詳細:成果専有課題
成果専有課題は、成果公開の義務がなく、審査が簡略化され、利用時間に応じたビーム使用料が課せられる利用となります。また、成果専有課題の申請内容については、審査に関わる人数を限定し、厳格な情報管理とともに、秘密保持に尽くしており、実験内容あるいは試料等に機密事項が含まれる場合に多く利用されております。
募集締切および審査は年2回/年6回で、採択課題は半年間有効ですが、PX-BLで承認された課題は1年間有効です。また、ビームライン毎にビームタイム配分の上限が設定されています。
応募資格
- 国内外の大学、民間企業および公的研究機関などに所属する研究者
- 放射光を利用するにあたって放射線作業従事者登録が可能である方
- 成果専有利用同意書の同意事項に同意し、所定の期日までに提出いただける方
審査について
実験の実施妥当性、技術的実施可能性および安全性を審査します。詳しくは、「放射光共用施設の利用研究課題選定に関する基本的考え方」をご覧ください。優先利用枠を超えるシフト数の応募があった場合には、SPring-8利用研究課題審査委員会にて総合的に判断のうえシフトを配分します。
優先利用枠について
成果公開優先利用課題(1年課題を含む)および成果専有課題をまとめて優先利用とし、その優先利用枠(配分可能シフト)は、ビームラインごとの利用時間の40%を超えない枠とします。ただし、理研ビームラインの優先利用枠は、各共用供出利用時間の50%となります。
利用料金
※ 1シフト=8時間。配分シフトが時間単位の課題の定額分料金は時間単位となります。
- 液体ヘリウムの使用がある場合は、消耗品実費負担(従量分)として、使用量に応じて請求させていただきます。
利用料金(2025A期〜)
※ 1シフト=8時間。配分シフトが時間単位の課題の定額分料金は時間単位となります。
- 液体ヘリウムの使用や試料調製サービスの利用がある場合は、消耗品実費負担(従量分)として、使用量/利用量に応じて請求させていただきます。
応募締切
年2回
年6回
A第Ⅰ期 | 一般課題等の締切の約2週間前(第II期分、第III期分の締切は、一般課題等と同じ) |
B第I期 | 一般課題等の締切の約2週間前(第II期分、第III期分の締切は、一般課題等と同じ) |
課題申請書下書きファイル
成果専有課題 (構造生物学分野以外) | ダウンロード[MS Word形式] |
成果専有課題 (構造生物学分野) | ダウンロード[MS Word形式] |