初めてご利用になる方へ

初めてご利用の方へ

1.利用期

SPring-8では、1年間の運転を大きくA期(年度上期)とB期(同下期)に分けて運用しています*。

2011年度の例 2011A期 2011/04/01 – 2011/08/31
2011B期 2011/09/01 – 2012/03/31

*上記には、夏期点検調整期間、冬期点検調整期間を含みます。なお産業利用BL(BL14B2, BL19B2, BL46XU)においては、AI期、AII期、BI期、BII期と4期に分ける運用を実施しています。

2.利用形態、利用研究課題の種類及び応募資格

利用形態:
利用には、大きく分けて、成果専有利用と成果非専有利用の2つの利用形態があります。成果専有利用では、成果公開の義務がない代わりに、利用時間に応じたビーム使用料が課せられます。成果非専有利用では、論文等により研究成果を公表していただくかわりにビーム使用料は免除となります(詳細は「4.利用にかかる料金等について」を参照)。

利用研究課題種:
重点領域や課題の有効期間等に特徴を持つ複数の課題種が設定されており、現在応募可能な課題は表1に示すとおりです。それぞれの課題の詳細については、こちらをご参照ください。

<表1>

SPring-8共用ビームライン利用研究課題種 特徴 締切と審査(基本) 成果専有利用
一般課題 放射光を利用した一般的な研究全般を対象とする課題。B期から始まる1年課題の運用あり。 年2回
長期利用課題 SPring-8を長期的、計画的に利用することにより成果が期待できる課題を対象とした、2年間(2016Aより。2015Bまでの既採択分は3年間)有効の課題。審査は書類審査と面接審査の2段階で実施。 年1回(A期のみ) 不可
緊急課題 公共的な緊急性を有する極めて重要な課題 随時 不可
成果専有時期指定課題 随時申請が可能で、申請後、速やかに審査が行われる課題。 随時 成果専有のみ
測定代行課題 施設側のスタッフが、ユーザーに代わって測定を行うもので、試料をSPring-8へ送付することにより実施が可能。 随時 成果専有のみ
大学院生提案型課題 将来の放射光研究を担う人材の育成を図ることを目的とし、大学院生が主体的に立案、提案、遂行することを奨励する課題。課題実行時に博士後期課程の大学院生が対象。 年2回 不可
成果公開優先利用課題 国内で公開された形で明確な審査を行う競争的資金を得た者が申請可能。 年2回 不可
産業新分野支援課題 新しい産業分野の研究開発を対象とする課題。 年4回 不可
放射光施設横断産業利用課題 SPring-8以外の国内放射光施設での実験結果を踏まえ、SPring-8での測定によって有用な知見が得られることが期待される産業分野の課題。 年6回 不可
社会・文化利用課題 国民の関心や、社会的要請が高い事項に係る研究を対象とする課題。 年2回 不可
パートナーユーザー課題 共用BLおよび測定技術を熟知し、放射光科学・技術の学術分野の開拓が期待できる研究者が行う課題(審査のうえパートナーユーザーに指定された者が行う課題) 年1回 不可
新分野創成利用課題 新分野を創成する研究グループによる実施課題(当該研究グループ自体を公募)。グループの有効期間は2年間。審査は書類審査と面接審査の2段階で実施。 年1回(B期のみ) 不可

注)各課題種において、研究分野等を踏まえた運用(産業利用分野における4回の課題募集、1年課題、生命科学/タンパク質結晶構造解析分野における運用、X線自由電子レーザー施設SACLA、中性子施設J-PARC MLFまたはスーパーコンピュータ「京」との連携利用など)を行っています。詳細は期毎の課題募集要項をご覧ください。

