Volume 12, No.3 Pages 292 - 296
6. 告知板/ANNOUNCEMENTS
第9回(2007年度)サー・マーティン・ウッド賞受賞候補者推薦要項
Sir Martin Wood Prize
サー・マーティン・ウッド賞選考委員会
1.趣 旨:
凝縮系科学に係わる若手研究者に対して研究のインセンティブ、モティヴェーションを与えます。
2.対象分野:
広い意味の凝縮系科学(例:凝縮系物理学、無機・有機固体化学、材料科学、表面・界面科学)
3.候 補 者:
日本における研究機関で、凝縮系科学における優れた業績をあげた40歳以下(2007年4月1日現在)の若手研究者。 国籍は問わない。
4.賞の内容:
受賞は毎年1件ないし2件とし、受賞者には賞状、賞金50万円と英国のいくつかの大学への講演旅行の機会が与えられます。
5.推薦依頼先: 関係専門分野の有識者、関連諸学会
6.推薦件数: 各推薦者(研究室)、推薦団体からそれぞれ1件とします。
7.推薦方法:
所定の推薦用紙に必要事項をご記入の上、締切期日までに到着するよう下記事務局にお送り下さい。
自薦も受け付けます。自薦、他薦共に、候補者の業績内容を最も良く理解していると考えられ、当方より問い合わせ照会のできる2名の方(推薦者以外の方)の氏名、所属、肩書き、連絡先を記入して下さい。
8.締切期日: 2007年8月1日(水)
9.選 考: サー・マーティン・ウッド賞選考委員会にて審査、選考します。
10. 決 定: 2007年9月の予定です。
11. 賞の贈呈: 2007年11月に英国大使館で行う予定です。
12. 推薦書提出先及び連絡先:
〒135-0047 東京都江東区富岡2-11-6
オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社内
ミレニアム・サイエンス・フォーラム事務局
TEL:03-5245-3261 FAX:03-5245-4466
E-mail:msf@oxinst.co.jp
http://www.msforum.jp/
ミレニアム・サイエンス・フォーラムのご紹介
ミレニアム・サイエンス・フォーラム会長
東京大学 名誉教授 三浦 登
開催趣旨
1999年3月、日英の科学技術交流の為のフォーラム、『ミレニアム・サイエンス・フォーラム』(Millennium Science Forum)が創設されました。
「Millennium」は“至福千年期”、“待ち望まれる理想的な時代”といった意味であり、21世紀に向けて、更なる科学技術の発展を期して名付けられました。
目 的
フォーラムの目的は、次の3点となります。
1.日本において凝縮系科学(Condensed Matter Science)に関する科学技術研究に従事される研究者の方々に交流の場を設けること。
2.凝縮系科学に係る若手研究者に対してインセンティブとモティベーションを与えること。
3.日英の科学技術交流の場を増やすこと。
活動内容
フォーラムの活動として、年1回、英国大使館において日英からゲストスピーカーを招き、サイエンスフォーラムを開催します。
日本における若手研究者の研究活動促進の一助として、『サー・マーティン・ウッド賞』(Sir Martin Wood Prize)を設け、フォーラムにおいて、受賞者を発表し、表彰します。
(サー・マーティン・ウッドとは、この賞のサポーターである英国の科学研究機器メーカー、オックスフォード・インストゥルメンツplc創業者の名前です。)
主催及び後援、協賛
*主催:ミレニアム・サイエンス・フォーラム運営委員会
三浦 登 東京大学 名誉教授
北澤 宏一 科学技術振興機構 理事
遠藤 康夫 東北大学 名誉教授
外村 彰 株式会社日立製作所 フェロー
*後援:英国大使館 読売新聞
ブリティッシュカウンシル 日本物理学会
応用物理学会 日本化学会
日本金属学会 日本放射光学会
日本応用磁気学会 日本中性子科学会
日本結晶学会 日本表面科学会
英国物理学会
*協賛:オックスフォード・インストゥルメンツ株式会社
1999年度の活動
第1回フォーラムは、3月9日に英国大使館New Hallにて開催しました。
特別ゲストであるアン王女が本フォーラムのスタートを宣言すると共に、『サー・マーティン・ウッド賞』の詳細とスケジュールが発表されました。
ゲストスピーカーとして、英国からは「Particle Physics and Astronomy ResearchCouncil(PPARC)」議長を務めるSir Peter Williams、そして日本からは理化学研究所理事長の小林俊一氏をお迎え致しました。有馬朗人文部大臣/科学技術庁長官、駐日英国大使Sir David Wright、科学技術参事官Dr Michael Nortonのご出席を戴きました。
また、研究実績及び長年のキャリアを通しての若い研究者への支援を表彰し、東京大学物性研究所所長安岡弘志教授にアン王女より特別賞が贈られました。
第2回フォーラムは、約60名の科学研究者、学識者にお集まり頂き、11月17日に英国大使館New Hallにて開催しました。
第1回(1999年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、日本電気株式会社基礎研究所中村泰信氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーとして、英国からは賞の名前の由来ともなっているオックスフォード・インストゥルメンツ株式会社副会長Sir Martin Wood、そして日本からは有馬朗人参議院議員(前文部大臣/科学技術庁長官)をお迎え致しました。
また、駐日英国大使Sir Stephen Gomersall、科学技術参事官Dr.Michael Nortonにもご出席を戴きました。
2000年度の活動
第3回フォーラムは、11月10日に英国大使館New Hallにて開催しました。
