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Volume 09, No.3 Pages 179 - 190

1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8

第12回共同利用期間(2003B)において実施された利用研究課題
The Experiments in the 12th Research Period (2003B) at the Public Beamlines of SPring-8

放射光利用研究促進機構 (財)高輝度光科学研究センター Organization for the Promotion of Synchrotron Radiation Research, JASRI

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 第12回共同利用期間(2003B)は、平成15年9月から平成16年2月にかけて実施されました。一般利用研究課題に加えて、2002B期より開始された「ナノテクノロジー総合支援プロジェクト課題」及び「タンパク3000プロジェクト個別的解析プログラム」は、今期より重点研究課題の重点領域指定型としてそれぞれ「重点ナノテクノロジー支援」領域及び「重点タンパク500」領域で採択された課題が実施されました。また、平成15年4月以降「重点産業利用」領域として重点トライアルユース課題が開始され、今期も重点トライアルユース課題が実施されました。さらに、今期から重点研究課題として利用者指定型のパワーユーザー課題も開始されました。これらを含めて、この期間に実施された共同利用研究課題は全部で548件、総実施シフト数は4824シフトでした。本期間において実施された共同利用研究課題の内訳は次の通りです。


通常利用課題381件

(うち、2003A期に特例として延期扱いとした課題2件)

緊急課題1件

成果専有利用課題15件

(うち時期指定利用4件、産業利用留保シフト課題1件)

留保シフト課題18件

(内訳は、生命科学分科8件、及び産業利用分科10件)

長期利用継続課題5件

(2001A期から開始1件、2001B期から開始1件、2002A期から開始1件、2002B期から開始1件、2003A期から開始1件)

長期利用新規課題2件

重点ナノテクノロジー支援課題51件(465シフト)

重点タンパク500課題51件(204シフト)

重点トライアルユース課題23件(135シフト)

(うち産業利用留保シフト課題2件)

重点パワーユーザー課題4件(147シフト)


 今期の共同利用では、R&Dビームライン3本を含む共用ビームライン25本、及び原研・理研ビームラインのうち7本と物材機構・物質研究所のビームライン1本を利用しました。なお、平成15年10月に蓄積リング入射部の真空リークによるダウンがあり、約120時間のユーザータイムの使用ができなくなり、予定していた50件の共同利用実験と34件の専用施設実験が実施できませんでした。このダウンで予定通り課題を実施できなかったユーザーの皆様には、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを改めてお詫びいたします。

 長期利用課題は、2000B期から特定利用課題として開始し、今期(2003B期)から名称変更した制度で、3年の長期にわたってSPring-8を計画的に利用する制度です。今期においては、前期からの継続5件に加えて、新たに2件が開始されました。長期利用課題のうち1課題が、2本のビームラインを利用しました。

 今期(2003B期)において専用施設で実施された課題は154件(暫定値)でした。前期(2003A期)の専用施設で実施された課題数は前回172件と報告しましたが、その後確定値として164件と変更しましたので今後は新たに報告する期の利用課題数は暫定値といたします。専用施設で稼働しているビームラインは合計9本です。課題の内訳は、通常利用が127件で、成果専有利用が27件となっています。前回(2003A期)の成果専有利用は23件ですべて創薬産業ビームライン(BL32B2)におけるものでしたが、今期(2003B期)は創薬産業ビームライン(BL32B2)で26件、産業界ビームライン(BL16XU)で1件でした。

 今期(2003B期)の利用者数は、共同利用では3,428人、専用施設利用では1,264人でした。この数はいずれも延べの人数です。この結果、これまでの12回の共同利用で実施された総課題数は4,811件、総利用者数は30,113人となりました。専用施設利用を合わせた利用状況を表1及び図1に示します。なお、表1における専用施設の利用課題数は、前々回から研修会等の課題を省いたものとしています。これにより、専用施設の利用課題数は、利用報告書の出ている成果非専有課題と成果専有課題の和となっています。実験責任者の所属する機関別に研究分野の分布を表2に示します。本表では、実施シフト数も合わせて示しています。

 最後に、2003B期で実施された共同利用課題の一覧を表3-1~表3-5に示します。一般共同利用課題の一覧は表3-1、重点ナノテクノロジー支援課題の一覧は表3-2、重点タンパク500課題の一覧は表3-3、重点トライアルユース課題の一覧は表3-4、及び重点パワーユーザー課題の一覧は表3-5にそれぞれ示します。また、表3のシフト数は前々回から実施シフト数としています(それ以前は、配分シフト数としていました)。



表1 共同利用及び専用施設利用の推移





図1 利用課題数(上)及び利用者数(下)の推移



表2 2003B期共同利用研究課題の実施課題数と実施シフト数:研究分野と機関別分類




表3-1 第12回共同利用において実施された一般共同利用課題一覧


 PDFファイルをご参照下さい。



表3-2 第12回共同利用において実施された重点ナノテクノロジー支援課題一覧


 PDFファイルをご参照下さい。



表3-3 第12回共同利用において実施された重点タンパク500課題一覧


 PDFファイルをご参照下さい。



表3-4 第12回共同利用において実施された重点トライアルユース課題一覧


 PDFファイルをご参照下さい。



表3-5 第12回共同利用において実施された重点パワーユーザー課題一覧


 PDFファイルをご参照下さい。



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794