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Volume 03, No.3 Pages 48 - 52

8. 告知板/ANNOUNCEMENTS

共用ビームラインユーザーになる方法
How to Become a Successful Public Beamline User at the SPring-8

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利用研究課題の申請

 利用研究課題は年2回募集し、審査を行います。共用ビームラインの利用希望者は、最新の様式を使って「利用研究課題申請書」(様式A1)を作成し、JASRI利用業務部へ提出して下さい。申請書の作成に当たっては、「SPring-8ビームラインハンドブック」を参考にして利用を希望するビームラインを決めて頂くことになります。申請書類の提出方法等は募集案内時に毎回お知らせします。課題申請から実験終了までの流れを図1に示します。申請は次の2つに大別されますが、それぞれ新規、継続、緊急の区分で受け付けます。最新情報はSPring-8のホームページをご覧ください。

 URL→http://www.spring8.or.jp/

(1)成果非専有研究(成果公開)

 SPring-8では、利用者が成果を公開する場合、ビーム使用料は無料となります。この取扱いは国内外及び大学、国公立試験研究機関、企業の別を問いません。この場合、研究成果は利用者に帰属しますが、研究成果に属する発明又は考案について特許又は実用新案を受ける権利の帰属については、利用者とJASRIとで協議し、その取扱いを決めることになります。

(2) 成果専有研究(成果非公開)

 利用者が成果を専有する場合は、ビーム使用料は有料となります。ビーム使用料の詳細はJASRI利用業務部にお問合わせ下さい。成果専有研究においては成果公開の義務はなく、研究成果に属する発明又は考案について、特許又は実用新案を受ける権利は原則として利用者又は所属機関に帰属しますが、詳細は利用者又は所属機関とJASRIが協議し、その取扱いを決めることになります。

 新規課題及び継続課題の審査は年2回行いますが、特例として緊急でかつ極めて重要な提案は緊急課題として随時受付け、その都度審査したうえで速やかに実験に着手できるよう対処することにしています。


利用研究課題の審査

 「SPring-8利用研究課題申請書」の審査は、JASRIに設置されている利用研究課題選定委員会で行われ、その結果は「審査結果通知書」により利用業務部から実験責任者に連絡します。その際ビームタイムの配分された研究課題には、JASRIの放射光研究所利用促進部門による調整結果に基づいた利用期日が指定されています。


SPring-8に来られるまでの手続き

 利用研究課題選定委員会での審査の結果、採択の「審査結果通知書」を受け取った実験責任者は、次の手続きを行って下さい。

(1)ユーザー登録

 初めてSPring-8を利用される方はユーザー登録をしていただきます。利用者へのサービス向上と事務作業の効率化のためにSPring-8ではユーザー登録はWWWを通して行われています。

 URL→http://4users.spring8.or.jp/

(2)事前提出書類

 実験責任者及び共同実験者は下記の書類を指定された期日までに利用業務部へ提出して下さい。

 実験責任者

  ①利用研究課題実行者名簿(様式A3)

  ②誓約書(様式A7)

 各ユーザー

  ①放射線業務従事承諾書・放射線業務従事者承認申請書(様式A5)

  ②利用研究実験者承諾書(様式A6)

(3)化学薬品、生物試料等持込み承認申請書

 化学薬品、生物試料等を持込む場合には、「化学薬品、生物試料等持込み承認申請書」(様式A9)にその種類、量、持込み方法、処理方法等を記入のうえ安全管理室の承認を受けるため、来所の10日前までに利用業務部に提出して下さい。申請書の添付書類として安全データシートも必要となります。

 なお、利用者は持込んだ物品、化学薬品、生物試料などをすべて持ち帰って下さい。

(4)利用申込書

 来所の一週間前までに実験責任者から「利用申込書」(様式A10)を提出してください。実験メンバーの来所予定日及び研究交流施設の滞在予約を記入していただく書類です。

 SPring-8では一課題あたり、4名を対象に旅費が支給されます。実験責任者は旅費支給を希望するユーザーを4名まで「利用申込書」の指定欄にチェックを入れてください。

(5)物品の一時持込み届

 利用者が計測器等の物品を持込む場合は、「物品持込み届」(様式A8)により、その種類、数量、持込み方法等を記入のうえ、利用業務部に提出して下さい。


SPring-8到着時の手続き

 到着されたら、窓口オリエンテーションを行いますので、利用業務部(中央管理棟2F西)をお訪ね下さい。オリエンテーション、安全教育は国民の祝日を除く月~金の午前9時~11時30分及び午後1時~5時の間、随時行っています。なお、午後5時以降および土、日、国民の祝日に到着される場合の手続き等については事前に利用業務部にお問い合わせ下さい。

(1)窓口オリエンテーション

 利用業務部では、既に利用者から申し出のあった内容の確認を行った後、SPring-8内の様々な施設を利用するための手続きや、その利用方法についてご説明します。なお、初めて来所された利用者は窓口オリエンテーション終了後、必ず安全管理室が行う安全教育を受講(1年間有効)して下さい。

(2)安全教育

 安全教育の内容は、放射線を安全に取扱うために必要な放射線防護に関する基礎知識及び施設の安全設備(インターロック等)、放射線の遮蔽の具体例の紹介並びに利用者の遵守事項、緊急時の連絡体制等のSPring-8で実験を行うための必須事項です。安全教育を受講した利用者のみが放射線業務従事者としてSPring-8に登録され、放射線線量計の貸与を受けた上で利用実験を行うことができます。

(3)ビームラインの点検

 実験の前と後の2回、利用者はビームライン担当者と共同で、使用前点検及び使用後点検を行い各ビームライン毎に用意された「ビームライン点検票」(様式A11)にその結果を記入して下さい。実験中のビームライン等の動作に異常が発生した場合には、担当者に連絡して、必要な回復作業を行うとともに、異常箇所、作業内容を点検票に記入して下さい。


SPring-8退去時及び退去後の手続き

 退去時の手続きは、到着時と同じ利用業務部で行って下さい。オフィスアワーは国民の祝日を除く月~金の午前9時~11時30分及び午後1時~5時の間とさせていただきます。なお、午後5時以降及び土、日、国民の祝日に退去されるときは事前に利用業務部に申し出て下さい。

(1)返却

 ユーザーカード、放射線線量計などの返却の確認を行います。

(2)報告書の提出

 ①ビームタイム利用報告書

  別添様式(様式A12)により実験の内容及び結果の概要等を記入した英文の「ビームタイム利用報告書」を作成し、退去時に提出して下さい。

 ②実験概要報告書

  旅費支給を受ける人のみ提出してください。

 ③利用報告書

  一連の実験についての解析結果を取りまとめた「利用報告書」(様式A14)は、利用研究課題終了後60日以内に提出して頂き、「利用報告書集」として公表します。この報告書を以て成果公開の利用研究課題と見なされます。報告書の提出がない場合は成果非公開の課題と見なされビーム使用料を徴収されます。

 ④論文発表連絡票

  研究成果を学術雑誌等に発表するときには、「論文発表連絡票」(様式A15)を提出するとともに、SPring-8のビームラインを利用した実験結果であることを論文の中に明記して下さい。


謝辞の例

"The synchrotron radiation experiments were performed at theSPring-8 with the approval of the Japan Synchrotron RadiationResearch Institute (JASRI) (Proposal No. 1997Bxxxx-NL-np)"



Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794