を指しています。

 PUの指定期間は5年間です。指定されたPUについては、3年目終了を目途に、研究業績、装置開発および支援に関してPU審査委員会で中間評価を行い、4年目以降の継続、中止が決定されます。また、指定期間終了時にPU審査委員会で業績の評価を行います。

 

(2)PUの活動について

 ●PUによる利用実験課題(PU課題)の実施

 PUは、前項に示した目的1)のためにPU課題を実施する事が出来ます。なお、PU課題1課題に配分できる上限ビームタイムは各期の各ビームラインのシフト数(8時間/シフト)の20%までです。PU課題は成果公開に限ります。

 

 ●PUによる高度化、利用者支援等

 PUには、PU課題の実施の他、前項に示した2)、3)に対する協力、支援および関連の深い研究分野の他のユーザー課題に対する測定技術やデータ解析などの助言等の支援を行っていただきます。

 

 

2.指定期間、ビームライン

 指定期間、PUを募集するビームラインは以下のとおりです。

(1)指定期間

 平成23年度より5年間(3年実施後に中間評価を実施)

 

(2)PUを募集するビームライン

 共用ビームライン26本全てで募集します。応募ビームラインでは、「1.パワーユーザーについて」に示した、PU課題の実施、実験ステーション等設備の高度化、および支援対象ビームラインの一般ユーザー支援を行っていただきます。

 ご応募の前にビームライン・ステーションの整備状況をSPring-8ホームページの「ビームライン一覧」(トップページ>クイックリンク>ビームライン情報>ビームライン一覧)で確認してください。

 

 

3.応募について

(1)応募方法

 Webサイトを利用した電子申請となりますが、パワーユーザー応募のための設定が必要となりますので、応募を希望される場合は「7.問い合わせ先」まで連絡してください。なお、この設定は土日休日を除く平日日中(9時〜17時)のみの対応となりますので、余裕を持ってご連絡ください。また、下書きファイルを用意しておりますので、ご利用ください。

  申請サイト

  User Information Site https://user.spring8.or.jp/

  トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書>課題申請/利用計画書作成

 PU独自の内容もございますので、応募に当たっては記入要領をよくお読みください。

 

(2)応募締切

  平成22年10月22日(金) 午前10時JST(提出完了時刻)

 電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。

 Web入力に問題がある場合は「7.問い合わせ先」へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡を受けた場合のみ別途送信方法の相談を受けます。

 

(3)申請受理通知

 申請が完了すれば、受理通知と申請者控え用の誓約事項のPDFファイルがメールで送られます。メールが届かない場合は申請が受理されていない可能性がありますので、下記の通り確認してください。

1)申請課題が UIサイト>課題申請/利用計画書作成 の「提出済」に表示されていない場合

→受理されていません。もう一度申請課題の「提出」操作を行って下さい。

2)申請課題が UIサイト>課題申請/利用計画書作成 の「提出済」に表示されている場合

→受理されています。ユーザー登録内容が正しいにもかかわらずメールが不着となっている場合は、利用業務部にお問い合せ下さい。

 

 

4.応募者の審査について

 書類審査と面接審査の2段階審査とし、書類審査に合格された方について、面接審査に進んでいただきます。

  面接審査(プレゼンテーション30分間、質疑応答30分を予定)

  開催日:平成22年11月18日(木)

 書類審査に合格された申請者には、面接時間を連絡いたしますので、PU課題、ビームラインの高度化、利用者支援計画についてのプレゼンテーションのご準備をお願いいたします。

 

 

5.審査結果の通知

 書類審査結果通知(面接時間通知)

  平成22年11月10日(水)頃

 採否通知

  平成22年12月上旬

 

 

6.その他

(1)利用報告書

 ●PU課題

 各期課題終了後60日以内に所定の利用報告書をJASRIに提出していただきます。JASRIでは、各期終了後60日目から2週間後に利用報告書をWeb公開します。利用報告書を提出されなかった場合には、成果非公開(専有)課題のビーム使用料と同額の、1シフトあたり480,000円をお支払いいただきます。その際は、利用報告書もご提出いただきます。また、論文発表等で成果を公表された場合、公表後すみやかにJASRIに登録していただきます。

 

 ●高度化、一般ユーザー支援

 各期終了後60日以内に所定の報告書をJASRIに提出していただきます。

 

(2)PUに対する支援について

 平成22年度現在、PUの活動に対してJASRIは以下の支援を行っています。平成23年度においても予算要求中です。平成23年度予算成立後その内容が確定します。

1)PU課題実行、PUによる実験ステーション設備等の高度化および一般ユーザー(PUグループやJASRIスタッフを実験責任者および共同実験者としない課題のユーザー)支援のための来所に係る旅費(支給人数等に制限有り)

2)一般ユーザー実験支援、高度化用消耗品費の支給

3)PU課題にかかる消耗品実費負担

 なお、一般ユーザーとの共同研究を前提とした活動は、パワーユーザーとしての支援とはみなされず、上記の対象外です。また、PUグループの関わる実験はビームライン担当者の支援はありません。

 

 

7.問い合わせ先

 〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1

 (財)高輝度光科学研究センター 利用業務部

 桑野富美子、宇野照栄

 TEL:0791-58-0961/FAX:0791-58-0965

 e-mail:sp8jasri@spring8.or.jp

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794