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Volume 05, No.3 Pages 226 - 227

6. 談話室・ユーザー便り/USER LOUNGE・LETTERS FROM SPring-8 USERS

「SPring-8」を一般に公開 〜播磨科学公園都市スプリングフェア2000〜
“SPring-8” Open House! ~Harima Science Garden City Spring Fair 2000~

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 毎年、科学技術週間(発明の日4月18日を含む一週間)に全国の試験研究機関で施設の一般公開が行われますが、今年も播磨科学公園都市内の先端的研究施設を一般に公開しました。

 この公開には、公園都市にあるオプトピア、先端科学技術支援センター等12の機関が参加して実施されました。SPring-8では、実験ホール、組立調整実験棟、ニュースバル等の施設の一般公開、小学生を対象とした「科学実験教室」の実施、また、当センターの茶道部では野点、華道部では季節の花を生かした生花を展示し、訪れた人たちの目を楽しませていました。更に、構内では地元新宮町、上郡町による越部鼓、円心太鼓などの郷土芸能、同じく4町による模擬店の出店などがあり、見学に来られた人たちは想い想いの楽しい一時を過ごされていた様子でした。



放射光普及棟全景


 更に、当日は外部の協力を得て、ヘリコプターによる遊覧飛行のデモンストレーションを行い、広大な公園都市の全景を空中からも見てもらい認識を新たにされたのではないかと思います。このような施設の一般公開等が科学技術の啓蒙、特に青少年の“科学するこころ”を育成出来ればと願っています。

 なお、今回実施された科学公園都市の一般公開全体では6,556人、当センターには1,985人の来訪者がありました。

 一方、大型放射光施設「SPring-8」は、1997年10月に供用を開始しさまざまな分野で成果を挙げてきました。しかし、この施設の一般への認識度は高いとは言えないのが現状です。そこで、SPring-8の普及啓発を行う為、昨年の6月から「放射光普及棟」の建設を開始し本年3月に完成しました。この建屋は当センターの正門を入りすぐ左手に位置し、見学者にとって利便の良い場所にあります。本建屋は、鉄骨平屋建て、床面積1530平方メートルで、室内にはパネル、模型の展示、体験コーナー、シアターコーナーに分かれ、40数枚のパネル、放射光の発生する原理や研究成果等を映像などで紹介しています。また、最大300人までを収容できる大・中講堂を整備し、見学者の対応、研究会、セミナー等に供しています。

 なお、この普及棟は4月16日一般公開後は土、日及び祭日も次により公開することにしています。



上郡町による円心太鼓の演奏


公開時間 (入場無料)

      開館      午前 10時

      閉館      午後 4時


問い合わせ先:

      (財)高輝度光科学研究センター 広報部

      TEL:0791-58-2785

      FAX:0791-58-2786



おもしろ科学実験教室での風景



展示棟での見学風景



蓄積リング棟セミナー室での見学風景



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794