ページトップへ戻る

Volume 23, No.2 Pages 122 - 123

3. SPring-8/SACLA通信/SPring-8/SACLA COMMUNICATIONS

2018B期 SACLA利用研究課題の募集について
Call for 2018B SACLA Research Proposals

登録施設利用促進機関 (公財)高輝度光科学研究センター Registered Institution for Facilities Use Promotion, JASRI

Download PDF (269.38 KB)
SACLA

 

 2018B期 SACLA利用研究課題の募集を開始しました。

 

■一般課題(成果非専有利用)
  応募締切:2018年6月8日(金)午前10:00 JST(提出完了時刻)

■一般課題(成果専有利用)
  応募締切:2018年6月8日(金)午前10:00 JST(提出完了時刻)

 

 課題の申請や、申請の際の注意事項等の詳細につきましては、SACLA Webサイト(SACLA User Information)上の、SACLA利用案内 > 利用制度/募集案内 > 現在募集中の利用研究課題の「2018B期におけるSACLA利用研究課題の募集について」(http://sacla.xfel.jp/?p=1517)よりご確認ください。

 

<2018B期からの新規事項>

○BL1の変更点について
BL1において、タイミングモニターの共用を開始します。また、平面ミラーを追加し、集光ビームの光軸を水平にします。それに伴い、集光点が約245 mm下がり、床面から約1,250 mmの高さになります。また、非集光ビームが使用できなくなります。

○新たに共用を開始する装置について
以下の実験装置の共用を開始します。いずれの装置も当面のあいだ限定された条件で運用します。利用を希望するユーザーは、課題申請前に必ずXFEL利用研究推進室(sacla-bl.jasri@spring8.or.jp)までお問い合わせください。

・ナノビームコヒーレント回折イメージング装置(MAXIC-S)
北海道大学の西野吉則教授のグループとの共同開発により、100ナノ集光用KBミラーを内蔵したコヒーレント回折イメージング装置を整備しました。BL2 EH3/4bにおいて利用可能です。

・分割遅延光学系(Split and Delay Optics: SDO)
大阪大学の山内和人教授のグループと共同で開発されたSDOは、1つのXFELパルスを、最大100ピコ秒程度までの時間差のある2つの単色パルスに分割する光学系です。BL3の光学ハッチに導入され、BL3の全ての実験ハッチにおいて利用可能です。

・ナノ秒高出力レーザーのための実験プラットフォーム
ナノ秒高出力レーザーとXFELの同時利用のための実験プラットフォームが、大阪大学の兒玉了祐教授のグループをはじめ、関連分野の研究者からの助言を受けて開発されました。BL3 EH5において利用可能です。

○BL2における試験的なビームタイム割当てについて
BL2において、科学的または技術的な特段の事情が認められる場合に限定し、昼シフト(AM10:00~PM10:00)のみ、または夜シフト(PM10:00~AM10:00)のみといった、1シフト(=12時間)おきのビームタイム割当てを試験的に導入します。このようなビームタイム割当てを希望する場合は、下記の例にならって“SACLA希望シフト数”欄に記入し、“シフト数算出の根拠”欄にその理由を記載してください。
(記入例)1シフト × n回
昼シフト、夜シフトの指定はできません。他方のシフトにおいては別の実験が実施される場合があり、実験の組み合わせによってはシフト毎に調整運転が必要となります。尚、希望理由およびSACLAビームタイムの有効活用の観点から考慮した結果、ご希望に沿えない場合があることをご了承下さい。

 

 なお、成果を公表しない成果専有利用のうち、定期的な募集の締切によらず応募・受付される時期指定課題の申請も随時受け付けています(http://sacla.xfel.jp/?page_id=10937)。
 申請された時期指定課題は順次迅速に審査されます(ビーム使用料は通常の成果専有利用の5割増しとなります)。

 

 申請にあたり、ご不明な点がございましたら下記までお問い合わせください。

 

[問い合わせ先] 〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
公益財団法人高輝度光科学研究センター 利用推進部 共用推進課
TEL : 0791-58-0961 FAX : 0791-58-0965
e-mail : sacla.jasri@spring8.or.jp

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794