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2022A 成果公開優先利用課題の募集について 締め切りました

 2022A期(2022年4月~8月(予定))における利用につきましては、以下の要領でご応募ください。

 注意 
2021B期終了後に、BL46XUに設置されている多軸回折計がBL13XUへ移設されることに伴い、2022A期のBL46XUにおける利用可能な手法はHAXPESのみに限定されます。

 新型コロナウイルス感染症に関する特記事項 
2022A期においても、新型コロナウイルス感染症によるビームタイムキャンセルの影響を軽減するため、特別な運用が実施されますので、必ず事前にこちらをご確認ください。

次]

  1. 成果公開優先利用課題について
  2. 利用時期、対象ビームライン等
  3. 応募資格(重要:応募資格を満たしていない場合は選考から外れます)
  4. 申請方法
  5. 応募締切  2021年11月18日(木)午前10:00 JST(提出完了時刻)
  6. 申請受理通知
  7. 審査について
  8. 審査結果の通知
  9. 報告書について
  10. 成果の公開について
  11. 料金
  12. 問い合わせ先(書類提出先)

1.成果公開優先利用課題について

SPring-8の利用が欠かせない研究で、研究費の獲得等により一定の評価を経た課題について、この評価結果を尊重して、科学技術的価値についての二重審査を行わず、研究手段としてのSPring-8の必要性、成果創出への期待度、倫理性(平和目的限定等)、技術的可能性および安全性の審査だけで優先的に利用できる、成果公開を前提とした利用課題です。なお、ご利用にあたっては後に述べる優先利用料金の支払いが必要となります。優先利用枠は、ビームラインごとの利用時間(理研ビームラインは各共用供出利用時間)の20%を超えない枠とします。また、単一の競争的資金に基づいた課題で利用可能なシフト数は、ビームラインごとの上限シフト数の半分とします(複数の課題が申請された場合を含む)。

2.利用時期、対象ビームライン等

(1)2022A期全期間(2022年4月~8月(予定))を対象とするもの

SPring-8共用ビームラインから産業利用に特化したビームライン(BL14B2、BL19B2、BL46XU)を除いた23本、一部を除く理研ビームライン11本が対象となります。

(2)2022A期の第1期(2022年4月~5月下旬頃)を対象とするもの

産業利用に特化したビームライン(BL14B2、BL19B2、BL46XU)は利用期を3回に分けて年6回の締め切りを設けています。今回の応募分は、2022年4月~5月下旬頃にシフトを割り当てます。

利用時期 対象ビームライン
2022年4月~8月(予定) 共用ビームライン
(23本)
BL01B1, BL02B1, BL02B2, BL04B1, BL04B2, BL08W, BL09XU, BL10XU BL13XU, BL20XU, BL20B2, BL25SU, BL27SU, BL28B2, BL35XU, BL37XU, BL39XU, BL40XU, BL40B2, BL41XU, BL43IR, BL45XU, BL47XU
クライオ電子顕微鏡 EM01CT、EM02CT(ただしビームラインとの併用が必須)
理研ビームライン
(11本)
BL05XU, BL17SU, BL19LXU, BL26B1, BL26B2, BL29XU, BL32XU, BL36XU, BL38B1, BL43LXU, BL44B2
2022年4月~5月下旬頃 共用ビームライン
(3本)
BL14B2, BL19B2, BL46XU

ビームラインの整備状況はSPring-8ホームページの「ビームライン一覧」でも提供していますので、不明な点はそれぞれのビームライン担当者にお問い合わせください。ビームラインを選ぶ際には「SPring-8利用事例データベース」もご活用ください。

(3)セベラルバンチ運転モード

2022A期は、下記の運転モードを予定しています。運転モードの希望がある場合は、課題申請時に選択してください。また、第1希望とその他の希望のフィリングでは、どの程度効率が異なるかを申請書「その他」欄に記述してください。

Aモード:203bunches
Bモード:4-bunch train×84
Cモード:11-bunch train×29
Dモード:1/7-filling + 5 bunches
Eモード:2/29-filling + 26 bunches
Hモード:406 × 11/29−bunches + 1 bunch

但し、加速器の状況によっては上記バンチモードでの運転が難しい場合もあります。

運転モードの詳細は、SPring-8ホームページ「セベラルバンチ運転モード対応表」でご確認ください。

上記のDおよびEモードはA期(2022A、2023A…)のみ運転します。B期(2022B、2023B…)はDおよびEモードの代わりにFモード(1/14-filling + 12 bunches)およびGモード(4/58-filling + 53 bunches)の運転を予定しています。

