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2021B 長期利用課題の募集について 締め切りました

 新型コロナウイルス感染症に関する特記事項 
2021B期においても、新型コロナウイルス感染症によるビームタイムキャンセルの影響を軽減するため、特別な運用が実施されますので、必ず事前にこちらをご確認ください。

注意

  • 昨今のヘリウム供給に関する国際情勢により、液体ヘリウムやヘリウムガスを財団から安定的に供給できない可能性がありますので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

次]

  1. 長期利用課題について
  2. 有効期間、対象ビームライン等
  3. 申請方法
  4. 応募締切   2021年5月25日(火) 午前10:00 JST(提出完了時刻)
  5. 申請受理通知
  6. 応募課題の審査について
  7. 審査結果の通知
  8. 報告書について
  9. 成果の公開について
  10. その他
  11. 問い合わせ先

1.長期利用課題について

 長期利用課題は、2年間のビームタイムを長期的に確保することにより、計画的に共用ビームラインを利用する利用研究課題で、SPring-8を長期的かつ計画的に利用することによって、SPring-8の特長を活かし、科学技術分野において傑出した成果を生みだす研究、新しい研究領域および研究手法の開拓となる研究、産業基盤技術を著しく向上させる研究などの一層の展開を図ることを目的としています。課題の審査にあたっては、一般の利用研究課題と共通の審査項目の他、長期の研究目標および研究計画が明確に定められていることや、前述の成果等が期待できること等が評価されます。採択された課題については、採択時に課題名、実験責任者、課題の概要などを公開するほか、課題終了時には事後評価が実施されます。

2.有効期間、対象ビームライン等

(1)有効期間

2021B期より4期(4期目終了後に事後評価を実施)

(2)対象ビームライン

募集の対象となるビームラインおよび1本あたりのビームタイムから供出する割合は以下の表のとおりです。ご応募の前にビームライン・ステーションの整備状況をSPring-8ホームページの「ビームライン一覧」でご確認ください。なお、1課題あたり配分できる上限ビームタイムは各期の各ビームラインの総シフト数(8時間/シフト)の16%までです。なお、複数ビームラインの併用が可能ですが、1課題あたりの上限ビームタイムは利用本数によらず合計16%が上限となります。

(3)セベラルバンチ運転モード

2021B期は、下記の運転モードを予定しています。運転モードの希望がある場合は、課題申請時に選択してください。また、第1希望とその他の希望のフィリングでは、どの程度効率が異なるかを申請書「その他」欄に記述してください。

  • Aモード:203 bunches
  • Bモード:4-bunch train×84
  • Cモード:11-bunch train×29
  • Fモード:1/14-filling + 12 bunches
  • Gモード:4/58-filling + 53 bunches
  • Hモード:406 × 11/29-bunches + 1 bunch

但し、加速器の状況によっては上記バンチモードでの運転が難しい場合もあります。

運転モードの詳細は、SPring-8ホームページの「セベラルバンチ運転モード対応表」でご確認ください。

*上記のFおよびGモードはB期(2021B、2022B…)のみ運転します。A期(2022A、2023A…)はFおよびGモードの代わりにDモード(1/7-filling + 5 bunches)およびEモード(2/29-filling + 26 bunches)の運転を予定しています。

3.申請方法

Webサイトを利用した電子申請となりますが、長期利用課題申請のための設定が必要となりますので「11.問い合わせ先 」まで連絡してください。なお、この設定は土日休日を除く平日(9時〜17時)のみの対応となりますので、余裕を持ってご連絡ください。

(1)課題申請

課題申請はWebサイトを利用した電子申請により行います。申請方法の詳細は、下記をご参照ください。また、下書きファイルをご用意しておりますので、ご利用ください。

♦ User Information Webサイト(UIサイト) : http://user.spring8.or.jp/
トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書>新規作成

なお、課題申請時は、ログインユーザー名で実験責任者登録されます。

(2)ユーザー登録(未登録の方のみ)

課題申請時にSPring-8ユーザーカード番号とパスワードが必要となるため、申請前にUIサイトにてユーザー登録を行ってください。

注)申請者(実験責任者)だけでなく、課題申請時に共同実験者として登録される方もユーザー登録が必要です。ユーザー登録情報は、採否通知の送付等の各種ご連絡に使用しますので、既登録者の方も登録内容をご確認の上、適時情報の更新をお願いいたします。

(3)申請書作成上のお願い

詳しい入力方法については、UIサイトの課題申請をご参照ください。

[申請シフトについて]

基本的に3シフト単位(1シフト=8時間)でビームタイムの配分が行われますが、実際の配分シフトは申請シフトと異なる場合があります。
シフト数の算出をする際の不明な点は、SPring-8ホームページに記載されているビームライン担当者までお問い合わせください。

[申請形式(新規/継続)について]

必ず“新規”課題として申請してください。

[実験責任者について]

実験の実施全体に対してSPring-8の現場で責任を持つことが出来る人が実験責任者となってください。

[本申請に関わるこれまでの成果について]

