ページトップへ戻る

Volume 15, No.2 Pages 120 - 121

4. SPring-8 通信/SPring-8 COMMUNICATIONS

平成21年度の選定委員会の活動状況
Activities of the SPring-8 Selection Committee in the 2009 Fiscal Year

登録施設利用促進機関(財)高輝度光科学研究センター 利用業務部 Registered Institution for Facilities Use Promotion, User Administration Division, JASRI

pdfDownload PDF (18 KB)

 

 平成18年7月の「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律」施行に伴い、利用促進業務(利用者選定業務及び利用支援業務の総称)を行う登録施設利用促進機関JASRIに設置された選定委員会は、施設利用研究に関し学識経験を有する者により構成され、JASRIが行うSPring-8の利用者選定業務に関し意見を述べる委員会である。平成21年度は委員会を2回開催した。平成21年度より新たな委員が委嘱された。第8回選定委員会において委員の互選が行われ坂田誠氏が委員長に選出され、佐々木聡氏が委員長代理に指名された。新規委員の任期は平成23年3月末までの2年間となる。

 さて、第8回選定委員会では6項目の報告事項として事業説明が行われた。報告事項の後、施設者側として現在大きな課題となっている、SPring-8の利用成果の公表をいかに促進していくべきかについて議論を行った。海外他機関のデータと比較しつつ、 SPring-8の現状を紹介し、問題点や課題などについて各委員からさまざまな意見が出された。議論の中で、「日本の論文、「質」9位に転落」という短文の新聞掲載記事が紹介され、研究者が雑事に追われるあまり、研究に費やす時間が減っているという日本のサイエンスの現状なども紹介された。このテーマについては、SPring-8の現状を更に精査し、議論を継続する事となった。第9回の選定委員会では、冒頭、白川理事長より、政府の行政刷新会議において実施された事業仕分けの結果に対し、利用者懇談会をはじめ利用ユーザー、文部科学省及び関係各位の絶大なるご支援、ご協力を賜った事についての謝意があった。今回の委員会では、報告事項として4項目の事業説明が行われた。その後、SPring-8の利用料金の改定及び、利用成果の公表の促進の2項目について議論を行った。利用料金の改定では①時期指定課題の利用料金 ②成果公開優先利用課題の利用料金 ③成果公開優先利用課題の利用枠の拡大と応募資格見直しの3案について議論を行った。利用料金の変更については、現行の利用制度と併せて検討する必要があるとの意見などがあった。施設側としては委員会の意見を踏まえ関係当局と議論を進める事となった。利用成果の公表の促進では、前回のデータを更に精査し、施設側案も含めて報告を行った。今後選定員会の下にワーキンググループを設置し、施設側案をたたき台として、更に議論を深め、次回の委員会に方策を提案する事となった。

 

 

 

第8回選定委員会

[日  時]平成21年10月27日(火)13:30〜15:30

[開催場所]東京ステーションコンファレンス503-A号

[主な議題](1)2009B期の利用研究課題審査結果について

(2)広エネルギー帯域先端材料解析ビームライン(15XU)の成果評価及び次期計画報告書の審査について

(3)革新型蓄電池先端基礎科学ビームライン(京都大学)の審査結果について

(4)第二期パワーユーザーの事後評価について

(5)粉末X線回折の測定代行開始について

(6)第21回利用期(2008A)から第23回利用期(2009A)における特定放射光施設のうち研究者等の共用に供する部分の利用実績について

(7)成果の公表の促進について

 

 

第9回選定委員会

[日  時]平成22年3月23日(火)13:30〜15:30

[開催場所]東京ステーションコンファレンス602-A号

[主な議題](1)2010A期の利用研究課題審査結果について

(2)NSRRC IDビームライン(BL12XU)・BMビームライン(BL12B2)の契約期間満了に伴う成果評価及び次期研究計画書の審査結果について

(3)先端触媒構造反応リアルタイム計測ビームライン設置計画趣意書の審査結果について

(4)第24回利用期(2009B)における特定放射光施設のうち研究者等の共用に供する部分の利用実績について

(5)利用料金の改定について

(6)成果の公表の促進について

 

 

平成21-22年 選定委員会

坂田  誠   国立大学法人名古屋大学 名誉教授

佐々木 聡   国立大学法人東京工業大学 応用セラミックス研究所 教授

松下  正   大学共同利用機関高エネルギー 加速器研究機構 名誉教授

尾形  潔   株式会社リガクX線研究所 主幹部員

片桐  元   株式会社東レリサーチセンター 取締役

勝部 幸輝   ファルマ・アクセス株式会社 代表取締役会長

栗原 和枝   国立大学法人東北大学 多元物質科学研究所 教授

合志 陽一   国立大学法人筑波大学 監事

鈴木 謙爾   財団法人特殊無機材料研究所 理事長

高原  淳   国立大学法人九州大学 先導物質化学研究所 教授

中川 敦史   国立大学法人大阪大学 蛋白質研究所教授

藤井 保彦   独立行政法人日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 部門長

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794