Volume 06, No.3 Pages 169 - 185
1. SPring-8の現状/PRESENT STATUS OF SPring-8
2001B SPring-8共用ビームライン利用研究課題の募集について
Call for the Beam Time Application for the Public Beamlines at SPring-8
(財)高輝度光科学研究センターでは、SPring-8の共用ビームラインを利用して行う研究課題を募集しています。以下の要領でご応募下さい。
1.利用期間等
平成13年9月6日~平成14年1月(190シフト程度)の予定(但し、平成13年12月中旬~平成14年1月中旬は冬期長期運転停止期間)
2.募集の締め切り
平成13年5月26日(土)消印有効
持参および時間指定宅配便は5月28日(月)午前10時利用業務部必着分のみ受理
申請書の受理通知は6月4日(月)までに電子メールで行います。
3.募集の対象となるビームライン
募集の対象となるビームラインを表1に示します。
このうち2001B から新たに募集を開始するビームラインはBL20XU(医学・イメージングⅡ)およびBL35XU(高分解能非弾性散乱)で、これらは立ち上げに資する課題を優先します。
4.提供するビームタイム
・共用ビームライン(表1参照):190シフト程度
ただし、R&Dビームライン(BL38B1,BL46XU,BL47XU):60シフト程度
・原研ビームライン(BL11XU,BL14B1,BL23SU):40シフト程度
なお、原研が行っている研究については原研に問い合わせてください。
・理研ビームライン(BL44B2,BL45XU):40シフト程度
なお、理研が行っている研究については理研に問い合わせてください。
BL29XU(理研 物理科学Ⅰ:長尺BL)は募集を計画中です。利用については理研の担当者と内容等を相談してください。
5.応募方法
[1]成果非専有課題
SPring-8利用研究課題申請書(成果非専有用)を記入要領に従い作成し、正本1部、副本15部を項目8の提出先までお送り下さい。副本の作成は項目7に示す。
[2]成果専有課題
SPring-8利用研究課題申請書(成果専有用)を記入要領に従い作成し正本1部、副本5部を項目8の提出先までお送り下さい。副本の作成は項目7に示す。
成果専有課題を申請される場合は、別途料金支払い等に関する契約を結んでいただく必要がありますので、利用業務部にお問い合わせ下さい。
6.申請書
成果非専有用、成果専有用の申請書の別があり、各申請書は蛋白質結晶構造解析用申請書とそれ以外(散乱・回折、XAFS、分光、実験技術、その他)用があります。以下の、SPring-8のWWWホームページにPDF形式ファイルと一部Wordで供給しています。また、SPring-8利用者情報Vo.6. No3, 2001の177ページからの申請書のコピーも利用いただけます。
[利用研究課題募集案内のホームページアドレス]
http://www.spring8.or.jp/JAPANESE/user_info(/日本語)
http://www.spring8.or.jp/ENGLISH/user_info(/英語)
7.副本について
作成された申請書A4版の原本(正本)の1,2頁を表面に、また3,4頁を裏面としてA4版1枚に左綴じで読めるようにした縮小両面コピー。
(蛋白質結晶構造解析の課題で原本が5枚になった場合は5頁目を同様に縮小コピーし副本の2枚目として下さい。)
8.申請書提出・問い合わせ先
〒679-5198 兵庫県佐用郡三日月町光都1-1-1
(財)高輝度光科学研究センター 利用業務部
「共用ビームライン利用研究課題募集係」
平野有紀、坂尻佐和子、牧田知子
TEL:0791-58-0961/FAX:0791-58-0965
e-mail: sp8jasri@spring8.or.jp
成果専有課題を郵送される場合は封筒に「専有」と朱書して下さい。
9.申請書作成上のお願い
[1]課題の種類(新規/継続)について
SPring-8の課題は6カ月の間に実行できる範囲の具体的な内容で申請してください。SPring-8の継続課題は、前回申請した課題が、なんらかの理由により終了しなかった時に申請していただくものです。研究そのものが何年も続いていくことと、SPring-8の継続課題とは別に考えてください。前回採択された課題のビームタイムを終了されて、研究が続く場合は新規課題の申請を行ってください。
[2]実験責任者について
実験の実施全体に対してSPring-8の現場で責任をもつ人が実験責任者となってください。
[3]フィリングについて
特殊なフィリングでの運転が不可欠な課題は、最良のフィリングと最低限実験が実行できるフィリングを定量的に詳細に(バンチ間隔の時間、等間隔かハイブリッドでもよいか等)記入してください。ただし、ビーム不安定の起きるフィリングの運転はできませんので、あらかじめご了承ください。
10.審査について
[1]成果非専有課題:科学技術的妥当性、研究手段としてのSPring-8の必要性、実験の実施可能性、実験の安全性について総合的かつ専門的に審査を行う。
[2]成果専有課題:実験の実施可能性、実験の安全性のみ審査する。
11.審査結果の通知
平成13年7月中旬の予定
なお、採択の通知を受けた申請者(実験責任者)は2週間以内に利用研究課題実行者名簿をインターネットで登録していただくことになります。また、そのときに新規のユーザーはユーザー登録が必要になります。
12.ビーム使用料
成果非専有課題(成果を公開された場合*)):無料
成果専有課題:通常利用:472,000円/1シフト(8時間)
時期指定利用:708,000円(ビーム使用料+割増料金)/1シフト(8時間)
*)課題終了後60日以内に利用報告書を提出していただくことで、成果が公開されたとみなします。
13.次回(2002A)の応募締切
次回利用期間(平成14年2月~8月ただし7,8月は夏期長期運転停止期間)分の募集は平成13年10月に締め切る予定です。
表1.募集の対象となるビームライン
■共用ビームライン(R&Dビームライン[BL38B1,BL46XU,BL47XU]以外):190シフト程度を利用できます。なお、BL20XU、BL35XUは今回2001Bから募集を開始します。