応募資格:
[大学院生提案型課題を除く課題]
SPring-8の放射光を利用するにあたって放射線業務従事者登録が可能で、かつ学生ではない方(責任者として実験を実施できる方)。ポスドク(身分が学生でなく、給料、謝金等をもらっている人)は実験責任者になることができます。
ただし、一般課題(産業利用分野)、産業新分野支援課題および放射光施設横断産業利用課題には、民間企業または産業界に準ずる機関の方の参加が必須条件となります。

[大学院生提案型課題]
SPring-8の放射光を利用するにあたって放射線業務従事者登録が可能で、課題実行時に博士後期課程の大学院生が対象。ただし、実験実行時に学生の身分でない場合は、課題種を一般課題へ変更します。
*2017Aより課題実行時に修士課程(博士前期課程)の学生は対象外となりました。

なお、全課題において共同実験者としての学生の参加は学年を問いません。

3.利用できるビームライン

共同利用で利用可能なビームラインは、共用ビームライン全26本、理研ビームライン9本です。ビームラインごとに募集している課題の一覧を各期毎表2に設けました。

<表2>

表2-1 A期ビームライン別募集課題一覧
表2-2 B期ビームライン別募集課題一覧

また、ビームラインの概要を「ビームライン一覧」にてご紹介しています。

4.利用にかかる料金等について

以下に共用課題の利用料金と消耗品実費負担の金額を示します。

<表3 共同利用課題の利用料金等>

専有/
非専有
課題種 ビーム使用料 優先利用料 消耗品費実費負担
成果専有
利用
一般課題(通常利用) 1シフト(8時間)あたり480,000円、
1時間あたり60,000円
なし 定額分:
1シフト(8時間)あたり10,560円、
1時間あたり1,320円

従量分:
必要に応じて使用した消耗品費を算定

時期指定利用/測定代行 1シフト(8時間)あたり720,000円、
1時間あたり90,000円
[ビーム使用料 + 割増料金 (50%)]
成果非専有利用 一般課題 免除 なし
長期利用課題
大学院生提案型課題
緊急課題
成果公開優先利用課題 1シフト(8時間)あたり131,000円、
1時間あたり16,375円
重点研究課題 産業新分野支援課題/放射光施設横断産業利用課題 なし
社会・文化利用課題
パートナーユーザー課題
新分野創成利用課題

(1)ビーム使用料について
1)成果非専有課題(成果公開):免除
2011B期より、課題実施期終了後3年以内に査読付き論文等を発表し、JASRIに登録していただくことで成果が公開されたとみなします。詳細につきましては「成果公表」のページをご参照ください。

2)成果専有課題:
・通常利用(一般課題の成果専有利用):1シフト(8時間)あたり 480,000円(ビーム使用料)税込、1時間あたり 60,000円税込
  定期公募で募集し、成果公開課題と同時に応募を締め切ります。
・時期指定利用:1シフト(8時間)あたり 720,000円税込、1時間あたり 90,000円税込(ビーム使用料+割増料金)
  随時申請が可能で、申請後、速やかに審査が行われます。

(2)成果公開優先利用料について
競争的資金の獲得等により一定の科学技術的妥当性の評価を得た成果を公開する課題。研究手段としてのSPring-8の必要性、倫理性(平和目的限定等)、技術的可能性および安全性の審査で利用できます。
優先利用料(税込):1シフト(8時間)あたり 131,000円、1時間あたり 16,375円

(3)消耗品の実費負担について
利用実験において実験ハッチにて使用する消耗品の実費(定額分と従量分に分類)について、共用ビームタイムを利用する全ての利用者にご負担いただきます。

定額分(利用者別に分割できない消耗品費相当。税込):
1シフト(8時間)あたり 10,560 円、1時間あたり 1,320円

従量分:使用に応じて算定(液体ヘリウム、ヘリウムガスおよびストックルームで提供するパーツ類等)

消耗品の実費負担に対応する利用方法の詳細は「消耗品実費負担制度」をご覧ください。なお、消耗品費実費負担分を国が支援する課題もあります。詳しくは、定期の課題募集要項が公開された際にご確認ください。

