▲ TOP

SPring-8利用研究課題募集の概要

 SPring-8の利用をお考えの方は、利用研究課題申請の前に下記をご確認ください。

 新型コロナウイルス感染症に関する特記事項 
2021B期においても、新型コロナウイルス感染症によるビームタイムキャンセルの影響を軽減するため、特別な運用が実施されますので、必ず事前にこちらをご確認ください。

注意

  • 昨今のヘリウム供給に関する国際情勢により、液体ヘリウムやヘリウムガスを財団から安定的に供給できない可能性がありますので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

1.利用期

SPring-8では、1年間の運転を大きくA期(年度の上期)とB期(同下期)に分けて運用しています*。

例)202*A期:202*/04/01 – 202*/08/31
  202*B期:202*/09/01 – 202*/03/31

*上記には、夏期点検調整期間、冬期点検調整期間を含みます。なお産業利用BL(BL14B2, BL19B2, BL46XU)においては、A1〜3期、B1〜3期と年6回に分ける運用を実施しています。

2.利用研究課題の種類と応募資格

利用研究課題の種類:

利用には大きく分けて、成果専有利用成果非専有利用の2つの利用形態があります。成果専有利用では、成果公開の義務がない代わりに、利用時間に応じたビーム使用料が課せられます。成果非専有利用では、論文等により研究成果を公表していただくかわりにビーム使用料は免除となります(詳細は「5.利用にかかる料金等について」を参照)。重点領域や課題の有効期間等に特徴を持つ複数の課題種が設定されており、現在応募可能な課題は表1に示すとおりです。それぞれの課題の詳細については、こちらをご参照ください。

<表1>

利用研究課題種別名概要公募回数
①一般課題放射光を利用した一般的な研究全般を対象とする課題。産業利用分野、タンパク質結晶構造解析分野の設定あり。
一部BLでB期から始まる1年課題の運用あり。
年2回
産業利用BLは年6回
②大学院生提案型課題将来の放射光研究を担う人材の育成を図ることを目的とし、大学院生が主体的に立案、提案、遂行することを奨励する課題。課題実行時に博士後期課程の大学院生が対象。産業利用分野、タンパク質結晶構造解析分野の設定あり。
一部BLを除きB期から始まる1年課題の運用あり。
年2回
産業利用BLは年6回
③長期利用課題SPring-8を長期的、計画的に利用することにより成果が期待できる課題を対象とした、2年間有効の課題。審査は書類審査と面接審査の2段階で実施。年1回(B期のみ)
④成果公開優先利用課題国内で公開された形で明確な審査を行う競争的資金の獲得等が行われており、すでに一定の科学技術的価値の評価を得た研究テーマが対象。成果の公開義務あり。優先利用料を負担することにより、通常の科学的価値の審査が省かれ、成果創出への期待度、SPring-8の必要性、倫理性(平和目的限定等)、技術的可能性、安全性の審査のみで利用可能。年2回
産業利用BLは年6回
⑤パートナーユーザー課題共用BLおよび測定技術を熟知し、放射光科学・技術の学術分野の開拓が期待できる研究者が行う課題(審査のうえパートナーユーザーに指定された者が行う課題)。年1回(B期のみ)
⑥新分野開拓利用課題新分野を開拓する研究グループによる実施課題(当該研究グループ自体を公募)。グループの有効期間は2年間。審査は書類審査と面接審査の2段階で実施。年1回(A期のみ)
⑦緊急課題公共的な緊急性を有する極めて重要な課題。随時
⑧成果専有一般課題成果公開の義務がない代わりに、利用時間に応じたビーム使用料が課せられる課題。年2回
産業利用BLは年6回
⑨成果専有産業利用準備課題SPring-8における測定の可否判断または測定条件の検討等を目的とした産業利用分野の課題で、1課題につき1時間または2時間で受付。随時
⑩成果専有測定代行課題施設側のスタッフが、ユーザーに代わって測定を行うもので、試料をSPring-8へ送付することにより実施が可能。随時
⑪成果専有時期指定課題随時申請が可能で、申請後、速やかに審査が行われる課題。随時

