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<締め切りました>2023B 成果公開優先利用課題の募集について

 2023B期(2023年10月~2024年2月(予定))における利用につきましては、以下の要領でご応募ください。

     特記事項 
  1. 2023B期においても、ビームタイムキャンセルの影響を軽減するため特別な運用が実施されますので、必ず事前にこちらをご確認ください。
  2. 昨今のヘリウム供給に関する国際情勢により、液体ヘリウムやヘリウムガスを財団から安定的に供給できない可能性がありますので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

次]

  1. 成果公開優先利用課題について
  2. 利用時期、対象ビームライン等
  3. 応募資格(重要:応募資格を満たしていない場合は選考から外れます)
  4. 申請方法
  5. 応募締切  2023年5月31日(水)午前10:00 JST(提出完了時刻)
  6. 審査について
  7. 審査結果の通知
  8. 報告書について
  9. 成果の公開について
  10. 料金
  11. 問い合わせ先(書類提出先)

1.成果公開優先利用課題について

成果公開を前提とした利用課題で、一部簡略化された審査(SPring-8の必要性、実施妥当性、技術的実施可能性および安全性の審査)のみを経て優先的に利用できる課題です。ご利用にあたっては後に述べる優先利用料金の支払いが必要となります(「10.料金」をご参照ください)。
2023A期より、従来の成果公開優先利用課題に加え、新たに、有効期間1年間かつ複数ビームライン利用可能な成果公開優先利用課題(1年課題)をA期のみ募集します(※今期の1年課題募集はありません)。

優先利用枠*は、ビームラインごとの利用時間の40%を超えない枠とします。成果公開優先利用課題における1年課題、通常課題の上限目安をそれぞれ以下の通りとし、申請状況に応じて総合的に判断します。
(*成果公開優先利用課題(1年課題・通常課題)および成果専有課題を纏めて優先利用とします。)
  ・1年課題:ビームラインごとの利用時間の10〜15%程度。
  ・理研ビームラインの優先利用枠は、各共用供出利用時間の50%となります。
 また、1研究グループあたりの優先利用枠の上限目安は、ビームラインごとの利用時間の20%程度となりますのでご留意ください。

2.利用時期、対象ビームライン等

(1)利用時期

[年2回募集ビームライン]

 2023B期(2023年10月〜2024年2月(予定))にシフトを割り当てます。

[年6回募集ビームライン]

 2023B第Ⅰ期(2023年10月〜11月中旬頃)にシフトを割り当てます。なお、バンチモードの指定等、特殊な条件を必要とする課題の場合は、必ずしも当該利用期間に割り当てられるとは限りませんので、ご注意ください。

(2)対象ビームラインおよびビームタイム

 「2023B SPring-8利用研究課題募集要項」の「表3 2023B ビームライン別募集課題一覧」をご参照ください。

募集回数 対象ビームライン
2回/年 共用ビームライン BL04B1, BL04B2, BL08W, BL10XU BL20XU, BL20B2, BL25SU, BL27SU, BL28B2, BL35XU, BL37XU,
BL39XU**, BL40XU, BL40B2, BL41XU, BL43IR, BL45XU, BL47XU*
CryoTEM EM01CT, EM02CT, EM03CT, EM04CT (ビームラインとの併用が必須)
理研ビームライン BL05XU, BL07LSU, BL17SU, BL19LXU, BL26B1, BL29XU, BL32XU, BL36XU, BL38B1, BL43LXU, BL44B2
6回/年 共用ビームライン BL01B1, BL02B1, BL02B2, BL09XU, BL13XU, BL14B2, BL19B2, BL46XU, BL47XU*

*BL47XUは一部シフトのみを年6回募集とし、基本は年2回募集とします。
**BL39XUはビームライン改修のため、2023B期の募集はありません。

3.応募資格(重要:応募資格を満たしていない場合は選考から外れます)

(1)「科学技術・イノベーション基本計画」等、国の方針(政策)に即した研究を行うこと
   (科研費などの競争的資金による研究も含まれます)
(2)申請者(実験責任者)が、日本国内に法人格を有する機関に所属していること
(3)第II期・第III期におけるBL47XUの募集の対象について
   第II期・第III期においては、BL47XUへの申請は、以下の条件をいずれも満たす研究課題を募集対象とします。
  ・BL47XUにおいてイメージング装置を利用する産業利用の研究であること。
  ・実験責任者もしくは共同実験者において、「民間企業」もしくは「産業界に準ずる機関」に属する方が1名以上含まれること。
   なお、「産業界に準ずる機関」とは、公設試験場および民間企業からの委託試験・研究を主な事業とする財団/社団法人を指します。
 (注)大学(私立含む)、独立行政法人、特殊法人、公社に所属する方(単独またはこれら所属の組み合わせ)は、対象外です。