5.課題申請に必要な手続き

(1)ユーザー登録(未登録の方のみ)
課題申請時にSPring-8ユーザーカード番号とパスワードが必要となるため、申請前にUIサイトにてユーザー登録を行ってください。

注)申請者(実験責任者)だけでなく、課題申請時に共同実験者として登録される方もユーザー登録が必要です。ユーザー登録情報は、採否通知の送付等の各種ご連絡に使用しますので、既登録者の方も登録内容をご確認の上、適時情報の更新をお願いいたします。

User Information Webサイト(UIサイト) > マイページ(ログイン) > 画面右上の「ユーザー登録内容」リンク

(2)課題申請
課題申請はWEBサイトを利用した電子申請により行います。

User Information Webサイト(UIサイト) > マイページ(ログイン) > 課題申請/利用計画書 > 新規作成

申請方法の詳細は、こちらをご参照ください。また、下書きファイルをご用意しておりますので、ご利用ください。

なお、課題申請時は、ログインユーザー名で実験責任者登録されるため、代理で課題申請書を作成する場合は、実験責任者のユーザーカード番号でログインし、作業する必要があります。その場合、実験責任者が責任を持ってアカウントやパスワードを管理してください。

詳しい入力方法については「SPring-8利用研究課題申請書記入要領」をご参照ください。

6.応募課題の締切について

例年、A期とB期それぞれ下記の時期に応募の締切を設定しています。詳しくは、5月(B期分)または11月(次年度A期分)に公表される募集要項にてご確認ください。

一般課題、産業新分野支援課題、放射光施設横断産業利用課題、社会・文化利用課題、大学院生提案型課題の締切:
A期:例年12月上旬※1
B期:例年6月下旬※2
※1 産業利用BL第1期分募集を含む。第2期、第3期分締切は、それぞれ例年3月中旬、5月下旬
※2 産業利用BL第1期分募集を含む。第2期、第3期分締切は、それぞれ例年9月下旬、11月中旬

長期利用課題:
A期に一般課題等の締切の約2週間前

成果公開優先利用課題の締切:
A期、B期共に一般課題等の締切の約2週間前

緊急課題、成果専有時期指定課題、測定代行課題:
随時申請を受け付けます。詳しくは、各課題の募集要項をご確認ください。随時申請を受け付けます。

7.その他

(1)SPring-8への放射線作業従事者登録について放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(法律第百六十七号)に従い、SPring-8 の放射光を利用される方は放射線業務従事者登録が必要です。

(2)単独実験・作業の禁止:安全上の観点から原則として単独でのご利用はお断りしております。共同実験者を伴って申請(実施)してください。

(3)装置の故障、災害等発生時の措置:状況によって、採択時のビームタイムを供給できない場合があります。その場合、ビームタイムの補償はできないことをあらかじめご了承ください。

8.ユーザーガイド

各社携帯電話、スマートフォン向けに、モバイル版ユーザーガイドを公開しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

9.相談窓口

放射光を利用した実験が初めての方またはSPring-8を初めて利用する方で、ご質問等ある方は産業利用推進室(相談員事務担当)もしくは利用推進部までご相談ください。

産業利用推進室
産業利用推進室では、産業各分野での放射光利用に精通したコーディネーターを中心とした支援体制を整えています。相談員が放射光実験に関するあらゆる相談をお受けします。

相談員の専門外の分野については、内・外部の専門家をご紹介いたします。

[事務担当]

〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
公益財団法人 高輝度光科学研究センター 産業利用推進室
TEL: 0791-58-0924
FAX: 0791-58-0988
e-mail: support@spring8.or.jp

10.問い合わせ先

〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
公益財団法人 高輝度光科学研究センター 利用推進部
TEL: 0791-58-0961 FAX: 0791-58-0965
e-mail:
sp8jasri@spring8.or.jp(全般的な事柄)
uoffice@spring8.or.jp(来所に関するご質問)

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