第2回(2000年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、大阪大学大学院基礎工学研究科助手清水克哉氏及び名古屋大学講師木塚徳志氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーには、芝浦工業大学学長江崎玲於奈氏(ノーベル物理学賞受賞者)をお迎えし、駐日英国大使Sir Stephen Gomersall、有馬朗人参議院議員(前文部大臣/科学技術庁長官)をはじめとする約60名の日英の科学研究者、学識者のご出席のもとに盛大に開催されました。
2001年度の活動
第4回フォ-ラムは、11月14日に英国大使館大使公邸にて開催しました。
第3回(2001年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、慶應義塾大学理工学部物理学科白濱圭也氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーには、日本科学未来館館長毛利衛氏及び英国Oxford大学教授Robert May卿(Royal Society会長)をお迎えし、駐日英国大使Sir Stephen Gomersall、科学技術参事官Dr.Michael Norton、元科学技術庁長官江田五月参議院議員をはじめとする約70名の日英の科学研究者、学識者のご出席のもとに盛大に開催されました。
2002年度の活動
第5回フォ-ラムは、10月30日に英国大使館大使公邸にて開催しました。
第4回(2002年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、早稲田大学理工学部物理学科寺崎一郎氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーには、国際高等研究所所長金森順次郎氏及び英国Sussex大学教授Sir Harold Kroto(ノ-ベル化学賞受賞者)をお迎えし、駐日英国大使Sir Stephen Gomersall、科学技術参事官Dr.Michael Nortonをはじめとする約70名の日英の科学研究者、学識者のご出席のもとに盛大に開催されました。
2003年度の活動
第6回フォ-ラムは、11月26日に英国大使館大使公邸にて開催しました。
第5回(2003年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、NTT物性科学基礎研究所特別研究員藤澤利正氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーには、名城大学教授飯島澄男氏及び英国Oxford大学教授Robin Nicholasをお迎えし、駐日英国大使Sir Stephen Gomersall、科学技術参事官Dr.Michael Norton、文部科学省大臣官房審議官丸山剛司氏をはじめとする約70名の日英の科学研究者、学識者のご出席のもとに盛大に開催されました。
2004年度の活動
第7回フォ-ラムは、11月10日に英国大使館大使公邸にて開催しました。
第6回(2004年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、東北大学電気通信研究所助教授大野裕三氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーには、㈱日立製作所フェロー外村彰氏及び英国Oxford大学教授Robert May卿(Royal Society会長)をお迎えし、駐日英国大使Mr.Graham Fry、文部科学省材料開発推進室室長佐藤透氏をはじめとする約70名の日英の科学研究者、学識者のご出席のもとに盛大に開催されました。
2005年度の活動
第8回フォーラムは、11月15日に英国大使館大使公邸にて開催しました。
第7回(2005年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、米国ルーセント・テクノロジー社ベル研究所研究員木村剛氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーには、(財)国際超電導産業技術研究センター超電導工学研究所所長田中昭二氏及び英国Nottingham大学教授Laurence Eaves氏をお迎えし、駐日英国大使Mr.Graham Fry、理化学研究所理事坂田東一氏をはじめとする約80名の日英の科学研究者、学識者のご出席のもとに盛大に開催されました。
2006年度の活動
第9回フォーラムは、11月14日に国際文化会館(東京都港区)にて開催しました。
第8回(2006年度)サー・マーティン・ウッド賞の発表が行われ、産業技術総合研究所ナノカーボン研究センターカーボン計測評価チーム研究チーム長末永和知氏が受賞し、記念講演をされました。ゲストスピーカーには、東京大学教授川合真紀氏及び英国Durham大学教授Martyn Chamberlain氏をお迎えし、駐日英国大使Sir.Graham Fry、参議院議員松田岩夫氏、文部科学省研究振興局審議官藤木完治氏をはじめとする約100名の日英の科学研究者、学識者のご出席のもとに盛大に開催されました。
サー・マーティン・ウッド賞
日本の研究機関において凝縮系科学(凝縮系物理学、無機・有機固体化学、材料科学、表面・界面科学など)における優れた業績をあげた40歳以下の若手研究者に(毎年1~2名)贈られます。
受賞者には、賞状、賞金の他、英国の大学への講演旅行の機会が与えられます。
また、本賞はサー・マーティン・ウッド賞選考委員会の厳正なる審査により、決定いたします。
サー・マーティン・ウッド賞選考委員会
委員長 福山 秀敏 東京理科大学 教授
委 員 川合 知二 大阪大学 産業科学研究所 所長
委 員 十倉 好紀 東京大学大学院 教授
委 員 樽茶 清悟 東京大学大学院 教授
委 員 大野 英男 東北大学 電気通信研究所 教授
委 員 北岡 良雄 大阪大学大学院 教授
委 員 三宅 和正 大阪大学大学院 教授
委 員 小林 速男 分子科学研究所 教授