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詳細:大学院生提案型課題

将来の放射光研究を担う人材の育成を図ることを目的とし、大学院生が主体的に立案、提案、遂行することを奨励する課題です。課題実行時(実際の施設利用時)に博士後期課程の大学院生で、SPring-8における研究に対して主体的に責任を持って実行できる方を対象に、将来の放射光研究の発展を担う人材の育成を図ります。申請にあたっては、対象者本人に実験責任者として申請していただきますが、必ず指導教員の承認を得るとともに、指導教員を共同実験者として登録してください。共同実験者には、原則、指導教員を含むことを条件とします。
ビーム使用料が免除となる成果非専有利用のため、課題実験後、論文等により研究成果を公表していただく必要があります。

応募資格

指導教員が申請を許諾し、SPring-8における実験に対し主体的に責任を持って実施でき、課題実行時に博士後期課程の大学院生の方。詳細は以下の通り。

  1. 区分制の博士課程後期第1年次相当(在学月数12ヶ月未満)以上に在学する者
  2. 一貫制の博士課程第3年次相当(在学月数24ヶ月以上36ヶ月未満)以上に在学する者
  3. 後期3年の課程のみの博士課程第1年次相当(在学月数12ヶ月未満)以上に在学する者
  4. 医学、歯学、薬学又は獣医学系の4年制の博士課程第2年次相当(在学月数12ヶ月以上24ヶ月未満)以上に在学する者

注意事項
課題申請時に上記応募資格者であった実験責任者が、卒業・就職等で課題実施時に資格者でなくなった場合は、大学院生提案型課題で採択されていても一般課題として実施していただくことになります。またこの場合、旅費等の支援対象外となる旨、ご了承ください。身分変更の申告がないまま課題を実施され、その後変更の事実が判明した場合は、旅費等の返還を求める場合があります。

審査について

一般利用研究課題としてSPring-8利用研究課題審査委員会で審査されます。具体的には、科学技術的価値、成果創出への期待度、研究手段としてのSPring-8の必要性、実験の実施妥当性、技術的実施可能性および安全性について総合的かつ専門的に審査します。だたし、希望審査分野で[産業利用]を選択した場合は、「科学技術的価値」において、期待される研究成果の産業技術としての重要性および発展性、並びに研究課題の社会的意義および社会経済への寄与度を特に重点的に審査します。「希望審査分野を「産業利用」とする一般課題・大学院生提案型課題について」をご確認ください。

消耗品の支援について

国内の大学に所属する方から申請された本課題は、予算の範囲内で消耗品費(定額分+従量分)の支援をしますが、従量分を大量に使用される場合は支援できない場合があります。

旅費の支援について

国内の大学に所属する方から申請された本課題に関して、実験責任者と共同実験者のうち学生1名の合計2名のSPring-8までの旅費(滞在費込み)支援をします。

利用料金(海外の大学に所属する方)

利用料金の種類1シフト※当たり
ビーム使用料免除
消耗品費実費負担(定額分)10,720円

※ 1シフト=8時間。配分シフトが時間単位の課題の定額分料金は時間単位となります。

  • 液体ヘリウムの使用がある場合は、消耗品実費負担(従量分)として、使用量に応じて請求させていただきます。

利用料金(海外の大学に所属する方)(2025A期〜)

利用料金の種類1シフト※当たり
ビーム使用料免除
消耗品費実費負担(定額分)12,400円

※ 1シフト=8時間。配分シフトが時間単位の課題の定額分料金は時間単位となります。

  • 液体ヘリウムの使用や試料調製サービスの利用がある場合は、消耗品実費負担(従量分)として、使用量/利用量に応じて請求させていただきます。

応募締切

年2回

締切日の目安
A期12月上旬
B期6月中旬

年6回

締切日の目安
A期 第Ⅰ期12月上旬
A期 第Ⅱ期3月中旬
A期 第Ⅲ期5月中旬
B期 第Ⅰ期6月中旬
B期 第Ⅱ期9月上旬
B期 第Ⅲ期11月上旬

利用研究課題申請書下書きファイル

一般課題、大学院生提案型課題 共通 (一般利用) [産業利用分野・構造生物学分野以外]ダウンロード[MS Word形式]
一般課題、大学院生提案型課題 共通 (産業利用分野)ダウンロード[MS Word形式]
一般課題、大学院生提案型課題 共通 (構造生物学分野)ダウンロード[MS Word形式]