※ 2020年度より、募集時期が変更となっておりますので、ご注意ください。また、2021B期はパートナーユーザー課題の募集はありません。

応募資格:

[大学院生提案型課題を除く全ての課題]
SPring-8の放射光を利用するにあたって放射線業務従事者登録(測定代行、産業利用準備課題または自動測定で来所されない方は除く)が可能で、かつ学生ではない方(責任者として実験を実施できる方)。ポスドク(身分が学生でなく、給料、謝金等をもらっている人)は実験責任者になることができます。 ただし、一般課題(産業利用分野)には、民間企業または産業界に準ずる機関の方の参加が必須条件となります。

[大学院生提案型課題]
SPring-8の放射光を利用するにあたって放射線業務従事者登録が可能(測定代行または自動測定で来所されない方は除く)で、課題実行時に博士後期課程の大学院生の方のみ。ただし、課題実行時に学生の身分でない場合は、課題種を一般課題へ変更します。
なお、全課題において共同実験者としての学生の参加は学年を問いません。

3.利用できるビームライン

共同利用で利用可能なビームラインは、SPring-8共用ビームライン全26本、CryoTEM2台、理研ビームライン11本です。ビームラインごとに募集している課題の一覧を各期ごとに設けました。

<表2>

表2-1ビームライン別募集課題一覧(A期)
表2-2ビームライン別募集課題一覧(B期)

また、ビームラインの概要を「ビームライン一覧」にてご紹介しています。

4.配分ビームタイムの上限割合

 以下に課題種別の配分ビームタイムの上限割合を示します。

5.利用にかかる料金等について

以下に共用課題の利用料金と消耗品実費負担の金額を示します。

(1)ビーム使用料について

1)成果非専有課題(成果公開)

利用料金の種類1シフト※当たり
ビーム使用料免除

課題実施期終了後3年以内に査読付論文等を発表し、JASRIに登録していただくことで、成果が公開されたとみなします。詳細につきましては「成果公表」をご参照ください。

2)成果専有課題:

通常利用(一般課題の成果専有利用)
 定期公募で募集し、成果非専有課題と同時に応募を締め切ります。

利用料金の種類1シフト※当たり
ビーム使用料480,000円

時期指定利用(測定代行、産業利用準備課題含む)
  随時申請が可能で、申請後、速やかに審査が行われます。

利用料金の種類1シフト※当たり
ビーム使用料+割増料金720,000円

(注意)2021B期におけるCryoTEM(EM01CT/EM02CT)の通常利用、時期指定利用の使用料は、それぞれ1シフト(8時間)あたり80,000円、120,000円。

(2)成果公開優先利用料について

成果公開優先利用課題*の優先利用料は以下の通りです。
*競争的資金の獲得等により一定の科学技術的価値の評価を得た成果を公開する課題。SPring-8の必要性、成果創出への期待度、倫理性(平和目的限定等)、実施可能性及び安全性の審査を経て利用できます。

利用料金の種類1シフト※当たり
優先利用料131,000円

(3)消耗品の実費負担について

利用実験において実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分と従量分に分類)について、共用ビームタイムを利用する全ての利用者にご負担いただきます(CryoTEM(EM01CT/EM02CTも同額))。

定額分(利用者別に分割できない損耗品費相当、税込)

利用料金の種類1シフト※当たり
消耗品費実費負担(定額分)10,720円

従量分(液体ヘリウム)

  • 液体ヘリウムの使用がある場合は、消耗品実費負担(従量分)として、使用量に応じて請求させていただきます。

 消耗品の実費負担に対応する利用方法の詳細は「消耗品実費負担制度」をご覧ください。なお、消耗品費実費負担分をJASRIが支援する課題もありますが、海外機関所属の実験責任者による課題(大学院生提案型課題含む)は、2019B期より支援対象外となりましたので、実験責任者に負担していただきます。詳しくは、定期の課題募集要領が公開された際にご確認ください。