3.応募資格(重要:応募資格を満たしていない場合は選考から外れます)

(1)申請者(実験責任者)が、以下の競争的資金等(一般に公開された形で明確な審査を通過して得られた研究費を有する公的な課題と定義)において、研究課題の採択をうけた方
  1)国が実施する競争的資金(所管省庁は問いません)
  科研費補助金など
  2)独立行政法人などの政府系機関が実施する競争的資金
  JST、NEDO、医薬品機構など(2)研究課題の採択をうけた方から再委託された課題分担者やそれに準ずる方
 ※対象とする競争的資金は内閣府総合科学技術・イノベーション会議が公表しているものまたはこれらに相当するものを基本とします。
 令和3年度競争的資金制度一覧
 ※大学内ファンド、民間資金によるファンド、日本国外のファンドは対象外とします。
 ※競争的資金を受けた課題の趣旨とSPring-8利用申請の内容が異なると認められる場合は、対象外とされることがあります。
 ※人材育成を目的として評価された競争的資金獲得課題も、募集対象です。
 ※資金規模(研究費規模)による応募基準はありません。

4.申請方法

Webサイトを利用した電子申請およびメール送信等による別添書類(成果公開優先利用同意書、競争的資金申請書の研究目的と研究計画のコピー、放射光利用の関連箇所説明書)の提出が必要となります。長期の競争的資金であっても、課題申請は利用期ごとに行ってください。

(1)課題申請

課題申請はWebサイト(UIサイト)を利用した電子申請により行います。申請方法の詳細は、下記をご参照ください。また、下書きファイルをご用意しておりますので、ご利用ください。

ログイン>トップページ>課題申請書を作成・編集する>新規作成
より、「成果公開優先利用課題」のSTARTボタンをクリックしてください。産業利用に特化したビームライン(BL14B2、BL19B2、BL46XU)への申請は、「成果公開優先利用課題(産業利用分野)」をクリックしてください。

なお、課題申請時は、ログインユーザー名で実験責任者登録されます。

(2)ユーザー登録(未登録の方のみ)

課題申請時にユーザーカード番号とパスワードが必要となるため、申請前にUIサイトにてユーザー登録を行ってください。

注)申請者(実験責任者)だけでなく、課題申請時に共同実験者として登録される方もユーザー登録が必要です。ユーザー登録情報は、採否通知の送付等の各種ご連絡に使用しますので、既登録者の方も登録内容をご確認の上、情報の更新をお願いいたします。

(3)申請書作成上のお願い

詳しい入力方法については「利用研究課題申請手順について」をご参照ください。

[申請シフトについて]
基本的に3シフト単位(1シフト=8時間)で配分が行われますが、実際の配分シフトは申請シフトと異なる場合があります。

 1)シフト数の見積もりについて
 申請に先立ち、申請者はビームライン担当者と連絡をとり、必要シフト数を算出してください。ビームライン担当者の連絡先は、SPring-8ホームページの「ビームライン一覧」をご覧ください。
 2)応募可能なシフト数について
 競争的資金でまかなえる範囲内のシフト数を申請してください。料金につきましては、「11.料金」をご覧ください。

[実験責任者について]
実験の実施全体に対してSPring-8の現場で責任を持つことが出来る人が実験責任者となってください。

[複数のビームラインへの利用申請について]
同一の実験責任者が複数のビームラインを利用する場合は、ビームライン毎の申請としてください。複数のビームラインでの実験が必要な内容であると認められる場合には、審査で不利に扱われることはありません。

[競争的資金等の入力について]
成果公開優先利用課題に特有の項目として、「競争的資金の情報(制度名/公募主体/資金を受けた課題名/ 研究代表者名/課題の概要/実施年度/資金額)」を必ず入力してください。

[高圧ガス容器持込み実験について]
高圧ガス容器を持ち込む場合は、必ず「安全に対する記述、対策」>「安全に関する手続きが必要なもの」>「高圧ガス容器持込み実験」にチェックをし、「測定試料及びその他の物質」欄へ物質名・持込量等を正確にご記載ください。申請書に記載が無く、採択後新たに持込む場合は、高圧ガス保安法に関する行政手続きの過程において、持込みが制限される可能性がありますのでご注意ください。

