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Volume 19, No.1 Page 79

5. 談話室・ユーザー便り/USER LOUNGE・LETTERS FROM SPring-8 USERS

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)活動報告
SPRUC Activity Reports

西堀 英治 NISHIBORI Eiji

SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)庶務幹事/(独)理化学研究所 放射光科学総合研究センター RIKEN SPring-8 Center, RIKEN

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 SPring-8ユーザー協同体(SPRUC)が発足して1年半が経過し、ユーザーの各研究会活動に加えて、1)代表機関を会場としたSPring-8シンポジウムの開催、2)代表機関会議の開催、3)企画委員会の設置と、その中への時限付ワーキンググループ(作業部会)の設置、など様々な活動が進められています。ここでは最近のSPRUCの活動について報告いたします。


企画委員会作業部会の設置と活動状況
「放射光科学将来ビジョン」
 「放射光科学将来ビジョンWG」は、日本の放射光科学のグランドデザインの議論と意見集約を行い、それを踏まえてSPring-8の将来計画を検討することを目的に設置されました。2013年9月のSPring-8シンポジウム2013での活動報告、9月20日~10月18日の日程での「SPRUC放射光科学将来ビジョン白書骨子」に対するパブリックコメントの募集(http://www.spring8.or.jp/ext/ja/spruc/pub_comment_2013-2.html)など、2014年3月の「放射光科学将来ビジョン白書」の策定に向けた活動が進められています。


「研究会組織検討」
 「研究会組織検討WG」は、SPRUCの研究会活動をSPring-8の外部へも積極的にアピールするとともに、研究成果やビームラインに関する情報交換をこれまで以上に円滑に行い、多様化するユーザーからの意見を集約できる組織を構築するために設置されました。8月の中間報告書の作成・公開およびパブリックコメント募集(http://www.spring8.or.jp/ext/ja/spruc/pub_comment_2013.html)、SPring-8シンポジウム2013でのパネルディスカッション、11月の研究会代表者による拡大利用委員会で新組織に対する議論を重ね、12月に第2期研究会組織最終提案書を作成しました。この案につきましては、12月6日~12月24日の日程でパブリックコメント募集(http://www.spring8.or.jp/ext/ja/spruc/pub_comment_2013-3.html)を行いました。皆様からいただいた意見をもとに検討を行い、2014年1月の評議員会で2014年度から開始される次期研究会組織を決定する予定です。また、2014年2月1日、2日に、既存研究会員に次期研究会組織の周知と今後のSPring-8利用に対する議論を目的とした“SPRUC拡大研究会・SPring-8利用ワークショップ―SPring-8とユーザーのさらなる連携を目指して―”がSPring-8にて行われます。


「大学院連合検討」
 「大学院連合検討WG」は、次世代の放射光科学を含めた幅広い科学技術の発展を担う人材育成を行うために、SPRUCが主体となり、大学院生や企業の若手研究者に提供する講義や実習に関する議論と意見集約を目的として、2013年12月1日付で設置されました。大阪大学高尾正敏教授を責任者として、「SPring-8夏の学校」や「博士課程リーディングプログラム」など様々な教育イベント・プログラムに配慮しつつ大学院生や企業の若手研究者に対する教育プログラムについて議論を進める予定です。


第3回SPring-8ユーザー協同体 評議員選挙
 SPRUC会則に則り、平成26年3月末で任期を迎える評議員の改選選挙を12月4日~12月25日の日程で行い、15名の評議員が選出されました。評議員は2年任期、1年毎の半数改選となっております。
http://www.spring8.or.jp/ext/ja/spruc/elected_person_3rd.html

 

 

 

西堀 英治 NISHIBORI Eiji
(独)理化学研究所 放射光科学総合研究センター
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
TEL : 0791-58-0803 ext 7986
e-mail : eiji.nishibori@riken.jp

 

 

Print ISSN 1341-9668
[ - Vol.15 No.4(2010)]
Online ISSN 2187-4794