※ 1シフト=8時間。配分シフトが時間単位の課題の定額分料金は時間単位となります。

6.課題申請に必要な手続き

(1)ユーザー登録(未登録の方のみ)

課題申請時にSPring-8ユーザーカード番号とパスワードが必要となるため、申請前にUIサイトにてユーザー登録を行ってください。

注)申請者(実験責任者)だけでなく、課題申請時に共同実験者として登録される方もユーザー登録が必要です。ユーザー登録情報は、採否通知の送付等の各種ご連絡に使用しますので、既登録者の方も登録内容をご確認の上、適時情報の更新をお願いいたします。
※既登録ユーザーも含めて、SPring-8ユーザー共同体(SPRUC)研究会への積極的な登録をお願いいたします。

(2)課題申請

課題申請はWEBサイトを利用した電子申請により行います。詳しい入力方法については、課題申請をご参照ください。また、下書きファイルをご用意しておりますので、ご利用ください。なお、申請課題は、ログインユーザー名で実験責任者登録されます。

♦ User Information Webサイト(UIサイト) : http://user.spring8.or.jp/
トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書>新規作成

7.応募課題の締切について

例年、A期とB期それぞれ下記の時期に応募の締切を設定しています。詳しくは、5月(B期分)または11月(次年度A期分)頃に公表される募集要項にてご確認ください。

(タンパク質結晶構造解析分野含む)一般課題、大学院生提案型課題

締切日の目安
A期12月上旬
B期6月中旬

(産業利用ビームライン)一般課題、大学院生提案型課題

締切日の目安
A期 第1期12月上旬
A期 第2期3月中旬
A期 第3期5月中旬
B期 第1期6月中旬
B期 第2期9月上旬
B期 第3期11月上旬

成果公開優先利用課題

締切日の目安
A期一般課題等の締切の約2週間前(産業利用BL第2期分、第3期分の締切は、一般課題等と同じ)
B期一般課題等の締切の約2週間前(産業利用BL第2期分、第3期分の締切は、一般課題等と同じ)

長期利用課題

締切日の目安
B期のみ一般課題等の締切の約2週間前

重点パートナーユーザー課題

締切日の目安
B期のみ例年5月上旬頃

新分野開拓利用課題

締切日の目安
A期のみ例年10月下旬頃

成果専有時期指定課題、測定代行課題、産業利用準備課題、緊急課題

締切日の目安
通年随時受付

2020年度より、募集時期が変更となっておりますので、ご注意ください。また、2021B期はパートナーユーザー課題の募集はありません。

8.その他

  1. SPring-8への放射線作業従事者登録について
    放射性同位元素等の規制に関する法律(法律第百六十七号)に従い、SPring-8 の放射光を利用される方は放射線業務従事者登録が必要です。(測定代行または自動測定で来所されない方は除く)
  2. 単独実験・作業の禁止
    安全上の観点から原則として単独でのご利用はお断りしております。共同実験者を募って申請(実施)してください。
  3. 装置の故障、災害等発生時の措置
    状況によって、採択時のビームタイムを供給できない場合があります。その場合、ビームタイムの補償はできないことをあらかじめご了承ください。
  4. 損害保険の加入および賠償責任について
    利用実験実施等に際し、不慮の事故に備えて傷害保険及び賠償責任保険又はこれらと同等の保険に加入するとともに、共同実験者が学生の場合は、これら保険に加入していることを確認していただく必要があります。また、故意又は重大な過失によってSPring-8及びそれに附属する施設、設備並びに物品その他に損害を及ぼしたときは、損害の全部又は一部を賠償していただきます。あらかじめご了承ください。

9.問い合わせ先

窓口電話番号メールアドレス
高輝度光科学研究センター (JASRI) 利用推進部0791-58-0961sp8jasri@spring8.or.jp