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利用研究課題申請書記入に必要な項目

基本情報

研究分野が多少異なる審査員が読んでも、その提案の重要性が理解できるように、研究の目的や方法等それぞれの項目について具体的に記述してください。また、半年の共同利用実験のビームタイムの範囲内で実行できる内容の申請を行ってください。包括的な内容の申請は審査の対象となりません。

実験課題名(日本語および英語)

実験方法や測定対象を明らかにした6か月の共同利用期間で遂行できる具体的な実験課題名を、日本語および英語で入力してください。包括的な課題名による申請は、審査の対象となりません。なお、申請者の優先性の保護のため、実験が終了するまで課題名を公表しません。(即ち、課題の採択時には、実験責任者の名前と所属、配分シフト数のみ公表し、課題終了後に課題名を公表します)

審査希望分野、装置等

希望審査分野表」から希望する審査分野を1つ選んでください。

研究分野分類

研究分野分類表の中から当てはまるキーワードを選択してください。これに当てはまらないキーワードは「その他」として、具体的に分類名称を記入してください。

希望ビームライン

希望する順番にビームライン番号を選んでください。また、その理由については[実験方法]の「ビームライン選定の理由」で明らかにしてください。
もし、2本のビームラインの利用を希望される場合(例えば、「BL01B1またはBL28B2」ではなく「BL01B1とBL28B2」を希望する場合)は、ビームラインごとに合計2課題申請してください。
ビームラインの整備状況は、SPring-8ホームページの「ビームライン一覧表」で確認してください。

所要シフト数

実験目的を達成するために必要なビームタイムのシフト数(1シフト=8時間)を決めてください。このときに、この課題は6か月の間に共同利用として実施することを考慮してください。実験を分けて行いたいものは、1回に必要なシフト数と行いたい回数を入力してください。また、算出根拠を[実験方法]の「シフト数算出の根拠」で入力してください。

特殊な運転モード

希望がない場合は、運転モードの選択は施設の担当者に一任していただきます。
セベラルバンチを希望される場合は「セベラルバンチ」を選択し、フィリングモードを希望する順番に、ポップアップメニューの中から選んでください。その際、第一希望と第二希望のフィリングでは、どの程度効率が違うかを「その他」の欄に記述してください。なお、A、B、C、D、E、F、G、Hのモードのうち、DとEモードはA期のみ、FとGモードはB期のみの運転になりますので、必ず募集案内のホームページで確認してください。メニューに示した7種類のモード以外を希望される場合は,「その他」の欄にフィリングの詳細と必要理由を入力してください。

共同実験者

実際にビームラインを利用する実験メンバー(共同実験者)の、各ユーザーカード番号をご準備ください。(ユーザーカード番号を取得されていない共同実験者には、ユーザー登録を依頼してください。ユーザーカード番号は、ユーザー登録完了後に、画面で表示され、登録されたメールアドレス宛にも通知されます。)

安全に関する記述、対策

安全に関する手続きが必要なもの

下記に該当する場合は、採択後に別途申請が必要ですので、申請時にチェックを入れる必要があります。

  •  高圧ガス容器持ち込み実験
  •  放射性同位元素の持ち込みおよび使用
  •  放射性発生装置の新設および改造、使用目的の変更、性能の変更
  •  国際規制物資(核原料、核燃料物資等)の使用
  •  法規制されている装置等の設置
  •  法規制されている化学物質の使用
  •  特定外来生物の持ち込み
  •  牛の特定部位の持ち込み
  •  輸入禁止品(植物防疫法)の持ち込み
  •  遺伝子組換え実験
  •  ヒト由来材料を用いる実験
  •  高出力レーザ機器の持ち込み
  •  動物(生きた哺乳類、鳥類、爬虫類)の持ち込み
  •  特定生物試料(他の生物に感染性を有する生物・物質およびそれに由来するもの)の持ち込み

