利用研究課題種類の選択について
様々な利用形態でSPring-8を活用していただくために、多くの課題の種類を用意しています。
(参考:成果非専有利用・成果専有利用とは)
成果を公開する利用(成果非専有利用)
一般課題 | 放射光を利用した一般的な研究全般を対象とする課題。 | 年2回/年6回 |
大学院生提案型課題 | 将来の放射光研究を担う人材の育成を図ることを目的とし、大学院生が主体的に立案、提案、遂行することを奨励する課題。課題実行時に博士後期課程の大学院生が対象。 | 年2回/年6回 |
大学院生提案型課題(長期型) | 大学院生提案型課題のうち、課題の有効期間を博士後期課程の1〜3年とすることにより、学生教育のための安定かつ計画的なビームタイムを確保する機会を提供する課題。審査は書類審査と面接審査の2段階で実施。 | 年1回(B期のみ) |
成果公開優先利用課題 | 優先利用料を負担することにより、通常の科学的価値の審査が省かれ、SPring-8の必要性、実験の実施妥当性、技術的実施可能性および安全性の審査のみで利用可能。成果の公開義務あり。 A期から始まる1年課題の運用あり。産業界の機関に所属する申請者を対象とした成果準公開利用制度あり。 | 年2回/年6回 1年課題は年1回(A期のみ) |
緊急・特別課題 | 公共的な緊急性を有する極めて重要な課題、または国⺠の関心が極めて高く、当該科学技術分野、社会・経済への寄与が極めて高い研究で、即時利⽤の必要性が認められる課題。 | 随時 |
成果を公開しない利用(成果専有利用)
成果専有課題 | 放射光を利用した一般的な研究全般を対象とする課題で、成果公開の義務がなく、審査が簡略化され、利用時間に応じたビーム使用料が課される課題。 | 年2回/年6回 |
成果専有測定代行課題(随時) | 随時申請が可能で、申請後、速やかに審査が行われる課題。施設側のスタッフが、ユーザーに代わって測定を行うもので、試料をSPring-8へ送付することにより実施が可能。 | 随時 |
成果専有測定代行課題(定期) | 施設側のスタッフが、ユーザーに代わって測定を行うもので、試料をSPring-8へ送付することにより実施が可能。 | 年6回 |
成果専有時期指定課題(時間単位利用含む) | 随時申請が可能で、申請後、速やかに審査が行われる課題。成果公開の義務がない代わりに、利用時間に応じたビーム使用料が課せられる成果専有の利用課題。1時間単位の利用も可能。 | 随時 |