成果発表リストとその概要は必ずご記入ください。最近のものから順にスペースの範囲に書き込める内容をご記入ください。

[高圧ガス容器持込み実験について]

高圧ガス容器を持ち込む場合は、必ず「安全に対する記述、対策」>「安全に関する手続きが必要なもの」>「高圧ガス容器持込み実験」にチェックをし、「測定試料及びその他の物質」欄へ物質名・持込量等を正確にご記載ください。申請書に記載が無く、採択後新たに持込む場合は、高圧ガス保安法に関する行政手続きの過程において、持込みが制限される可能性がありますのでご注意ください。

4.応募締切

2021年5月25日(火) 午前10:00 JST(提出完了時刻)

電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。
Web入力に問題がある場合は「11.問い合わせ先」へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡を受けた場合のみ別途送信方法のご相談に応じます。

5.申請受理通知

申請が完了すれば、受理通知と申請者控え用の誓約事項のPDFファイルがメールで送られます。メールが届かない場合は申請が受理されていない可能性がありますので、以下の通り確認してください。

申請課題が UIサイト(トップページ>ログイン>課題申請/利用計画書)の「提出済」に
(1) 表示されていない場合
→受理されていません。もう一度申請課題の「提出」操作を行ってください。
(2) 表示されている場合
→受理されています。ユーザー登録内容が正しいにもかかわらずメールが不着となっている場合は、「11.問い合わせ先」にお問い合わせください。

6.応募課題の審査について

申請書の審査は、書類審査と面接審査の2段階で行われます。審査の基準は一般課題の審査基準に加えて
(1)長期の研究目標、研究計画が明確に定められていること
(2)SPring-8を長期的、計画的に利用することによって
      1)科学技術分野において傑出した成果が期待できること
      2)新しい研究領域および研究手法の開拓が期待できること
      3)産業基盤技術の著しい向上が期待できること
を考慮して行われます。

 書類審査を通過した課題については、面接審査を受けていただきます。面接審査は2021年6月22日(火)または30日(水)を予定しています(プレゼンテーション20分、質疑応答20分の時間配分を予定しています)。書類審査に合格された課題の申請者には面接時間を連絡いたしますので、あらかじめプレゼンテーションの用意をお願いします。
※応募件数により、面接審査予定日は、前後する可能性があります。

7.審査結果の通知

  書類審査結果通知(面接時間通知)
    2021年6月上旬に電子メールにてご連絡いたします。
  採否通知
    2021年8月上旬にUIサイトのマイページにてご確認いただけます。

8.報告書について

 各期の利用研究課題終了後60日以内に、所定の利用課題実験報告書をJASRIに提出していただきます(成果専有課題除く)。JASRIでは、2021B期ユーザータイム終了後60日目から2週間後に当該報告書をWeb公開します。利用課題実験報告書の詳細につきましては、以下のUIサイトをご参照ください。

 ♦ 「利用課題実験報告書/Experiment Summary Report

9.成果の公開について

  • SPring-8シンポジウムでポスター発表(発表時期:2022年夏、2023年夏)
  • 「SPring-8/SACLA利用者情報」に課題報告を掲載(課題終了後)
  • 査読付き論文の登録

 利用研究成果として、査読付論文(査読付プロシーディングス、博士学位論文を含む)、財団が査読したSPring-8/SACLA利用研究成果集または財団が認定した公開技術報告書を課題の実施期終了後3年以内に公開するとともに、財団のデータベースへ登録してください。また、公開した論文等の成果物には課題番号を明記し「SPring-8を利用した結果である」ことを記述してください。
 論文登録および成果の公開に関する詳細につきましては、以下のUIサイトからお願いいたします。

 ♦ UIサイト(論文発表等登録)
  トップページ>マイページにログイン>申請/報告>論文発表等登録

 ♦ 成果の公開に関する詳細
  UIサイト(成果公表)

10.その他

  1. 事後評価について
    課題終了後、長期利用課題終了報告書を提出していただき、SPring-8利用研究課題審査委員会が書類およびヒアリングによる評価を非公開で行います。
    ※課題終了前(4期目実施中)に同一研究テーマを継続して新たに申請した長期利用課題が採択された場合のみ、事後評価のヒアリングは省略されることがあります。
  2. 消耗品の実費負担
    利用実験において実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分と従量分に分類)について、共用ビームタイムを利用する全ての利用者にご負担いただいています。
      定額分:10,720 円/1シフト、1,340円/1時間(利用者別に分割できない損耗品費相当)税込
      従量分:使用に応じて算定(液体ヘリウム)
    消耗品の実費負担については、UIサイトの消耗品実費負担制度をご覧ください。
  3. 次回(2022B期)の課題募集について
    次回の課題募集は、2022B期から始まる課題を対象とし、2022年4月頃に募集する予定です。

11.問い合わせ先

窓口電話番号メールアドレス
高輝度光科学研究センター (JASRI) 利用推進部0791-58-0961sp8jasri@spring8.or.jp