(4)別添書類の送付

以下の3点を「12.お問い合わせ(書類提出先)」へメールで送信してください。

1)成果公開優先利用同意書:申請課題ごとに必要
(放射光利用の関連箇所説明書と共にこちらからダウンロードしてください。)

2)競争的資金申請書のうち、研究目的と研究計画についての部分のコピー:申請課題ごとに必要
(申請書にSPring-8を利用する研究であることが触れられていない場合は、放射光利用の関連箇所説明書に補足説明を記入してください。)
 なお、一度採択された課題の二期目以降の応募の場合でも、新年度に提出した最新のものを送付してください。また、同じ年度内の申請でも毎回最新のものを送付してください。

3)放射光利用の関連箇所説明書:申請課題ごとに必要
 ・前項2)の競争的資金申請書にSPring-8の利用に関する記述がある場合
  該当する部分のページ番号を記入してください。
 ・前項2)の競争的資金申請書にSPring-8の利用に関する記述がない場合
  放射光を利用する研究であることの補足説明を記入してください。
(成果公開優先利用同意書と共にこちらからダウンロードしてください)

5.応募締切

2021年11月18日(木) 午前10:00 JST(提出完了時刻)
  (同意書、研究目的と研究計画のコピー、放射光利用の関連箇所説明書 メール提出期限:2021年11月25日(木)必着)

電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。
Web入力に問題がある場合は「12.お問い合わせ」へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡を受けた場合のみ別途送信方法のご相談に応じます。

6.申請受理通知

申請が完了すれば、受理通知と申請者控え用の誓約事項のPDFファイルがメールで送られます。メールが届かない場合は申請が受理されていない可能性がありますので、下記の通り確認してください。

申請課題が UIサイト(ログイン>トップページ>課題申請書を作成・編集する)の「提出済」に
(1)表示されていない場合
  受理されていません。もう一度申請課題の「提出」操作を行ってください。
(2)表示されている場合
  受理されています。ユーザー登録内容が正しいにもかかわらずメールが不着となっている場合は、「12.お問い合わせ」にお問い合わせください。

7.審査について

成果創出への期待度、研究手段としてのSPring-8の必要性、倫理性(平和目的限定等)、技術的可能性および安全性を審査します。優先利用枠を超えるシフト数の応募があった場合には、予算規模の大きい順に順位をつけます。ただし、シフト配分に対して相応の成果が期待できないと判断される場合は、SPring-8利用研究課題審査委員会で順位を判断します。

8.審査結果の通知

審査結果は2021年11月26日(金)までに電子メールまたは電話にて連絡します。選定されなかった場合は、一般課題として応募することができます。別途一般課題の申請Webページから申請してください。なお、正式な通知は2022年2月中旬にUIサイトのマイページにてご確認いただけます。
 ログイン>トップページ>来所前の手続きをする

9.報告書について

利用研究課題終了後60日以内に、所定の利用課題実験報告書をJASRIに提出していただきます。JASRIでは、2022A期ユーザータイム終了後60日目から2週間後に当該報告書をWeb公開します。利用課題実験報告書の詳細につきましては、以下のUIサイトをご参照ください。

詳細:利用課題実験報告書

10.成果の公開について

利用研究成果として、査読付論文(査読付プロシーディングス、博士学位論文を含む)、財団が査読したSPring-8/SACLA利用研究成果集または財団が認定した公開技術報告書を課題の実施期終了後3年以内に公開するとともに、財団のデータベースへ登録してください。また、公開した論文等の成果物には課題番号を明記し「SPring-8を利用した結果である」ことを記述してください。論文登録および成果の公開に関する詳細につきましては、UIサイトからお願いいたします。

トップページ>研究成果を登録する>研究成果データベース

成果の公開に関する詳細

11.料金

(1)優先利用料:131,000円/1シフト(8時間)、16,375円/1時間(税込)
  ただし、CryoTEMの優先利用料は調整中
(2)消耗品の実費負担
  定額分:10,720 円/1シフト(8時間)、1,340円/1時間(利用者別に分割できない損耗品費相当、税込)
  従量分:使用に応じて算定(液体ヘリウム)

利用実験において実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分と従量分に分類)について、共用ビームタイムを利用する全ての利用者にご負担いただいています。 消耗品の実費負担についての詳細はUIサイトの「消耗品実費負担制度」をご覧ください。

12.お問い合わせ(書類提出先)

窓口電話番号メールアドレス
高輝度光科学研究センター (JASRI) 利用推進部0791-58-0961sp8jasri@spring8.or.jp