SPring-8において必要とする施設の装置、器具

SPring-8ホームページの「ビームライン一覧表」で確認した後、記入してください。

測定試料およびその他の物質

施設に持ち込む全ての試料および物質等について、その名称、形態(形状)、量、性質、使用目的、保存方法および処理方法、安全対策を入力してください。

  • 「物質名」について
    一般名、構造式など(XAFSを測定する場合は組成も)を記入し、略称や頭文字のみの表記は避けてください。CAS番号があるものであっても、自分で調整したものは「自作」、自分で創製したもので物性値が未知の場合は「創製」と入力してください。
  • 「性質」について
    毒物・劇物(毒物および劇物取締法)、有機溶剤・特定化学物質(労働安全衛生法)、危険物(消防法)等の法令上の性質を記入してください。この3法律の規制を受けない物質は、火災や爆発の原因となる「危険性」(爆発性、可燃性、引火性、自然発火性、禁水性、酸化性、自己反応性、等)、人体に障害をもたらす「有害性」(有毒性、腐食性、発ガン性、感染性、放射性、等)、遺伝子組み換え体、ヒト材料、など、できるだけ詳しく入力してください。

また、画面解像度によっては、これらの記入欄(フォーム)の幅が小さくなるため、入力しづらくなることも考えられます。誤動作や入力ミスを防ぐためにも、あらかじめ表計算ソフト等で下書きを作成し、データを貼り付けることをお勧めします。
※ SPring-8に持ち込まれた試料および物質等は、全てお持ち帰りください。

持ち込む装置、器具

施設に持ち込む全ての装置、器具等について、その名称、仕様、安全対策を入力してください。持ち込み装置、器具等がない場合は、「なし」と入力してください。
自分で作製した装置、器具は「自作」、カタログ品の場合はその旨を付記してください。
※ SPring-8に持ち込まれた物品は、全てお持ち帰りください。

提案理由など

提案の種類と提案理由

  • 新規提案
    研究分野が多少異なる審査員が読んでも、提案された内容の重要性が理解できるように、研究の意義、目的等それぞれの項目について具体的に記述してください。包括的な内容の申請は審査の対象となりません。期待される成果の欄では、SPring-8の寄与する点を具体的に示してください。
  • 継続提案
    継続を必要とする理由(例:ビームダンプがあり実施できなかった等)を記述してください。前回の申請で行われた実験の結果(成果)について具体的に記載し、問題点があった場合は解決策を示したうえで、今回の提案で実施を計画している内容を具体的に示してください。試料の変更、実験方法に大きな変更を伴うものについては、「新規提案」で申請してください。採択課題のビームタイムを終了した後も研究が続く場合、あるいは実験責任者が代わる場合は、「新規提案」で申請してください。

申請にかかわる準備状況、これまでに採択された課題との関係、他に申請課題がある場合はその課題との関係、同種実験の経験

期待される成果を得るために、これまでに得た研究成果並びに装置、試料の準備状況等を具体的に示してください。これまでに採択された課題との関係や関連テーマで他に申請があるときは、その課題との関係を記述してください。同種実験の経験についても記述してください。

実験方法

実験の方法(レイアウト、測定法、検出器、試料の濃度等を明確にする)

新しい測定法の場合には、図を用いて実験の特徴が明らかになるようにしてください。
図はJPEG (.jpg/ .jpeg) 、GIF (.gif) 、PNG (.png) 型式で最大3点を添付することが可能です。それぞれ審査時にA5縦で表示されますので、十分な解像度のデータを使用してください (横1000〜2000ピクセル程度) 。最大ファイルサイズは1MBとなっております。

ビームライン選定の理由

各ビームラインで利用できる実験装置をご確認いただき、最適なビームラインを選定してください。不明な点はビームライン担当者(ビームライン一覧表)までご確認ください。

使用するエネルギー(波長)または特性線(例:Pb-L)

ビームラインのどのような特性(例えば、エネルギー範囲、集光特性、測定器等)に着目して利用を希望するビームラインを選定したのかについて、説明してください。
もしXAFSの測定を希望する場合は、測定法(透過法、蛍光法それもライトル検出器か半導体検出器-シングル、マルチ、等)、元素、吸収端、試料濃度、試料のマトリックスの種類を必ず記述してください。

シフト数の算出根拠

要求するシフト数の算出根拠を記述してください。
シフト数の算出をするための不明な点は、ビームライン担当者までお問い合わせください。

論文

本研究にかかわる実験責任者の発表論文リスト

本研究にかかわる実験責任者の発表論文リストとこれまでの研究の進捗状況がわかるように、各論文について2行程度の説明を記述してください。SPring-8で行った課題の成果を発表した論文には*印を付け、最近の論文から順に、スペースに収まる分まで記入してください。

以上をご準備ください。