募集の対象に該当するかどうか判断がつかない場合は、利用推進部(sp8jasri@spring8.or.jp)までお問い合わせください。

4.申請方法

Webサイトを利用した電子申請およびメール送信等による別添書類(成果公開優先利用同意書)の提出が必要となります。

(1)課題申請

「2023B SPring-8利用研究課題募集要項」の「3.課題申請に必要な手続き」をご一読いただき、以下のUser Information Webサイトから申請してください。また、下書きファイルをご用意しておりますので、ご利用ください。

ログイン>トップページ>課題申請書を作成・編集する>新規作成より、「成果公開優先利用課題」のボタンをクリックしてください。

(注意)申請期によって選択可能なビームラインが異なります。年2回募集ビームラインを利用する場合は「2023B」を、年6回募集ビームラインを利用する場合は「2023B-I」を選択してください。

[研究概要について]
 研究概要およびSPring-8の必要性がわかる内容を申請書の「提案理由」に記入してください。不明瞭な場合、追加で資料の提出を求める場合があります。
[競争的資金等の入力について] ※該当課題のみ、任意入力
 競争的資金等を獲得されている場合は、「競争的資金の情報(制度名/公募主体/資金を受けた課題名/ 研究代表者名/課題の概要/実施年度/資金額)」を入力してください。
[1年課題について]
 2023B期における1年課題の募集はありません。

(2)課題申請書に加えて提出する書類

以下の書類を申請課題ごとに提出してください。

成果公開優先利用同意書

提出方法

User Information Web サイト(UIサイト) : マイページログイン>課題申請書を作成・編集する>提出済ページ内、申請課題の「SPring-8 成果公開優先利用同意書」のボタンをクリックしてPDFをアップロードしてください。「11.お問い合わせ(書類提出先)」へメールで送付も可能です。

5.応募締切

2023年5月31日(水) 午前10:00 JST(提出完了時刻)
  (同意書の提出期限:2023年6月7日(水)必着)

電子申請システムの動作確認はしておりますが、予期せぬ動作不良等の発生も考えられます。申請書の作成(入力)は時間的余裕をもって行っていただきますようお願いいたします。
Web入力に問題がある場合は「11.お問い合わせ」へ連絡してください。応募締切時刻までに連絡を受けた場合のみ別途送信方法のご相談に応じます。

6.審査について

研究手段としてのSPring-8の必要性、実験の実施妥当性、技術的実施可能性および安全性を審査します。詳しくは、「放射光共用施設の利用研究課題選定に関する基本的考え方」をご覧ください。優先利用枠を超えるシフト数の応募があった場合には、SPring-8利用研究課題審査委員会にて総合的に判断のうえシフトを配分します。
1年課題に応募された利用課題について、審査の結果、シフトが配分されなかった場合は、自動的に通常の成果公開優先利用課題として重ねて審査されます。

7.審査結果の通知

審査結果は2023年6月9日(金)までに電子メールまたは電話にて連絡します。選定されなかった場合は、一般課題として応募することができます。別途一般課題の申請Webページから申請してください。なお、正式な通知は2023年8月上旬にUIサイトのマイページにてご確認いただけます。

8.報告書について

利用研究課題終了後60日以内に、所定の利用課題実験報告書をJASRIにオンライン提出していただきます。JASRIでは、2023B期ユーザータイム終了後60日目から2週間後に当該報告書をWeb公開します。利用課題実験報告書の詳細につきましては、以下のUIサイトをご参照ください。

詳細:利用課題実験報告書

1年課題については、利用ビームラインごとに、A期・B期それぞれの利用研究課題終了後60日以内に提出してください。

9.成果の公開について

利用研究成果として、査読付論文(査読付プロシーディングス、博士学位論文を含む)、財団が査読したSPring-8/SACLA利用研究成果集または財団が認定した公開技術報告書を課題の実施期終了後3年以内に公開するとともに、財団のデータベースへ登録してください。また、公開した論文等の成果物には課題番号を明記し「SPring-8を利用した結果である」ことを記述してください。論文登録および成果の公開に関する詳細につきましては、UIサイトからお願いいたします。

トップページ>研究成果を登録する

成果の公開に関する詳細

成果公開優先利用課題は、実験実施後60日以内の年度内(3月末まで)に利用推進部へ申し出があれば、成果専有課題への変更がシフト単位で可能です。

10.料金

利用料金の種類1シフト※当たり
優先利用料131,000円
消耗品費実費負担(定額分)10,720円
  • 液体ヘリウムの使用がある場合は、消耗品実費負担(従量分)として、使用量に応じて請求させていただきます。

※ 1シフト=8時間。配分シフトが時間単位の課題の定額分料金は時間単位となります。

 ただし、CryoTEMについて、優先利用料は22,000円/1シフト(8時間)、消耗品実費負担は同額です。

利用実験において実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分と従量分に分類)について、共用ビームタイムを利用する全ての利用者にご負担いただいています。 消耗品の実費負担についての詳細はUIサイトの「消耗品実費負担制度」をご覧ください。

11.お問い合わせ(書類提出先)

窓口電話番号メールアドレス
高輝度光科学研究センター (JASRI) 利用推進部0791-58-0961sp8jasri@spring8.or.jp